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Myself;Yourself それぞれのfinale クリア感想

"僕"と"私"の想い。
それぞれのストーリー
ついにフィナーレへ


ようやくクリア

マイセルフ; ユアセルフ それぞれのフィナーレ(通常版)マイセルフ; ユアセルフ それぞれのフィナーレ(通常版)
(2009/05/28)
PlayStation2

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以下ネタバレあり
総プレイ時間14時間くらいでオールコンプできました。
それでは各シナリオの感想(クリア順)


・雛子&柚希編

孤独な優等生たち

アフターではなく本編の設定を再利用したアナザーストーリー
過去の卒業生の残した映画を見て影響された雛子が映画撮影をしようとするお話
映画撮影って言うとメモオフ5を思い出してしまいますが
こちらは最年少と最年長ヒロイン、雛子と柚希の『優等生ゆえの孤独』
っていう部分にスポットが当てられたお話でした。
最後の映画はやっぱりツッコミどころが満載でしたが
まぁ素人が作る映画ですからそこはご愛嬌を
てか3年(麻緒衣ちゃん)普通に混じるなよ…っと気にしたら負け
しかし立ち絵はないものの豊田くんや田中さんのキャラは良かったと思います。
そういえば雛子の声は村田さんの引退で新名さん
(メモオフ6のりりすさんの声)に変わっていましたが
あまり違和感はなかったと思います。


・朱里&麻緒衣編

すれ違う気持ち。届けたい想い

こちらもアフターではなくアナザーストーリー
ぶっちゃけ言うと"女の子同士の友情物語"だったわけで
喧嘩した朱里と麻緒衣がいろいろ遠回りして仲直りしたっていうお話でした。
新キャラの双子が出てきたんですが姉の方はややヤンデレ入ってます
おとなしい顔してあの脅迫文は半端ないって…
弟の方は最初からヘタレだと分かってましたけど(酷

しかし兄弟のカッコいい場面を見れたことは収穫かな
やっぱり一人称が"僕"だと弱々しいイメージがあるんですが
ストーカー(仮)さんを追い払った時の兄弟はカッコ良かった
(そういえばメモオフの健ちゃんも一人称が"僕"だけどキレると怖いという一面がありましたからね)
あと終盤で思わず咲良ちゃんをオトしてしまった兄弟には
「流石フラグ一級建築士」というコメントを送らざる負えない
それにしても菜々香さんは素晴らしいまでの空気だった。流石エアヒロイン


・あさみフィナーレ 

共に歩んでいきたい未来

一言で言うと『修輔と星野さんが夢に向かって受験勉強を頑張るお話』
夢や目標がなかった主人公がファンディスクでそれを見つけるってパターンは
それからアゲインの一蹴くんを思い出します。偶然か進む道も同じだし

アニメや前作で見せた『病んでる星野さん』
序盤に回想シーンがあったくらいで本編ではほとんどありませんでした。
病んでない星野さんなんて星野さんじゃない!
まぁどっかのメーカーも『ファンディスクに鬱は無し』って言ってましたしね
やーでもあさみの両親が修輔に「あさみと別れてくれ」と言った時は
「ドロドロ展開ktkr」と狂喜乱舞しそうだった俺がいる
しかし菜々香の空気っぷりはここに極まりましたね
修輔サイドだと登場したのはあさみの誕生日の時くらいでしたから(苦)


・菜々香フィナーレ

見つめなおした、本当の気持ち

な、なんだこの「きれいな菜々香さん」は…
今の君の笑顔はまぶしすぎて直視できない
他シナリオでの空気キャラ&クールっぷりはどこへ消えてしまったというんだ
「人はいつだって変わることができるんだ」というOPの言葉も
この菜々香さんの姿を見ると凄く納得できます

話の方はあさみフィナーレの修輔と同様に
兄弟が夢や目標に向かって歩いて行くという内容でした
同時に菜々香のヴァイオリンの夢の結末も描かれ
あのタスケテポストも終盤で意外な活躍を見せる
なんだかんだで全員が和解してみんなが一番仲良くなったのは
このシナリオだけだったので、一番のハッピーエンドに思えました。




総括:

終わってみて『いやー面白かったよぉ~』と大喜びしたり、
『マジで泣けたよ~』と大泣きするような作品ではなかったですね。
それは胸の奥深く、静かに降りしきる露雨のような感動を覚える作品

アニメ版ではやたら王道ラブコメって言っておいて
出てきたのはトンデモ魔球というオチだったマイユアですが
ゲーム版2作では扱ってるテーマが「成長」「夢」「友情」
なんもんだからもう、呆れるというか、感心するというか…
当初の『王道部分』をきちんと描けたと思います。

本作では誰もが必ずと言って直面するであろう
進路の話がメインで扱われていました。
「人は失敗を繰り返して成長していく」というけれど、
その失敗を乗り越えられなかったら、人は挫折し。
最悪の場合、性格を歪めるトラウマにもなりうるかも知れない。
だから人は甘えて、逃げて、誤魔化して、嘘をついて、目をそらして自分を守ろうとする
それを"弱い"と罵るか"仕方ない"と許すかは個々の判断に任せよう。

だがそんな自分の"弱さ"を許してくれる相手が、
同じ不完全な弱い人間の中にしかいないってのは皮肉ですね

「人は一人では生きていけない」

という言葉は決して綺麗事なのではなく、
人間が生まれ持った本能なのかもしれない。
どんなに理屈をこねても辿り着く結論は同じです
人は"寂しい"という感情には耐えられないんだ…


気付けばものすごく真面目な文章になってしまったから気分を変えます
これ以上続けると俺自身が鬱になりそうなんで(苦)

とりあえずOP曲の「蒼黒のスピカ」は素晴らしかったです
マイユアはアニメ、ゲーム共にOP曲の良さはブレがなかったと思います

何気に前作ではあんまり意味のなかった
『Myself;Yourself』
という本作のタイトルも本編中に説明があり、納得のいく形で上手く使われてましたし
ファンディスク(スピンオフ)としてはなかなかな出来だったと思います。
全体的に最近のゲームにしてはシナリオがちと短いと思いましたが
働いてる身としては助かりました。

結局アニメ版OPであったバンドシーンはどこに行ったと思いましたが
あくまで「あのOPはパラレルワールド」として割り切ったほうがよさそうです
とりあえずMyself;Yourselfに関してはこれにて完結

ありがとうマイユア。
アディオス!


aisiafc2.jpg

私らしく、あなたらしく
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