個別感想:
開始直後
・メモリーズオフ ゆびきりの記憶 感想その1リサ、詩名、織姫ルートクリア
・メモリーズオフ ゆびきりの記憶 感想その2織姫ルート補足
・メモリーズオフ ゆびきりの記憶 感想その3霞、ちなつルートクリア
・メモリーズオフ ゆびきりの記憶 感想その4感想:
キャラデザ変わったり、箱限定発売だったり
いろいろと不安要素があったんですが
なんだかんだで
「ちゃんとメモオフしてた」という印象ですね。
時代も進み、様々な部分が変化していっていますが
"修羅場""過去との決別"そして"止まない雨"
メモオフ三大テーマとも呼べる部分に関してはちゃんと描かれていて良かったです。
路線的にはバイト+学校生活なので「2nd」や「それから」みたいな感じでした。
ただちょっとちなつのアレとか"やりすぎた感"があったが、
個人的には
これぐらいはっちゃけてもらったほうが面白いと思った。
むしろ6は大人しすぎたからこれぐらいで丁度いい
あと5から導入されてる「ヒロイン視点」の使い方は
過去のシリーズのそれより上手かった気がします。
キャラクターに関しては最初みた時は微妙に感じましたが、
やってみたら
外れ無しでした。これはそれから以来の快挙
今回のヒロインは順位をつけるのが難しい
またサブキャラも非常にいい味出していたと思う。
それではキャラクターの感想です。
鋼の理性を持つ男
主人公(CV:岡本信彦)
事故により10年前以前の記憶を失っている。
今まで「過去」に大きく狂わされた主人公はいたが
こいつはその中でも群を抜いて酷いことになっていた。
主人公の抱える「秘密」こそが本作のストーリーにおける
重要な役割を果たしたのは「それから」以来か。
彼の
"正体"と
"10年前の真実"に関しては是非ともプレイして確かめてください。
事あるごとにゆびきりの約束をする
「ゆびきり魔人」という癖以外はこれと言った特徴は無いかと思えるが
ちゃんとここぞというところでは男らしさを発揮するのがカッコいい。
浮気に関してもちなつが一方的に嫁宣言しているだけなので
むしろ被害者のような気がするが、
詩名ルートでは見事なヘタレっぷりを見せてくれて逆に安心した。
やはりメモオフの主人公たるものヘタレであるべきだ(ォィ
ヒロイン視点だと立ち絵が出てくるんですが
見事な
イケメンっぷりです。
約束のゆびきり
天川ちなつ (CV:鹿野優以 )主人公のいとこで幼なじみ。自ら主人公の嫁を自称しており、
最初から好感度MAXなヒロイン。
メモオフシリーズではこの手のヒロインがなかなか多い
"メモオフの尽くしてあげちゃう系ヒロインは怒らせるととんでもないという伝統があるのだが。ちなつ…いや"ちなつさん"は
過去のシリーズのそれをはるかに超えたぶちキレっぷりを発揮してくださいます。
姫ちゃんルートで浮気した主人公に怒りを露わにしたのもそうだが、
やはり一番衝撃的だったのはあの
"スコップ"だろう…
あの時ばかりは流石の俺も震える小鹿のように小さな悲鳴を上げるしかなかった
「ちなつはなおくんの嫁なのです」その言葉の裏に隠された
彼女の憎愛を知った時、かなりヤバい女だと思った。
個別の感想でも述べたように、この子は
歴代屈指の病んでるヒロインだったな。
とりあえず洗脳教育っておそろしいってことで。
永遠のゆびきり
南雲霞(CV:小林ゆう)突如主人公の家に転がり込んできて、同居することとなった家出少女。
クールで頭の回転が速く、他人を翻弄するかのような言動を取る。
おそらく初見と終わった後の評価が最も変化したヒロイン。
最初はあまりに非常識な振る舞いに
「こいつは外れだな」って思っていましたが…
ルートにたどり着いた瞬間
「霞ちゃんマジ天使」になってたからな。
ガチで萌え殺されるかと思ったよ俺も主人公も
彼女の"秘密"を知った今となっては前半の非常識な振る舞いも
完全オールオッケーで許せてしまいます。
『ツンデレ』と言えば『最初はツンツンしているけど、付き合い始めるとデレデレするキャラ』のことでありますが、
まさか
自分自身ツンからデレに代わるとは思わなかったよ。霞もツンデレだが俺もツンデレ。今夜は俺とおまえでダブルツンデレだ!
秘密を知りながら主人公を守る様は「それから」のいのりさんっぽく
忘れられた幼馴染っていう部分は「想君」の沙子さんに通じる
でもって二面性のある性格は鷹乃や雅に似てると思った。
再会のゆびきり
リサ・ケイシー・フォスター(CV:酒井香奈子)主人公のバイト先となる“風流庵”でアルバイトをしている留学生
日本文化に興味を持ち、天真爛漫でいつも笑顔な外国の少女。
良くも悪くも空気を読まず炸裂する彼女の
「江戸トーク」と
「微妙に間違っていることわざ」は
風流庵の名物の一つ。日本を勘違いしている外人キャラが多い中で
日本文化をちゃんと勉強した上の日本好きってのが好感持てる。
それでも
「勘違いキャラ」に見えるのは半分以上が店長代理のせいだと思う
なお彼女は浜咲学園の留学生らしく制服姿も見れます。
浜咲の生徒が登場したのは「それから」以来か…(ユア除けば)
リサのルートは本作でも
一番爽やかでアットホームなお話だったな。
主人公がちゃんとちなつとの決着をつけたのも良かった。
ハッピーエンドとグッドエンドがあるんですが
個人的には
「例え離れ離れになってもいつかきっとまた出会える」そんな希望を抱きながら終わるグッドエンドの方が好きかな。
(むしろ弟が生まれた直後なのにすぐさま日本に戻る
ハッピーエンドはちょっとオイオイって思えるし)
禁断のゆびきり
星月織姫(CV:野中藍 )主人公の担任教師(性格には臨時教師)。
とても24歳とは思えない外見で(私服を着るとまんま中学生)
生徒から付けられたあだ名は
「姫ちゃん先生」なんだかんだで一番可愛かったヒロイン
合法ロリスバラシイデスネ。何気に1stの舞台である澄空学園の卒業生で信の一つ上の先輩。
「レッツゴー☆ペタペタ」というアニメのファンで
最終的にクラス全員に趣味がバレてたのは笑った。
なおこの「レッツゴー☆ペタペタ」のキャラクターは
何故か今作のヒロインたちをやたら魅了し、
ただのマスコットかと思いきや意外な『伏線』となっていたりと大活躍する
その裏で意外と良識的な大人としての一面も持っており
無実の罪に問われていた関口と主人公を庇ったシーンはカッコ良かったぜ。
そんな姫ちゃんシナリオなんですが…
とりあえず
遊園地で萌えて、終盤で震えろ!話としては『禁断の恋』がテーマでしょうかね?
なんとなくマイユア(Myself;Yourself)のコンソメ先生思い出したけど
あれよりも生徒との恋を拒絶する理由はわかる気がする。
EDはハッピー、グッド、ノーマル、バッド1、バッド2の5種類で
過去最多のED数を誇っていた。
とりあえずグッドとバッド2の条件が非常に厳しいと思った。
勇気のゆびきり
鼓堂詩名(CV:早見沙織)主人公とは中学のころからの知り合いで親しい後輩。
明るく喜怒哀楽が豊かなユニークな性格で
主人公とのどつき漫才(というより容赦ないやり取り)は最高。
ある意味本妻(ちなつ)より相性がいいとさえ感じてしまう。
シリーズ的には巴(2nd)や那由多(想君)に通じるキャラかな。
だが
料理の腕はハッキリ言って壊滅的食べた主人公の身体と精神に大きなダメージを与えた。
それでいて恋愛事には非常に不器用な乙女
詩名ルートの
「じれったさ」の要因は
主人公の勘違いだけじゃなく彼女の性格もあってのことだと思う。
そんな"噛み合わない歯車"にもやもやしたいという方には
詩名ルートをおススメします。
個人的に詩名ルートは
風流庵の愉快な仲間たちの絆を見れただけでも満足だった。
こんな職場だったらどんなに忙しくても働きたいものである
<サブキャラクター>
佐賀亨前作から引き続き登場したサブキャラクター
大学受験に失敗したらしく現在予備校に通いながら風流庵でバイトしている。
中退しなかっただけまだマシだが
確実に
「二代目・稲穂信」の称号を手に入れつつある男
むしろ「店長代理」という肩書を手に入れてしまった信は
今後自由に行動できないと思うので以降のシリーズでは
こいつがアドバイザーとして君臨する日も近い?
基本的には
ミスター貧乏くじ。
彼がまともな事を言った瞬間雨が降るとまで言われており
大半のギャグは彼でオチる。
それでいて時より見せる男気はやっぱりカッコよく
個人的に
詩名ルートの影の主役は亨だと思っている。
今回、続編で
主人公の幼馴染という設定が追加されるという
珍しいポジションにいたが、あまり生かせなかった気がする。
せいぜいタイムマシンのネタフリくらいか
なおバッドエンド1と3はほぼ
『亨エンド』と言ってもいい内容となっており
方や同棲、方や遊園地でデートまでしてしまう。アッー!
・汐鐘京子主人公のアルバイト先"風流庵"の厨房スタッフリーダー。
通称「お涼さん」
信をはじめとする風流庵スタッフの暴走を止める最終信号であり
ところ構わず炸裂する彼女の『説教』もまた風流庵の名物の一つ。主人公のことをずっと新人1号と呼び続けていたが。
バッドエンド4では名字に昇格していた。
もしかしてお涼さんエンド?
・山岸いずみ 風流庵の常連客で織姫編の重要キャラ
人のよさそうな顔と雰囲気を持つが…
とりあえず
"人は見た目で判断してはいけない"ということを
これでもかっていうくらい教えてくれた。
・稲穂 信シリーズ恒例のサブキャラクターにしてメモリーズオフの裏の顔
信の変化を見るためだけに購入するファンも少なくないだろう。
相変わらず胡散臭い奴だが、今回キャラデザの変更により第4形態へと進化する
今回でついに
店長代理という肩書を得てしまった。
「自由人」稲穂信もついに年貢の納め時か?
しかし正社員でもないのに店長代理か…
ルサックの人材不足も相当深刻なんだなと常々思った
それでも稲穂信は稲穂信だった。
シリーズを重ねるにつれ出番が少なくなり
主人公との関わりが薄くなっていきましたが、
今回はバイトの上司ということで人生の先輩として悩める少年を導いた。
とりあえず物語終盤に差し掛かって来ると信がお説教して主人公を導く
というのはもはや
メモオフシリーズの恒例行事である。
感想でも書いたけどこいつはもはや悪友っていうより
主人公を見守る師匠か兄貴分的な存在になりつつあるな。
ことあるごとに「止まない雨」をネタに出してくるあたり
彼自身の雨はまだ上がっていないみたいですね。
こんなところでしょうかね。
その他、今回の陰の功労者とも呼べるちなつの父「天川龍三」や
宇和島真紅にも匹敵する最低親父「南雲孝明」
思い出を想い出に変えたリサの父「マーティー・ケイシー・フォスター」
など登場し、今回はやたら
"父親"キャラが多かった気がします。
総括:
いろいろ言いましたが
今回のメモオフは楽しかった。やたら修羅場多かったりぶっ飛んでたりしたんですが
やっぱり胃をキリキリさせながらプレイするのがメモオフの醍醐味だと思う(ォィ
シリーズ10周年の節目で再びここまでハマることになるとはな…
やはり俺にとってメモオフは
『宿命』だ。
あとは音楽ですかね…相変わらず全体的にBGMのレベルは高く
ボーカル曲ではセカンドOPの
「sincerely」がお気に入り
メモオフのOPとしてはかなり明るい印象を受ける「小指のパラドックス 」
とは対照的で暗くシリアスな雰囲気は終盤のストーリーとマッチしていました。
操作性に関しては問題なし…っと思いきや
各ヒロインのルートへの
ショートカット機能を付けてほしかったかな。
今回EDがやたら多いし。
では最後はやはりこの台詞で締めくくりたいと思います
メモオフーーーー!愛してるーー!!以上、メモオフゆびきり感想でした。

自分にとってはメモオフこそが本当の「かけがえのない想い出」
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霞良すぎますよね、キスするとこの霞が一番好きです
コメントどーも
> 完クリおめでとうございます
> 霞良すぎますよね、キスするとこの霞が一番好きです
思えばカスミンは一番所見との評価が変わったヒロインだった
> 織姫のノーマルに行かない orz
織姫のノーマルは織姫、ちなつの好感度が低いと行けますよ
織姫のノーマル頑張ってみます
基本的に大輔は善意100%で行動してるにもかかわらず
何故か不幸になってしまっている典型例だよな
最初はおそらくそう思っていたんでしょうね。
「なおくん」を永遠に束縛することが彼に対する復讐にもなってただろうし
でも最終的にはいい方向になったと思う。
しかしそう考えるとちなつ、霞以外のEDは
大輔にとってはバッドエンドに見えるな…
確かに私生活的には問題ないだろうけど
ちなつや霞、そしておじさんはずっと秘密を抱えたまま
生きていくことになるだろうから。
やっぱり大輔として生きることが正解だと思う。
> 性格的には大輔の方がいい
幼少時のクレイジーな伝説もかなりアレでしたが、
確かに大輔モードになってからは鋼の理性をもってたり
霞を護るためすべてを投げ出そうとしたりと
男度が跳ね上がりましたからね。
南雲父を倒しちまうあたりは凄く主人公してた
見ててイライラしてた
あの親父はたぶん2ndの南朱雀と並んで
メモオフ屈指の外道だと思った。
そういえば♯5のマヒローさんの親父も結構アレでしたからね
メモオフでは結構ありがちなのかもしれん。
逆に今回はいい父親(いい大人)もいたのでバランス取れてたかな。
特にちなつの親父さんは
今回の物語の発端を作った
陰の功労者ともいうべき存在だったと思う。
(まぁメインシナリオに入らないとまったく無意味になるがな)
まぁ確かにね…直樹のことも気にかけつつ
なんだかんだで婿候補が他の女とくっついて自然消滅したわけだから
ちなつにべったりだと思う
ちなつルートはあの『手のひら』がマジで怖かったです。
サブリミナル効果恐ろしい!