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D.C.5 ~ダ・カーポ5~ プレイ感想その②

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八坂可子、常坂雪那ルートクリア。

以下、ネタバレありの感想です。




■八坂可子
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D.C.シリーズの伝家の宝刀たる妹キャラ
訝しむとジト目になる真面目でしっかり者
「兄が好きだが素直になれない」という音夢の因子と
「家事万能」という姫乃の因子と
「胸が大きい」という二乃の因子を継承した
パーフェクトシスター。
これで由夢ちゃんのかったるい因子まで継承したら完璧だった。
歴代妹との差分点としては割と弄られ体質な所と
身内に対して割と容赦なく物を言う所ですね。
特に一家の衣食を支配してる彼女に対しては基本逆らえる人間はいない。

やたら態度が大きい姉と弄り倒してくるもう一人の姉的存在
天然でクールな同居人、お祭り好きな兄の行動に頭を悩ませながら
ツッコミを入れまくる一家の常識人ポジション。
しかし、CVが古賀葵さんで結構ロリ声なので
感情が高ぶった時の声がヘブバンのおタマさんっぽく聞こえました。
いつ汚い叫び声をあげるんじゃないかと冷や冷やしましたよ。


■八坂可子ルート
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白河家ルートとは真逆の「文化祭ルート」
幽霊部員だった主人公が天文部としてきちんと活動しつつ
交流を深めていくという内容でしたが、
文化祭までの話は杉並の出番が多く、
とにかく杉並とのやり取り面白かったですね。
あの男、シリーズが進むにつれて
高笑いのバリエーションが増えて行っておる…

歴代シリーズ恒例の「兄と妹の壁」というものに関しては
特になかったように感じます。
(そもそも従兄妹でも義兄妹でもないですから)
むしろ「姉の許嫁を寝取ること」に関しての
葛藤の方が大きかったんじゃないかなと思います。
姉妹で男の取り合いとかヘタすれば
割とドロドロしそうな恋愛だったんですが、
まったくそうはならなかったあたりは、
愛乃亜の器の大きさを感じましたね。

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D.C.4.F.Dで登場した時はメスガキ的な
キャラだったのに実際蓋を開けてみれば
口は悪いけど他人を思いやることが出来て
察しも良くて、きちんと人の心をくみ取って行動ができる
本当に良い子だと思いますね。
この作品を進めれば進めるほど愛乃亜の評価が変わっていきます。
お風呂で語り合うシーンとかは本当に
「お姉ちゃん」してて最高でした。

家族を大事にしてる可子だからこそどんどん
家族がいなくなっていく終盤の展開はきつかったのですが、
だからこそ彼女が一歩前に成長できたと思いますね。
姉が天才すぎるだけで、普通に魔法使いとしては
優秀な部類だと思うんですよね。




■常坂雪那
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D.C.シリーズ伝統の甘やかしお姉ちゃんの系譜
歴代姉と比べると「悪戯好き」という点が異なり、
ことあるごとに弟や妹を弄り倒してくる困ったお姉ちゃん。
素直になれない許嫁やその妹と違って
恋人になった後の反応が一番積極的だったのも雪那でした。
他のヒロインが中々超えられなかった壁をあっさり飛び越えて
速攻でバカップル化してましたね。
(まぁ時間が残されて無かったから刹那で動いたんでしょうけど)

ただでさえ糖度が高いお姉ちゃんが
恋人になると更に糖度を高めてくるので
砂糖を吐きながらプレイすることになります。
お隣のお姉さんにいつの間にかダメ人間にされていた件。
石見舞菜香さんの声は妹系か儚いヒロイン系の印象が
強かったですけどお姉ちゃんキャラも良かったです。


■常坂雪那ルート
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「姉キャラの話は重い」という伝統まで継承してしまった結果
終盤はかなり切ない内容になっていました。
「日記とか絶対泣くやつだろ」って身構えていましたが
やっぱり泣くことになりました。
序盤は生徒会に協力しつつ雪姉がやりたいことを
叶える平和な内容だったのですが、もうあの頃から
「生き急いでる」感は出てて
その後の展開を予感させられるものになっていました。

「6年前の真実」「愛乃亜が裏で何をしていたのか?」
って部分が明らかになるので
可子ルートの後にプレイしたほうがいいですね。
先に知ってしまうと「幸せな可子ルートの裏で雪姉は…」
ってなりますからね。
でもあっちは黒無を撃破できたから解決したってことになるのかな?

最終的に時遡の魔法の力で全て取り戻してハッピーエンドに終わるんですが、
"あの世界線"の創眞と雪姉に関しては消滅したことになって
だからこそ最後に愛乃亜は「さようなら」って言ってたんでしょうね。
あくまで主人公の主観で見ればハッピーエンドですが、
そういう取り残した世界があったのだとするなら
微妙にビターエンドだったように感じます。

しかし、自分の寿命を削ってまで創眞を生かそうとした
献身を見た後だと、雪姉以外と結ばれることに対して罪悪感を感じますね。
他のヒロインとくっついても「創くんが幸せなら」って
身を引いてくれてるあたり、本当に聖人のような人ですよ。

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ところで…芙美乃ママとゆゆちゃんルートはないの!?
二人とも本当に良い子だから
攻略できないのは惜しいなぁって思いました。
D.C.4みたいにサブキャラも攻略できれば良かったのですが…
まぁD.C.ⅡやⅢみたいに移植版やFDで攻略対象に
なるってパターンもありますから、まだ希望はあります。



余談:
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なんか凄く見たことがある装置が登場したのはテンション上がりました。
微妙にデザインが違うのはやはり技術力の差を示しているのかな?
D.C.5の世界はD.C.4の世界と比べて技術レベルが
近代ではないことが仄めかされていますからね。

例としては…
・教室の机が木造
・携帯電話やスマートフォンなどのデバイスが登場せず
 風見鶏のようにその学校特有の特別な機器を使っている
・ボーリング施設の内装やゲームが古い
・テレビゲームをやる描写が無くレトロゲームをやる
・テレビの型がすごく古い
・島内にテーマパークが存在せずレジャー施設も充実していない


D.C.4はかなり近代に近い技術レベルでしたから
もしかしたらD.C.5は「D.C.4の過去の時系列の話」なのかもしれません。
雪姉の子孫が一登やニ乃だったりするのかな?

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「実は人外だった」系のヒロインは今作はいなさそうですね。
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コメント
No title
遅ればせながら、やっと灯莉、可子、雪那ルートクリア。

時系列については序盤や雪那ルートでも1960年と言っているので、4より過去でしょうね。
(そうなると現時点でも創眞について割と察せれる所がありますし、未羽アフターのあの機械や天文部関係の話も今回深堀り…というよりすでに5でやることが決まってたんでしょうね)

もうすでにせーにんさんはクリアされてい居るので答えを知っているかもしれませんが、現時点で可子についても二乃ルートで触れられていた二乃の修行先の師匠ではないかと予想しています。
2023/02/13(月) 13:17 | URL | Prime #-[ コメントの編集]
Re: No title
>Prime さん
コメントどーも

> 時系列については序盤や雪那ルートでも1960年と言っているので、4より過去でしょうね。
> (そうなると現時点でも創眞について割と察せれる所がありますし、未羽アフターのあの機械や天文部関係の話も今回深堀り…というよりすでに5でやることが決まってたんでしょうね)

思えば時系列については体験版の時点で気付けたはずなんですけど、
D.C.4.F.Dに出てきた愛乃亜の存在がジャミングになってて
別世界線の話だと予想しちゃったんですよね。

> もうすでにせーにんさんはクリアされてい居るので答えを知っているかもしれませんが、現時点で可子についても二乃ルートで触れられていた二乃の修行先の師匠ではないかと予想しています。

確かにそれは自分も思いましたね。
そもそも血縁的には八坂の魔法を使えてもおかしくないですし
2023/02/13(月) 19:27 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
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