考えるな…感じろ。
歌で街を救うんだよ!!っ的な展開が描かれた最終回。
唐突に出て来た設定じゃなくて
ちゃんと作中でそのこと言われ続けて来たから
あんまり唐突な「急に歌うよ」じゃなかったのは良かったんですが…

ついぞさっきまで応援するポジションだった8人が
ヨハネちゃんと一緒に歌い出した時は
正直
「おまらも歌うんかい!!!」ってなりました。
ここに関してはヨハネ一人で歌うけど何とかならなくて
それでみんなも一緒に歌うーみたいな展開にした方が
良かったんじゃないかな?って思います。

あと途中で精神世界みたいなところでヨハネがまーた
「やっぱり私には…」ってネガティブ状態になった時は
「またかい!」って思いました。
もうネガティブ展開は前回で終わったものと思ってましたよ。
そりゃGNライラプスも心配で駆けつけるよ…
覚醒イベントを経てもメンタルが安定しないのは
割とよくあることなんですけど。

結局のところ街を歌で救ってハッピーエンドだったわけですが、
歌で学校を救えなかった原典とは逆で
今度は救うことが出来たんですよね。
3年が卒業してそれぞれの道に進んだのに対し
こちらはヨハネがみんなと一緒にいることを選択をした点も逆で、
「有名になりたいから、何かを成したいから歌うよりも
自分が歌いたいから歌う」って答えに関しても
ラブライブに優勝して廃校を阻止しようとしていた
ラブライブ!サンシャイン!!に対する
アンチテーゼだったんじゃないかなって感じます。
本当に-SUNSHINE in the MIRROR-な結末でした。
総括:幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-
異世界ラブライブ。主人公のヨハネ(津島善子)とした
新たなラブライブシリーズだったんですけど、
色んな所でこれまでと逆(鏡)になってたように感じました。
目的があって歌を歌っていたスクールアイドルとは異なり
「目的を見つけるまでの物語」だったのが本作で、
一度夢を諦めて出戻りした主人公ヨハネが成長して
それを見つけるまでの物語が描かれました。

ある程度いろんなスクールアイドルにスポットを当てる
これまでのラブライブシリーズに対して、
今作では
ヨハネとライラプスにまつわる話が
多かった点も大きく異なっていました。
(そのおかげで明らかに掘り下げ足りてねぇな…
って思うキャラがちらほらいましたけど)

キャラクターに関しても結構性格が違うキャラも多くて
特にマリーに関しては原典とは姿だけ似てる
ほとんど別人みたいなキャラ付けされていました。
そのおかげか彼女とその相方のリコちゃんだけは
妙に出番も活躍も多かったですね。
最後に
「シャイニー」言ってくれたのはファンサービスでしょう。

そんな感じで原典との違いには楽しめたのですが、
一方でなんか全体的に説明不足な点があって
ちょっとモヤっとしてしまう部分もあったんですよね。
ルビィちゃんの設定とか結局説明されず終わったんですが…あれは視聴者の考察や想像に委ねていたのかな?
もしかしたら別媒体で説明があるのかもしれません。
ラブライブシリーズって割とメディアミックスによって
設定が異なっていたりしますから。

一番好きだったキャラは…
光の幼馴染ことハナマルちゃんですね。
原典の花丸はどちらかというとズレたド天然キャラで
やたら善子に厳しいツッコミを担当してる印象あったんですけど、
今作では完全にヨハネに対して優しい光の幼馴染でした。
なんだかんだで、サンシャインのキャラのアニメを
もう一度見れて嬉しかったって感情が一番ですね。
以上、幻日のヨハネの感想でした。

嫌いだった故郷が好きになるでの物語。
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