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ペルソナ4 the Animation -the Factor of Hope - 感想

希望の因子。
ということで劇場で真の完結篇を観てきました。

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以下、感想になります(ネタバレ注意)

総集編+新作カットといった感じでほぼ半分以上は総集編でした。
しかし各マヨナカテレビに関するそれぞれの感想や
久保シャドウ戦、生田目戦、足立戦は劇場という
スケールと音響のため非常に迫力ありました。

新作カットはアメノサギリ戦後の恥ずかしい勝利宣言や
完二が生命保険書まで持ち出した物体Xクリスマスエディション。
P4Gで追加されるであろう初詣や雪合戦、バレンタインイベントなどが
映りました。青春堪能しとるなこいつら…
しかしことあるごとに死食料理人としての腕を発揮する
雪子お嬢様には笑いをこらえるのが必死だった。
学習しようよ。ねぇ。そして千枝ちゃんもパンチが足りないとか言わない
おかげで陽介が尊い犠牲になってしまったよ…
さすが本作屈指の幸運値低いキャラ。

真の黒幕(イザナミ)との戦いは原作とはかなり異なっていて
あそこは原作プレイ者の方が驚いたと思います。
まさか主人公である"鳴上悠のシャドウ"が出てくるなんて…
確かにプレイヤーもひそかに思ったはずだ

"ずっとこの町にいればいいんじゃないか"とか
"一緒に戦った仲間と別れるのはつらい"とか
そんな思いを持っていたのが影の鳴上悠

仲間を失う現実から逃げ虚構の中で
延々と3月20日を繰り返す悪夢を見続ける。
繰り返しの中でだんだんやつれていく悠を見るのは正直つらかった。
仲間が影に飲み込まれるシーンは
あっさりだった原作と違ってすごく絶望感があった。
あと千枝ちゃんのふとももがまぶしかったぜ

そんな状況を打開してくれたのがマーガレットさんでした。
「悠、しっかりしなさい」と言わんばかりに
ビンタ(物理)をかましたと思ったら悠とのペルソナバトルが勃発。
本作屈指のチートペルソナ『ヨシツネ』を召喚したりして
隠しボスとしての実力を発揮するマーガレットに苦戦する悠だが
絆を築いた街のみんなの力を得て第12話を彷彿させる
ペルソナ連続召喚で切り抜ける。

その戦いで自分は一人ではないこと
例え離れ離れになっても繋いだ絆は途切れないこと。
そして仲間と離れ離れになることを恐れていた
影の自分を受け入れ、再びイザナミとの戦いに望む。

イザナミとの最終決戦では原作通り自らメガネを外し
真に築いた心の絆の力を集め『世界』のアルカナをつかさどる
『伊邪那岐大神』をペルソナ召喚
イザナミの「幾千の呪言」を「幾万の真言」で打ち払い
この事件を完全に終結させた。

仲間との別れのシーンはアニメ版とは違い
全員電車を追い返けていくものになり原作に近くなった。
(どうせならコミュを築いた人たちも
最後に出してほしかったが…まぁそれは過ぎた願いか)

エンドロールが流れ、クマのありがたいモノローグがあり
悠が仲間の写真を見るところで物語は完結…したのだが

なぜか戻るカレンダー

ざわめく劇場

そして表示される『劇場版ペルソナ3制作決定』の文字

そのあと劇場が一番盛り上がったのは言うまでもない…



…以上、ペルソナ4 the Animation完結編の内容でした。
イザナギとの対決は久保シャドウを思い出させるような
精神攻撃で原作プレイ済みの人ほど驚いたでろう。
劇場というスケールでこの作品を見れて本当に良かった。


真の総括:ペルソナ4 the Animation

最終回の感想時に「真の総括は真の最終回を見た後に」
っと言ったので最後の感想まとめです。
全体的に各所各所で原作愛あふれ
これでもかっていうほど原作のゲームシステムを再現してる作品でした。
数あるゲームのアニメ化の中でも
ここまで原作を再現した作品はないんじゃないだろうか?

具体的にあげるなら…
・カレンダー表示
・カットイン
・総攻撃
・ペルソナチェンジ
・ペルソナ合体
・ステータス表示
など。

以下、各話の簡易感想

・ペルソナ4 第1話「You're myself, I'm yourself」
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悠がまだコミュ損だったころ。
でもハァハァ言いながら服を脱ぐシーンはハッキリ言って危ない。
ちなみにこの回のOPは原作と同じだった。

・ペルソナ4 第2話 「The Contractor's key」
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陽介シャドウ回
悠のペルソナ(物理)がさく裂
陽介の不幸伝説はここから始まる。

・ペルソナ4 第3話「We are friends, aren't we?」
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千枝シャドウ回
初めてのペルソナチェンジでジャックランタン登場。
ちなみにこの時期はちょうどハロウィンでした。

・ペルソナ4 第4話 「Somewhere not here」
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雪子シャドウ回
ゲームでは見れなかった雪子の女将修業の様子が明らかに
この回だけは千枝が主役で雪子がヒロインだった。

・ペルソナ4 第5話「Would you love me?」
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エビと一条長瀬のコミュ回
このころの悠は女性の押しに弱かった。
あいかちゃん本格参戦

・ペルソナ4 第6話「I'll beat you, and beat you good」
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完二回(前半)
菜々子の「お兄ちゃん」がついに解禁。ナナコンが歓喜
完二にガチホモ疑惑が浮上したが、実際直斗は女だったわけで…
完二をホモ扱いした人は謝らないとね。

・ペルソナ4 第7話「Suspicious Tropical Paradise」
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完二回(後半)
いろんな意味でぶっとんでた完二シャドウ中
ペルソナ合体はこの回で初披露

・ペルソナ4 第8話「We've lost something important again」
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林間学校回
カオス回その1。ムドオンカレー、アバドン大谷、
そして僕らはまた一つ大人になった。

・ペルソナ4 第9話「No one sees the real me」
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りせ登場回
OPは釘宮理恵さんの歌うりせちーの曲
貴重なダウナーりせちーが見れるのはこの回だけ

・ペルソナ4 第10話「Real Me Doesn't Exist」
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りせ&クマシャドウ戦
りせちーのストリップを録画しようとする悠
いろいろ端折ったせいでクマシャドウが恐ろしく弱かった。

・ペルソナ4 第11話「Catch Me If You Can」
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ミツオ回(前半)
スペシャル肉丼が登場。クマが脱皮して全裸美少年になる。

・ペルソナ4 第12話「It's Not Empty At All」
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ミツオ回(後半)
原作では描かれなかった主人公"鳴上悠"の内面を描く
というある意味アニメオリジナル回。
ミツオシャドウとの戦いは本作屈指の燃え戦闘。

・ペルソナ4 第13話「A Stomy Summer Vacation 1/2」
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怒涛のコミュラッシュ回(菜々子視点)
菜々子の視点で描かれる悠の夏休み。ナナコン歓喜
この回のみEDが堀江由衣さんの歌う「魔女探偵ラブリーン」だった。

・ペルソナ4 第14話「A Stormy Summer Vacation 2/2」
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怒涛のコミュラッシュ回(悠視点)
隠者(狐)、塔(家庭教師)、節制(学童保育)、
死神(老婆)、悪魔(ナース)と大量にゲット。
リア充を超えた夏の1ページが今ヒモ解かれる

・ペルソナ4 第15話「The Long-Awaited School Trip」
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修学旅行回
カオス回その2。ペルソナ3の舞台でバカ軍団が大暴れ
ラブホいったり、王様ゲームしたりして後にBPOから怒られもした

・ペルソナ4 第16話「Although the Case Was Closed」
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直斗回(前半)
直斗が女であることが判明し完二が漢になった回

・ペルソナ4 第17話「I Want to Know the Truth」
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直斗回(後半)
ベルゼブブが降臨。バッドステータス老化
はアニメで見るととんでもないっていうことを知る。

・ペルソナ4 第18話「Anniversary to Become a Family」
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家族回
堂島家の3人が本当の家族になるまでのお話
ガチな感動回で挿入歌「ほんとうのきもち」は反則級の
涙腺破壊力を持つ。全国のナナコンがハマオンされたとか。

・ペルソナ4 第19話「It's School Festival Day! Time to Have Fun!」
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学園祭回
カオス回その3。女装とミスコン
りせちーと節子コミュも進行

・ペルソナ4 第20話「We'll all meet at the AMAGIYA Hotel」
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温泉回
カオス回その4。原作に比べて男どもの暴走に磨きがかかった
最大の見どころは風呂シーン

・ペルソナ4 第21話「DON'T SAVE ANYONE ANYMORE」
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生田目回(前半)
ついに雪子たちをテレビの中に落とした犯人の正体が発覚。
ラストで全ナナコンがコンセントレーションした

・ペルソナ4 第22話「It's just like Heaven」
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生田目回(後半)
生田目シャドウとの戦いで悠のシスコンパワーと
コウリュウ先生の無敵っぷりに惚れる回

・ペルソナ4 第23話「In Order to Find the Truth」
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選択回
悠がとある大きな選択を強いられる回
そして本作品は陽介がメインヒロインだということが判明

・ペルソナ4 第24話「The World is Full of Shit」
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真犯人回
陽介と悠の『君と殴りあうRPG』
ついに事件の真犯人が発覚する回

・ペルソナ4 第25話(最終回)「We Can Change The World」
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足立、刈り取るもの×3、アメノサギリ戦
それぞれのペルソナ進化とルシュファー閣下降臨
最終回にふさわしいバトルだった。
そしてEDは『Never More』


印象的に残ってるエピソードは
シリアスなら12話のミツオ戦。18話の堂島家回。
ギャグなら8話の林間学校と15話の修学旅行


最後にキャラクターの感想

・鳴上悠
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原作ではプレイヤーの分身として機能していたが
アニメでは"鳴上悠"という一人のキャラクターとして
キャラ立てがされていたと思います。天然ジゴロで時たま変態
ノリが良くて、心に響くお説教が得意な熱い奴
そしてシスコン。公式でもシスコン扱いされている
完結編では最後の最後で自分と向き合い、決して消えない絆を手に入れた。

・花村陽介
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愛すべきバカにして最高の相棒。
本人に非がないのに恨まれたり、料理関係で被害にあったり
真っ先に老化させられたりとことん不幸。
終盤はある意味メインヒロイン

・里中千枝
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頭で考えるより足が飛び出す女子高生
雪子が暴走したときのツッコミ役で
以外に常識人だから修学旅行回では苦労していた。
前半陽介とフラグを立てたように見えたが
実際のところ性別を超えたコンビを結成していた。

・天城雪子
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外見は清楚な大和撫子だが本性は
馬鹿笑いするネタキャラ。あとキレると怖い
時たまみせる黒雪姫モードもかなり怖い
そして旅館の女将候補なのに毒殺料理人。
思えば一番男性キャラに対して結構ひどいことしてたような…

・巽完二
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外見は不良。中身は女子力というギャップ萌えキャラ
愛すべき後輩にして本作屈指の漢。
前半はとにかくネタキャラとしての印象が強かったが
直斗エピソードを経て漢となる。
そういえば彼のペルソナは一度もジオ系魔法
を使わなかったのはなぜだろう?

・久慈河りせ
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元アイドルの後輩キャラ。ツンのないくぎゅ
登場回のヒロイン力は他のヒロインを圧倒するものだった
かなりストリートに悠に対して好意を見せていたが
完結編でも「最後に先輩が選ぶのは私」とか言ってた。
まぁりせは東京帰る予定だからな…
サーチ時の映像がかなりアレで
戦闘での先読みっぷりは原作を超えていた。

・クマ
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特別捜査班のマスコットにして愛すべきバカ
一番原作とは変わってない印象。元からこんなやつ。
老化したときはエナジーシャワーで大活躍だった。
あとミサイル強すぎ

・白鐘直斗
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アニメでは正体ばれしてからの女としての一面が大きく描かれて
学園祭では水着〈後姿だけだが〉を披露し
入浴シーンもあった。あとは制服姿を見れれば完璧だった…
時期がかなり遅かったためか専用のペルソナ召喚
シーンは一度しかなかった。

・堂島菜々子
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本作の真のメインヒロインにしてマジ天使
この年でここまで人間ができてると
大人になったときどんな感じの女性になるんだろうか?
逆に一周まわって悪女になったりして…っはないな
親父さんが泣きそうだから。
「しょうらいお兄ちゃんと結婚する」っと言ってたが
ライバルは多い。どうする菜々子?
これは10年後を舞台にしたペルソナ5を期待せざるおえない。


すごく簡潔にまとめると
ペルソナ4は原作も楽しめましたし
アニメも楽しめました。
以上。ペルソナ4 the Animationの感想でした。

PerusonaFC2.jpg

俺、劇場版始まるまでにP3プレイするんだ…
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コメント
>延々と3月20日を繰り返す悪夢
・コウガ「ジン、君も辛かったろ…」
やはりループものが増えてますね

・そういえば「探偵NAOTO」の直人は何か助手っぽい顔だち(体はけしからんものですが)
2012/06/10(日) 10:44 | URL | ストライク #93SSyXN.[ コメントの編集]
Re: タイトルなし
>ストライク さん
コメントどーも

> >延々と3月20日を繰り返す悪夢
> ・コウガ「ジン、君も辛かったろ…」
> やはりループものが増えてますね

自分からループ起こしてる点はオカリンと同じかな

> ・そういえば「探偵NAOTO」の直人は何か助手っぽい顔だち(体はけしからんものですが)

あんなけしからん直斗じゃない
完二の直観マジですごいな…
2012/06/11(月) 23:55 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
P3映画化に歓喜

問題は尺的にどうなるのか。
そのまま映画にすると、12体のシャドウを倒すだけで時間を使い切りそうだから、やはり二部作三部作になるんだろうか?

映画は見に行くかどうか迷い中。
2012/06/13(水) 03:41 | URL | 1111 #-[ コメントの編集]
Re: タイトルなし
>1111 さん
コメントどーも

> P3映画化に歓喜
> 問題は尺的にどうなるのか。
> そのまま映画にすると、12体のシャドウを倒すだけで時間を使い切りそうだから、やはり二部作三部作になるんだろうか?
> 映画は見に行くかどうか迷い中。

2クールのアニメでも結構きつかったのにそれを2時間の映画でとか…
何章かにわけるんじゃないかな?
2012/06/14(木) 01:31 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
感想お疲れ様でした。
俺もようやく見ることができました。しかも原作を完全クリアした状態で。

鳥肌に次ぐ鳥肌。そして涙腺崩壊。最高のストーリーだったので劇場で見たかったなぁ・・・

実はせーにんさんの感想のおかげで、この作品を見続けようという気になれたので、本当に感謝しています。
2012/08/29(水) 23:18 | URL | 虚天丸 #-[ コメントの編集]
Re: 感想お疲れ様でした。
>虚天丸さん
コメントどーも

> 俺もようやく見ることができました。しかも原作を完全クリアした状態で。
> 鳥肌に次ぐ鳥肌。そして涙腺崩壊。最高のストーリーだったので劇場で見たかったなぁ・・・
> 実はせーにんさんの感想のおかげで、この作品を見続けようという気になれたので、本当に感謝しています。

おめでとうございます。そしてありがとうございます。
P4最高!!
2012/09/01(土) 01:05 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
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