ゲーム版ではミルキィホームズの"結成"と"活躍"が描かれましたが、
小説版ではそこにいたるまでの話
(4人が一つのグループとしてまとまるまでの経緯)と
4人がそれぞれ抱える過去や探偵を目指そうとした理由が描かれました。
正直アニメ、ゲーム共にこういったバックボーンを描いた場面は無かったので
これを見て「ああなるほど」って思った部分があった。
時系列的には小説→ゲーム→アニメといった感じですね。
バースディ・プレゼント(コーデリア)
ミルキィホームズの
汚れお姉さん役であるコーデリアさんの過去話
彼女が異常なまでにシャロ達の事を気にかけるのは病弱な年下の妹がいたから。
そして探偵を目指そうとしたきっかけもその妹が探偵好きだったから。
という
泣かせる姉妹愛のお話。
要するにコーデリアさんはシスコ…げふんげふん
何気に女装した小林先生とこの時出くわしており、彼に助けられている。
これならゲーム版で彼女が異常なまでに小林に熱を上げていたのも納得できるような気も
しかし気になるのはマリー(コーデリアの妹)の安否だな
2歳年下ってことはシャロ達と同年代だけど、探偵学院にいないこと、
そして「半分だけ真実になる」という文章から察するに
既に
故人になっている気がするのだが…
パワー・オブ・フレンズ(エリー)
アニメ、ゲーム共に恥ずかしがり屋な性格だったエリーですが
こっちではむしろ対人恐怖症的な印象が強かった。
その理由は
過去に自分のトイズで他人を傷つけたことがあったから。
この手のキャラだとよくある設定ですよね…
この話はそんなエリーをコーデリアという友達を得て
他人に心を開くまでのお話。
ぶっちゃけ
『コーデリアさんによるエリー攻略』的なお話
スイート・コンビネーション(ネロ)
そういえばあんまり気にすることなかったけどゲーム版ネロの
クール(というより冷淡)な性格はトイズで他人の思考が
ある程度読めてしまうからなんだろうな。
(ダイレクトハックによって生体電流も読めてしまうため)
動物好きという面もクローズアップされ、
彼女がエリーと協力して一緒に動物虐待犯を捕まえるまでが今回のお話。
シークレット・メモリー(シャロ)
シャロの意外な過去が明らかに…なることはなく
4人がグループとしてやっていけたのはシャロがいたからということが明らかになったお話でした。
流石メインヒロインにしてリーダー格
でもって異常なまでに
カマボコにこだわる理由も明らかになったわけだが
あれで上手くいくあたり天然は最強だと今更ながら思った。
そういえばゲーム版の最初で屋上から落ちてきたシャロを
小林先生が受け止めるシーンがあったんだが、
あの時「軽い」と言ってたのは単にシャロの体重云々ではなく
トイズを使って自分を浮かせたからなんじゃないかと思った。
(真相はわからんがアニメ版のパワーを見る限りではあながち外れともいえん)
感想:
何故ゲーム本編で彼女たちのバックボーンについて
触れなかったのかようやくわかったよ…
どうせなら次はG4か怪盗帝国の結成秘話を描いた作品があればいいとおもった。
以上、ノベライズ版『探偵オペラ ミルキィホームズ~overture』の感想でした。
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