せーにんの冒険記

なんていうか…シリアスが「誰得」とか言われる
昨今のアニメ事情の中、よくぞここまでドシリアスに
してくれたもんだと感心したい。



今回は中二病をやめた六花とその周囲を描いた話でしたが…
これこそが「変わっていく」っていうことなんだろうね。
あのまま中二病を続けていっても良いわけなんてないし
最初は違和感を感じるだろうが次第にそれに慣れていく
そしていつしか「若い頃の恥ずかしい思い出」として消化されてく
それが大人になるっていうことなんだろう。

でも、それで本当に良いのだろうか？
なんていうか勇太（というかここ最近の展開）は
六花を無理やり中二病卒業させてるような気がするんだよな…
そりゃ勇太の気持ちも分かるし「今のままじゃダメだ」
って思う気持ちも分かる。気持ちだけは分かるんだけど…
なんともすっきりしないもやもや感がするんだよね。



そりゃ六花に「行くな」って言って
中二病続けろと言っても別に良いさ。
若さってそういうものだろ？



でも富樫勇太という男は「その先」まで確実に考えてたんだろう
この先母親と一緒に暮らすことが決定してる六花に
そんなことを言ってしまったら今までの苦労はすべて水の泡だ。
だから彼は『現実』と『理想』の間に挟まれて苦悩し涙した。
ほんとどうすりゃ良いんだよ！
神様正解を教えて！！むきー



そして今週のＭＶＰは凸守早苗ですね。
不思議な現象なんておきないし、それで何かできるわけでもない
そんなことは分かっているけど、それでも他人とは違った感性を持った自分を
受け入れてくれた六花が遠くに行ってしまうのが嫌だったんだろう。
登場当初は完全に真性のアホの子だと思っていたんですが
ちゃんと理解した上で余興として中二病を演じてたんだろうね彼女も。



何気に森夏に引きずられてる時の声と
泣いてる時の声が滅茶苦茶良かった。
すみぺすげぇっ！



とりあえずそんな早苗ちゃんを抱きしめる森夏の姿が
女神に見えました。ここまで予想を裏切りながらも
株価下落せずにいたサブヒロインってのも珍しいよな。
きっと彼女も今の違和感を気づいてはいるんですけど
自分じゃ何も言い出せないんだろうね。

なぜかというと六花と勇太の関係に関しては完全に外野だから。
とらドラで言うとあーみんみたいなポジションやな…
きっと森サマーもなんだかんだで中二病だった六花や
ことあるごとに対立した凸守のこと好きだったんだろうね。
というより唯一素の自分を出すことが出来たあの空間が好きだったんだろう。



逆にくみん先輩は最後まで一貫して同じキャラだったなー
まぁ元々出る作品間違えたようなキャラだったしね



いよいよ来週最終回ですが…
一番無難なのは六花が中二病に戻って終わるっていうことだろうけど
もうそれをやってはいけない段階まで話が進んでいるからな…
誰もが納得いく展開にはならないと思う。

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なんかえらい長文になったな

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