とりあえずオーガストのお家芸(?)である
超展開はあまりなかったのですが
終始、図書部の居心地の良さと各キャラの掛け合いは良かったです。
話は主人公を含め図書部の全員が全員
何らかの
人間関係に関する悩みを抱えていて
それを解決していくっていう流れになっていました。
まさかトゥルー(大図書館ルート)が
凪ルート一本道ではなくて
各ヒロインのトゥルーに繋がっていたとは…
おかげでクリアしてからもやること多かった
それだは以下、キャラクターの感想
・筧京太郎あまりの読書中毒っぷりから某主人公を思い出したが
図書部の面々と付き合っていくうちに
ダメ人間から更生していった分、彼よりは好感を持てましたね。
問題解決能力が高く頭も切れる、それでいて度胸もあり
好きになったらひたすら一筋と
共感の持てる主人公としては合格点ですね。
トゥルールートの父親との話は中々感動できました。
ただ、バッドエンドの一つとして
主人公が人外になって終わるってラストも
見てみたかったかもしれない。
そういえば残残ネタにされた女装ネタですが
個別ルート入ってからは完全に触れられなくなったな。
・白崎つぐみ図書部の部長にして、我らが女神
頼りないように見えるけど図書部の精神的支柱で
なんだかんだで彼女の一声が活動方針になってしまうあたり
ある意味優れたカリスマ性を持つリーダーと言える。
ほなみん一族は流石に伊達じゃないらしく
付き合って一番主人公のキャラを壊したヒロイン
あのバカップルっぷりは誰が見ても
「もうお前ら結婚しろ」って思うだろう。
シナリオの目玉は学園お花畑化計画(命名俺)なんですが
印象に残ってるのは部室での大告白大会やな。
・桜庭玉藻図書部のオカンにしてみんなのツッコミ姫
要所要所で飛んでくる彼女の鋭いツッコミは
図書部をまとめる上で最も欠かせない要素。
「見えた!」が口癖だが正解率は非常に低い
シナリオでは真面目すぎる彼女が抱える問題が
明るみに出て図書部が危機的状況になるお話。
何気に個別ルートで唯一サブキャラへの分岐が無く
恋人になるタイミングも非常に速かった
・御園千莉ある時はクールで鋭いツッコミを
またある時はあざとい可愛さを振りまく
図書部の猫歌姫、それが御園千莉
筧さん視点ではおそらくもっとも攻略が難しかったキャラ。
個別シナリオでは彼女が競争することを嫌う理由や
歌うことをためらう理由が明らかになります。
恋愛云々より女の子の友情メインで
やった方が良いんじゃないかと思うほど
佳奈と芹沢さんが大活躍だった。
何気に泣き落としの達人
・鈴木佳奈我らが図書部の鉄砲玉にして暴走娘
やたらハイテンションでアクティブなキャラで
図書部に笑顔を振りまく鈴木(仮名)
やたら胸のことでネタにされる
ていうか自らネタにしてる悲しき後輩
個別シナリオではそんな彼女が抱える
人間関係に関する悩みのお話となっており
彼女の他人との距離の取り方は
個人的にに
一番共感できた話なのかもしれない…何気に千莉シナリオでも大活躍!株価上昇っぷりが凄い
体験版で一番気に入ったキャラでしたけど
やっぱり最後までやって一番好きなキャラでしたね。
・小太刀凪図書委員会に所属する図書部の天敵にして筧のお隣さん。
その正体は人類を導く『羊飼い』の見習い
この事実が明らかになるのが共通パートだったから非常に驚いた。
佳奈すけとは違うベクトルで一緒にいてあきない奴
実際主人公との相性は一番良かったように思えるし
同じ境遇を持つ彼女が真人間として生き方を決める凪ルートは
ある意味この作品のトゥルールートに相応しい。
だけどナナイさんに関する重要な秘密は
こっちでは明らかにならなかったり
各キャラのその後が解らなかったりするから
どっちが良いのかはプレイした人におまかせします。
しかしまさか彼女が妹キャラだったとは思わなかったな…
・高峰一景筧の親友にして愛すべきバカでナイスガイな奴
オーガスト作品の友人キャラは良い奴ぞろいだけど
高峰も例外にもれず良い奴だった。
そういえば姫のお目付け役だったっていう設定は
結局姫ルートぐらいでしか発揮されなかったな。
なんだかんだで図書部とその仲間を一番大切に思ってる人物で
トゥルールートでは普段のお気楽な態度の裏に隠された彼の本音が聞ける。
とりあえずこの手のキャラのお約束で誰ともくっつかなかったけど
案外、佳奈すけあたりとくっついたらうまくいくんじゃないかな?
・望月真帆サブ攻略キャラクターその1
最初はもっと厳しい人をイメージしたけど
凛としてるようで隙が多く何気に可愛い人
生徒のことを考えて行動する立派な生徒会長だが
後輩がレズ気質の堅物だったり
愛しの筧はどっかの泥棒猫にとられるしで中々不運な人
個別ルートでは生徒会と図書部の共同戦線が張られ
筧先輩の策士っぷりと会長のカリスマ性が際立った。
一度でいいからまほまほって呼んであげたい
そういえば作中のメイン登場人物では唯一の3年生だったな
・芹沢水結サブ攻略キャラその2
プロの声優で持ち味は先輩相手でも臆さない度胸と
仕事にかけるプロ意識と努力家っぷり。
「声優に彼氏はいません」っと豪語していたが
この作品の性質上最終的には…
ただラストの校内放送で主人公を社会的に抹殺した
シーンは流石に吹いたwww
千莉の昔の友人で、彼女が抱える問題を作り出した張本人
そのため千莉ルートでも活躍
でも何気にトゥルーでもすんなり仲直りしていたので
あの二人が仲直りするのは必然だったんでしょう。
・嬉野紗弓実サブ攻略キャラクターその3
見た目はロリ少女、中身はドス黒
笑顔のまま人を脅せる毒舌スナイパー
可愛い顔してハニートラップを仕掛けるロリコンホイホイ
個別ルートでは主導権を握ろうとして
逆に握られる彼女の可愛い姿が見れる。
・多岐川葵サブ攻略キャラクターその4
…なんてことはなかったぞオイ!や、俺はてっきり姫ルートからの分岐するんだと
ばかり思っていたから意外だった。
やっぱり真性のレズ気質だからルートなかったんでしょうねー
かわりにトゥルールートでは見事な悪役っぷりで活躍
黒山羊の正体は絶対彼女だと思ってたんですが
そうじゃなかったでござる。
図書部に対して結構ひどいことしたはずなのに
最終的には許されて完全に生徒会を
図書部に乗っ取られるというギャグエンドを迎える。
でも図書部とは案外仲良くやっていける気がするよ。
・ナナイ幼い京太郎に「魔法の図書館」について語った人物で
人々を導く「羊飼い」の一人
その正体はなんと筧京太郎の父親であり
大切な人を幸せにするため人の道を捨てた父親と
大切な人のために一緒にいようとした息子の
"別れ"のシーンは中々きましたね。
最後に息子から「幸せ」だと言われて彼はどんなに嬉しかったんでしょうね?
夕暮れを歩く背中からは何もわからないが
これからも彼は羊飼いとして人々を導いていくんだろうな。
こんなところか。
最後に語るべきことは…とりあえず
羊飼いの設定は別にいらなかったんじゃないかな?ってことですね。
やーだってあっさり謎は判明しちゃうし
個別ルートではまったくといって触れられないし
普通の学園ものとして販売してればよかったんじゃねぇ?
一応、"あの主人公"のために必要だった設定
ってのはわかるんだが…そうにしても
別に羊飼いとかじゃなく普通にみんなと交流していく中で
父親の真意とか仲間の大切さに気付くとかできたはずなんだ。
っとまぁ最後に文句を言いましたが、
なんだかんだで楽しめました。
個人的MVPは佳奈すけこと鈴木佳奈ですね
俺的世界遺産認定してもいい
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設定が少々特殊なのは、主人公「筧京太郎」の感覚が発達障害じみていたことによるモノだったんだと思う。普通じゃない人の感性は特殊だから、普通レベルにするには常識はずれのことを仕掛けないといけないこともある。幼年期の痛々しい経験がそんな普通のことをやりにくくさせていたもんだから、特殊で特異なやり口をあてがったんだろう。誰もが普通というわけではないことが、この作品からは読み取れるんじゃないかな。何せ、現実世界でも「五体不満足」な人や「自閉症」など特殊な状態を持っている人もいるからね。最後の行については、その辺についての考察が足りないと思った・・・・・というのが個人的感想かな
凪編については、内容的にも流れ的にも「終章」という扱いがしっくり来るんじゃないかな。文中にもあるように、ナナイさんに関する核心部分はここではまだ秘匿扱いだし、キャラのその後についてもあまり明らかにならないところを考えると、凪編は1キャラ分のスト-リーとして扱ったほうがいいと思われる。図書部所属の4人のトゥルーエンドは凪編の視点違いのストーリーになっていて、こっちのほうがナナイのルーツやその実態について明らかになっているし、キャラたちのその後についてエンディングで語っている。突詰めて見れば、凪編が終章,トゥルーエンドが最終章的扱いになるんじゃないかな。見解や感想はそれぞれだけど、見方としては、こういう感じにしたほうが後味がいいように思えるな
・今、ファンディスクの開発が進められていて、その後日談が語られる日が迫っている。ヒロインと主人公が結ばれた後どのような軌跡をたどったのか。本編の続きを見られる日は、そう遠くない時期に訪れる・・・・・かもしれないね
> なんだかんだで楽しめたなら、よかったんじゃないのかな
> 設定が少々特殊なのは、主人公「筧京太郎」の感覚が発達障害じみていたことによるモノだったんだと思う。普通じゃない人の感性は特殊だから、普通レベルにするには常識はずれのことを仕掛けないといけないこともある。
そういえば筧さんも結構重い過去背負ってますよね。
というより作中人物では一番重い過去かと
>幼年期の痛々しい経験がそんな普通のことをやりにくくさせていたもんだから、特殊で特異なやり口をあてがったんだろう。誰もが普通というわけではないことが、この作品からは読み取れるんじゃないかな。何せ、現実世界でも「五体不満足」な人や「自閉症」など特殊な状態を持っている人もいるからね。最後の行については、その辺についての考察が足りないと思った・・・・・というのが個人的感想かな
貴重なご意見ありがとうございます。
> 凪編については、内容的にも流れ的にも「終章」という扱いがしっくり来るんじゃないかな。文中にもあるように、ナナイさんに関する核心部分はここではまだ秘匿扱いだし、キャラのその後についてもあまり明らかにならないところを考えると、凪編は1キャラ分のスト-リーとして扱ったほうがいいと思われる。図書部所属の4人のトゥルーエンドは凪編の視点違いのストーリーになっていて、こっちのほうがナナイのルーツやその実態について明らかになっているし、キャラたちのその後についてエンディングで語っている。突詰めて見れば、凪編が終章,トゥルーエンドが最終章的扱いになるんじゃないかな。見解や感想はそれぞれだけど、見方としては、こういう感じにしたほうが後味がいいように思えるな
確かに、凪エンドと各トゥルーをクリアして初めて全クリアって感じでしたもんね。
凪⇒各トゥルーの順番でクリアしてよかったと思います。
> ・今、ファンディスクの開発が進められていて、その後日談が語られる日が迫っている。ヒロインと主人公が結ばれた後どのような軌跡をたどったのか。本編の続きを見られる日は、そう遠くない時期に訪れる・・・・・かもしれないね
あ、しっぽデイズはプレイしました。