システム:
今までの科学ADVと同じで選択肢は存在せず
ついぽの返信内容やキルバラのボタン入力でルートが分岐するシステム
になっています。後者はともかく前者は最初から
ちゃんとチェックしておかないと気付かないかも。
あと
一番の難敵はジオタグ集めと君島レポートの捜索たぶん合計数時間くらい探し回ったと思う。
ストーリー:
1~12章なる構成となっていて
6、7、8章は各ヒロインごとの個別ルートとなっており
ついポで正しい返信をしていないと入れないようになっています。
(フラグを達成できなかった場合は綯ルートに強制的に行く)
時系列的には6→7→8となっているため
ジュン、フラウ、アイリの順番で攻略していくと話が分かりやすい。
9章以降は上記三人のルートを攻略すると解禁
10章以降は9章である条件を満たすと解禁します。
シュタインズゲートがサスペンス的なノリだったのに対し
ロボノは
王道の青春物のノリって感じがしました。
特に9章以降は完全にやめるタイミングが見つからないくらい怒涛の展開で
やっぱり少年漫画好きとしては終盤の展開は凄く楽しめた。
科学ADVの続編として前作の要素はたくさん出てきたんですが
シュタインズゲートの設定よりもカオス・ヘッドの技術の方が
使われていた気がします。(まぁシュタゲはタイムマシン消しちゃったしな)
シュタゲの要素は綯さんぐらいかな(断片的にダルとかのことも語られましたが)
あとは間接的にですがDaSHや疾風迅雷のナイトハルトや栗悟飯とカメハメ波が
登場したりします。(鳳凰院さんがいないのがちょっと気になるが)
キャラクター感想:
・八汐 海翔本作の主人公。超が付くほどの格ゲーバカ
ロボット研究部に所属しているがロボに関する知識は皆無な上に
ろくに手伝おうともしない。
しかも何か頼みごとをする時は「キルバラで勝ってから」
っと言い出すのがお決まりのパターンとなっている
基本的にはゲーム以外には興味を持たないが
例外としてあき穂がピンチに陥ったときは損得関係なく助けたりもする。
対価時間が引き延ばされる「スローモー」という能力を持つが
任意に発動できない上に発動後は凄まじく疲労する。
今までのシリーズの主人公も変人だったわけだが、
ホント最後までブレなかったよなこいつ…9章のラストでアキちゃんにわざと負けてからは
キルバラをプレイすることも少なくなって多少マシになりましたが
それでも最後の戦いの理由も"人類を救いたい"とかじゃなくて
"積年のライバルと決着を付けたい"という理由でした。
実は中盤まではホントどうしようもないやつだと思ってました。
ことあるごとにキルバラ勝負仕掛けてくるし
基本あき穂がピンチにならないと何もしないし
行動原理のほとんどがキルバラ優先だし
おまけに「アキちゃん以外どうなってもいいから」
って言った時は不満のエナジーがフルスロットルまで行ったよ
それでも各ヒロインルートの終盤や
トゥルールートである9~12章では漢を見せる。
特に普段へらへらしてるせいもあるのか
本気になって叫んだときのカイはカッコよかったな。
木村さんの演技マジGJ
いろんなヒロインとフラグを立てるが
最終的にはアキちゃんと結ばれるっぽい
ただ「結婚してやんよ」とは言わない
余談ですが、
彼の父親は立ち絵すらないキャラなのですが
めちゃくちゃカッコイイ!まさかあの場面で親父が活躍するとは思ってもいなかったし
「お前は私の誇りだ」って言うシーンはちょっと涙ぐんだ
・瀬乃宮 あき穂本作のメインヒロイン。海翔の幼馴染でありロボ部の部長を務める
凄まじいロボットアニメオタクであり、主にスーパーロボット系を好む。
自他共に認めるロボ部の変人で空気読めない子
ことあるごとに"憧れのあの人"(赤い彗星)のパロ台詞を言ったりする
"凡人だけど行動力と明るさでみんなを引っ張っていく"という今までに無かったパターンのヒロインで、とにかく挫けない。
何度挫けたとしても必ず立ち上がり最後には勝利するという
熱血王道物の少年漫画顔負けのヒロイン。
ただカイを頼るときや弱音を見せたときの表情が凄く可愛い
要するにしおらしくしてればかなりの美少女ってこと。
その熱さや情熱や拘りは時にはウザく感じることもあり
ある意味姉の存在やロボ部に一番呪われていたキャラ。
(流石にJAXAの支援断ったときはオイオイって思ったよ)
作中では周囲から完全に疎まれてる上に
何度も失敗し、何度も挫折を味わい、挙句の果てには
信頼する姉に裏切られ自分のすべてを奪われ完全に自信を損失するなど
作中における彼女に対する扱いの酷さは凄まじい。そんなあき穂が自信を取り戻し
ラスボスである君島コウに担架切るシーンはロボノ最大の燃えイベント
トゥルーヒロインだけあって他のヒロインとのルートで
フラグを立てまくったカイと最終的にくっついたっぽい。
でも個人的にはアキちゃんとは最後まで兄妹みたいな相棒
もしくは"半身"っていうポジションでいてほしかったかな。
・大徳 淳和カイたちの同級生で空手部の少女。
小動物系で高校三年とは思えないほど小柄で童顔
いつの間にかロボ部に誘われていたが、
ホント終盤までウジウジしてた気がする。
(そういえば都市伝説マニアっていう設定は序盤でしか生きなかったな)
専用ルートである6章はそんなジュンちゃんが
過去のトラウマと向き合い、本当の意味でロボ部の一員となるお話。
いろんな意味で熱血すぎる彼女の家族に関する話は面白かったが
前向きになった彼女には
悲劇が待ち受けていた…
あき穂ほどじゃないが、彼女も結構悲惨な目にあってる。
それでも最後は自分自身の力で立ち上がったあたりは
彼女も成長してるってことだろうね。
ロボ部で一番の常識人かつ小心者ですが、
個性豊かな面子の中では埋もれる存在。
・神代フラウ(本名:古郡こな)キルバラを作り出した天才プログラマーで
第1章の終盤で主人公たちの高校に転入してくる
(といってもタクよりもひどい引きこもりのため
ほとんど学校に行ってないが)
普段はどうしようもないくらいの困ったオタクで
女版腐りきったダルっと言ってしまえば
前作をプレイした人なら分かりやすいと思う。
(ダルはこなちゃんほどコミュ障ってわけではないが)
是非ともタクや助手やオカリンやダルと会って会話してほしい
きっと物凄いカオスになると思うから。
ただ時折見せる本音の弱弱しい部分はものすごく
年相応で
"守ってあげたい"っと思えるキャラ。
専用ルートの7章では彼女が300人委員会の陰謀に巻き込まれ
彼女の本当の想いが明らかになるお話。
キルバラ関係の話がメインになるためカイの漢値が振り切れる
まさかスロモー二連続とはな…(まぁ最終ルートでは6連続くらいしてたが)
・日高 昴普段クールに見えて口癖は「ナンセンス」な生意気な後輩キャラ
なんだかんだでいい奴だよなーこいつ
ロボ部の中では一番の弄られ体質で図星を疲れたとき台詞を噛む。
おまけに事情はあったとはいえミスタープレアデス(笑)
とかいうオカリンも引きそうなキャラを割りと
ノリノリで演じていた
本作屈指のネタキャラ…だったのだが、11章で父親相手に漢を見せる。
自分の本当に好きなものに気付き本音で父親に
向き合う昴の姿は本当にカッコよかった。
本編終了後は意外とジュンちゃんあたりとフラグが立ちそう
・愛理海翔が偶然見つけたくぎゅう声の幼女AI
こんなあざとい…じゃなかった可愛いAIあったら
俺も欲しいわ!!っと思った全国の紳士たちは多そうだ。
こんなロリロリなAIを作ってしまう君島コウ
マジロリコン。とか思ってたら作中でもちゃんと
突っ込まれていたのには笑った。
専用ルートの第8章で実はAIの元になった
オリジナルの人間が存在することが発覚。
10章で再会し生身のままロボ部の一員として物語に加わる。
しかも
実年齢25歳で外見が中学生の合法ロリ。そういえば病弱なのに動き回って大丈夫か?
・天王寺綯JAXAに勤める新入社員。
シュタインズ・ゲートに登場した天王寺綯の成長した姿で
舞台が東京から鹿児島に大きく変化した
本作と過去作の繋ぎとなるヒロイン。
学生時代はゲーセン荒らしをやってたらしく
作中で海翔と対等に渡り合える数少ない格闘ゲーマー
自転車は鈴羽から「オーキードーキー」はダルから受け継いだのだろう。
ぶっちゃけ綯さんマジで可愛かった。
普段の仕草とか口調とかいちいちあざとい
専用ルートでは水着姿を披露。
しかも他のヒロイン差し置いてムービーだし
トゥルールートではそんな彼女の"正体"が明らかになります。
『エス・ブラウン』…一体何者なんだ?
全体的に島の大人がかっこいい気がします。
ある意味ロボ部の真の顧問であるマッドサイエンティスト・藤田 鉄治
最後の最後でデレた教頭先生、最後まで息子を愛した昴の父親など
特にダメ教師だと思ってたミッチーの9章以降の漢っぷりは異常
本人でもつらいはずなのに生徒の前では一度も弱さを見せず
最終的には世界を救う起死回生の道を作り出した。
おそらくミッチーがいなかったら世界は滅んでた
まとめ:
最初は3Dは違和感あると感じたけど
慣れればそう感じないし、キャラクターの仕草が可愛いと思った。
登場人物の性格やネットスラングの乱用から
人によっては受け付けない作品かもしれませんが
それは今までのシリーズどおりですね
このやたら既存のネットを意識したつくりこそ科学ADVの醍醐味のひとつだな。
どうでもいいがアキちゃんといい、ジュンちゃんといい、こなちゃんといい
この作品のヒロインはみんな胸が小さい子ばかりですね。
きっとスタッフの中に熱狂的な
貧乳好きがいたに違いない。
良い作品だ
そういや世界線あんまり関係なかったね。
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コメントどーも
> ロボノの感想待ってました。しかしせーにんさんもう一人重要人物を忘れてますよ。私はロボノプレイ中ガンダムマイスターの絆がきれていなくて安心したのですよ(笑)次の作品には最後のマイスターがでるかが私気になりますって感じです。
キャラ多いのであくまで主人公+攻略キャラのみってことにしました。
そういえばあの組織、ガンダムマイスターだけじゃなくて
ネオジャパンのガンダムファイターもいますね。