■真の最終回にして真の第1話
最後まで
"デッカーらしい"作品でしたね。
客演とか新フォームとかも無しに
本当にGUTS-SELECTだけで物語を終わらせて彼方の未来に進んだ。
って感じが素晴らしかったです。
最近の劇場版ウルトラマンといえば一つ前の作品のキャラとの
共闘がメインになっているけど、
デッカーに関してはトリガーとの共闘は本編でやりつくしたので
今回みたいな
「デッカー単体での劇場版」が出来たんだと思います。
だらかこそ最後の最後まで"ウルトラマンデッカーらしい作品"に仕上がっていました。
同時にここからが本当のスタートラインで、
初期フォームだけで敵に勝ったあたりも
「この作品が本当の1話」って思える要素でした。
■僕らの絆は時を超えて彼方へ本編の1年後という事で成長したカナタたちの様子が描かれるのですが
本編でカナタが迷った時にリュウモンたちが助けてくれたように
今回はカナタがリュウモンとイチカを支える展開は熱かったです。
ここまで歩んできた3人の絆っていうのが確かに感じられた内容でしたね。
あと、本当に本作の人間たちは最後まで強かったですね。
本作は終盤までタイトルになっている主役ウルトラマンが不在だったのですが
「ウルトラマンになれなくても地球を守るために戦う」っていうのは
「ウルトラマンがいなくなったら誰が地球を守るのか?」っていうウルトラシリーズが抱える課題へのアンサーだったと感じます。
ナースデッセイ号もガッツファルコンもテラフェイザーも
最後の最後まで活躍するあたりとか最高でした。
■ルトラマンディナス新キャラのウルトラマンディナスに関しては
本人の基本スペックや戦闘能力はさほど高くないけど
ディメンションカードを駆使して戦うあたりが面白かったです。
イメージとしては仮面ライダー剣のラウズカードみたいな
感じがしましたね(複数のカードを同時発動させてたあたりとか)
ただ本人が戦闘向きの性格をしていないこともあって
作中では力負けするシーンが多かったです。
■受け継がれた光
テレビシリーズで結局謎だった
「デッカーはどうして誕生したのか?」っていう部分も判明しました。
本当にダイナ由来の力が発端という
ド直球な回答が返って来るとはね…
ダイナに似ている理由も
「ダイナから与えられた力が元だから」っていうことで説明つくと思います。
ここら辺、ティガに似てるけど単なるそっくりさんだったトリガーとは
逆になっていたんじゃないかなって感じますね。
ただアスカがいろんなところで素質ある子にウルトラマンの力分け与えてる
と聞いたらジャグラーさん更に曇りそう。
やってることO-50の輪っかみたいなものですからね。
■旅立ちの彼方へ最後はカナタもアスカと同じようにまだ見ぬ誰かを守るために
宇宙へと旅立つという結末になりましたが、
仲間と共に旅立つのがカナタらしいなと思いました。
正直映画のタイトルを見たときに
「カナタも旅立つんだろうな…」
って予想はしていたのですが、
「ウルトラマン」としてではなく
「人間」として旅立つあたりが本当に
ウルトラマンデッカーは
"人間の物語"だったんだと
実感させられて良かったです。
サプライズで
次回作の情報がお出しされましたが、
ニュージェネガイアっていうよりも
ネクサスやシンみたいなハードSFな作風になりそうですね。

輝け、デッカー!
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