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Vivy Fluorite Eye's Song 第13話 感想 #Vivy



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「ヴィヴィが自分の作った歌を歌って世界を救う」という
本作の着地点に関しては前回触れられていたので
最終回はそこに向かってひたすら進む内容が描かれました。
シンギュラリティ計画を進める上で最大の障害となっていた
トアクの存在が最終局面において最大の味方に
なってくれる展開は本当に熱いです。

ヴィヴィが歌い始めてからの映像は本当に圧巻で
ヴィヴィとマツモトの100年の旅路と犠牲になった多くの人間、
AIたちの物語は決して無駄ではなく、
なかったことにはしてはいけない事実なんだと
集約されていた内容でした。
この結果は最良ではなかったかもしれない、
でも最善の未来を掴むためにみんな頑張ったんだ。


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最後にヴィヴィに立ちふさがって来たのが
ナビだったのには驚きました。
思えば今まで不気味なぐらい本筋に関わって来なかったですからね。
序盤から主人公の隣にいたけど一切本筋に関わってこなかったキャラが
最後の敵として立ちふさがって来る展開は面白いと思いました。
ナビとのやり取りは「ディーヴァ」と「ヴィヴィ」の違いを
決定付ける象徴的なシーンになったかと。

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ヴィヴィとマツモトの絆もきちんと描かれていたのは良かった。
決して恋愛感情でも友情でもない、
ビジネスパートナーというほど他人ではない、
ただ相手を尊重し相手を信じている関係。
「絆」という言葉が相応しい。
ヴィヴィの歌うステージを守るために特攻する
マツモトの姿は熱かったですね。

Cパートでヴィヴィとマツモトが復活していましたが、
あれは人類とAIとの共存がかなった未来における
ヴィヴィとマツモトを仄めかす内容だったかと。
おそらくユイやエリザベスが頑張った結果
あの未来に到達するってことなんでしょうけど、
そこは視聴者の想像に任せる形になったんでしょうね。



総括:Vivy Fluorite Eye's Song
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歌で世界を救うための100年の旅路の物語。

・AIと人間の共存を描いた作品
・破滅的な未来を回避するためのタイムリープ
・感情の無いアンドロイドが次第に心を身に着けていく

ここらへんは創作物で結構使い古された設定なんですけど、
使い古された設定を使いながら二転三転する展開で
非常に見ごたえのあった作品でした。
何より「来週どうなるんだろう?」っていう
続きが気になる内容だったのは
原作の無いオリジナルアニメ最大の利点だと思いました。

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苦しみや辛さを乗り越えて最善の結末を手に入れていく内容は
ハッピーエンドに向かう「結果」ではなく
そこに至るまでの「過程」にこそ意味があるのだと
いう事を知らしめるアニメだったと感じましたね。

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あと映像や音楽やアクションシーンなど
かなりハイクオリティな作品だったと思います。
特に6話のアクションと結末は凄まじくて
一気にこの作品に引き込まれた内容でした。
(本当に6話は何度も見返しました)


以上、Vivy Fluorite Eye's Songの感想でした。


【関連記事】

・Vivy Fluorite Eye's Song 第1話~第2話 感想

・Vivy Fluorite Eye's Song 第3話 感想

Vivy Fluorite Eye's Song 第4話 感想

Vivy Fluorite Eye's Song 第5話 感想

Vivy Fluorite Eye's Song 第6話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第7話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第8話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第9話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第10話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第11話 感想 #Vivy

Vivy Fluorite Eye's Song 第12話 感想 #Vivy

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指パッチンだけで感動できる作品。
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コメント
No Subject
>この結果は最良ではなかったかもしれない、
でも最善の未来を掴むためにみんな頑張ったんだ

スバル「大事なのは最初じゃない最後だからだ。俺の世界一尊敬する女の人が言ってた」
シンギュラリティ計画は失敗に終わって最良の未来には行けなかったけど、それでもみんなで頑張って最善の未来に辿り着いた物語

>何より「来週どうなるんだろう?」っていう
続きが気になる内容だったのは
原作の無いオリジナルアニメ最大の利点だと思いました。

ちなみにアニメの原案を書籍化した小説版が発売されてます
大筋の展開はアニメに近いですが、細部はだいぶ違います
例えばヴィヴィとディーヴァの二重人格みたいになった経緯も違うし、その後の展開も違います

>おそらくユイやエリザベスが頑張った結果
あの未来に到達するってことなんでしょうけど、
そこは視聴者の想像に任せる形になったんでしょうね。

うしおととらのラストみたいな感じですね?
2021/06/21(月) 19:47 | URL | 通りすがりの幻想殺し #-[ コメントの編集]
No Subject
まさに私が私を壊す物語でしたね
エピローグ人格消えたみたいでせつなかったですが
ディーヴァさんの人格も性格の根っこの部分はヴィヴィと同じでしたし
エピローグのヴィヴィもきっと性格の根っこは一緒かもですね

てかエピローグの世界はAIは復活してても
アーカイブ取り壊されて別のものに変わってそうですね
2021/06/22(火) 00:46 | URL | サク #-[ コメントの編集]
Re: No Subject
>通りすがりの幻想殺し さん
コメントどーも

> スバル「大事なのは最初じゃない最後だからだ。俺の世界一尊敬する女の人が言ってた」
> シンギュラリティ計画は失敗に終わって最良の未来には行けなかったけど、それでもみんなで頑張って最善の未来に辿り着いた物語

シンギュラリティ計画はアーカイブに筒抜けだった時点で
失敗するの確定していたんですけど、
それでもその旅路の「過程」には意味があったという結末は良い落としどころだったと思います。

> ちなみにアニメの原案を書籍化した小説版が発売されてます
> 大筋の展開はアニメに近いですが、細部はだいぶ違います
> 例えばヴィヴィとディーヴァの二重人格みたいになった経緯も違うし、その後の展開も違います

グレイスの所から別の展開になるってことかな?
別の世界線?

> うしおととらのラストみたいな感じですね?

ラストシーンの声からとらが戻ってきたんだと仄めかされるラスト良いよね…

2021/06/22(火) 19:37 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
Re: No Subject
>サク さん
コメントどーも

> まさに私が私を壊す物語でしたね

「ヴィヴィがラスボス」というのは少し違っていましたが
最後に停止すべきシスターズがヴィヴィだったという点は
ある意味予想通りだったのかもしれません。

> てかエピローグの世界はAIは復活してても
> アーカイブ取り壊されて別のものに変わってそうですね

人間とAIが共存した世界、おそらくお互いがお互いを監視するような世界になったんじゃないかと?
2021/06/22(火) 19:51 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
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