PCゲーム
「シークレットゲームCODE:Revise」の
移植版となる作品なんですが…
最初のルート以外は完全に別物というくらい変わっていました。
全体的に今回は「組織への反抗」という一面が
強化されており、どのエンディングでも
生き残ったメンバーは死んだメンバーの弔い合戦をしていました。
・Absolute Revenge(以下A√と記載)
PC版の『ALONE』編をベースに多少変えた
っていう内容のストーリーでしたが、
PC版よりも救いがない結末となっている。
特にまりこさんに関しては真島さんとの絡みが
無くなったせいで死んだんじゃないかっていうほど不遇
最終的に生き残るキャラも二人だけとなりました。
・Bloody Rave(以下B√と記載)
『REBEL』編のリメイクと思いきや完全に別物。
主人公チームが空気すぎる…っていうより
黒河さんと愉快な仲間たちが主人公すぎて
あまり目立てなかった印象。
PC版で不遇だったもやしと結衣が
滅茶苦茶輝いてたっていうルート
・Code Revise(以下C√と記載)
プレイヤー全員の心が一つとなりクリアを目指すが
待っていたのは
最悪の悲劇だったという
希望を打ち砕かれるようなルート
B√に引き続き黒河さんと愉快な仲間たちが面白かった。
全員そろってからのやり取りは非常にのほほんとして
この作品の趣旨を思わず忘れてしまいそうだった。
それだけに絶望へと変わったあの瞬間が非常にやるせなかった
・Decoded Real(以下D√と記載)
C√のある場面で「運営の男」が"ある選択"をした場合の話。
前作と同じく運営VSプレイヤーと言う構図になるが
まさかあの男がここまで重要なキャラになるとはな…
そういえば今作のフィールドが孤島の廃村で行われて
いたってことは初めて明らかになったんですが
何年か前にエイプリルフールネタで孤島をメインにした
シークレットゲームの発表があったけどあれが元ネタか?
ラストは初代シークレットゲームにつながる形で終わっており
前作はこの話が正史とした場合の未来のお話
っていうことになるんだろうな。
以下、キャラクターの感想
・藤田修平PC版に比べて自分自身を見つめなおす機会が増えたため
より前向きに、そしてリーダー的になった主人公。
全体的にパッとした活躍の機会は少ないが
全員の統率者としてプレイヤー全員をまとめ上げた功労者
ただB√では序盤で妹と再会して
「俺の幼馴染と妹が修羅場すぎる」状態になったわけだが、その後あっさり死亡
主人公補正をどこかに置いてきたんじゃないかっていうくらい不遇でした。
・吹石琴美PC版と違って彼女が武器を使ったのは
A√の黒河への攻撃のみとなっており
より温和な性格となっていた。
か弱そうに見えて言えるときは言えるヒロインであり
あくまで「対話」で人の心を動かすあたり
芯の強さは作中屈指なんじゃないかと思う。
瞳との対決はカットされたんですが
和解させるていう役目は彼女でしかできなかったと思う。
琴美は将来
マジでいいお母さんになりそうだな…
(生まれてきた子供の名前はおそらく「瞳」になるだろう)
余談だかPC版より嫉妬深いシーンが増えて
妹相手に嫉妬するシーンは滅茶苦茶かわいかった。
・藤堂悠奈ある意味本作は彼女のためにあったんじゃないか
っていうほど優遇されてたキャラの一人
ただ、AB√での扱いはひどかったですけどね(苦)
基本的にPC版のころからヒロインっていうより
ヒーローっていう方が合ってた悠奈さんですが
今作ではその部分がより強化されたように見えた。
結局全ルートで死んでしまうキャラだったわけだが
その死に様は滅茶苦茶あっぱれだった。
そして彼女の決意と想いを継いだからこそ
彼らの反逆が始まったんだと思う
・荻原結衣おそらく今回の移植で最も優遇されたキャラ。A√はPC版と変わりなくあっさり死ぬんですが
B√では
ま さ か の ヒ ロ イ ン 化!真島とコンビを組んでPC版の不遇っぷりを振り払うかのように大活躍
私のサブマシンガンが火を噴くぜ!
おまけに生存。なんだこのヒロイン力?
C√では黒河とフラグが立ち、彼を変えるきっかけを与えるなど
メインヒロインよりもヒロイン力が半端ないことになってた。
最終ルートであるD√ではようやく黒河と想いを通わせるが死亡
PC版では
「リア充爆発しろ」と言った彼女が
リア充になったとたん死亡するとかどんな皮肉だよFLATぉぉ!
ただ、B√では最終的に勝者となり
最終的には黒河と共に打倒運営を目指すテロリストとして活動する
…彼女もたくましくなったね。
・伊藤大祐最低のフナムシ野郎っていうところはブレなく発揮して
A、BともにPC版と同じポジションだったわけだが
C√では何故かコミカルなキャラに変貌
女性陣全員から変態扱いされ悠奈に粛清される
大祐くんの姿が見れるのは今作だけ
最終ルートであるD√では
最後の最期でいいところ見せるが死亡。
結局全ルートで死亡するキャラの一人だが最後まで
キャラがぶれなかったという点ではある意味評価できる。
何気に春菜フラグが立つかと思いきやそんなことはなかったでござる
そういえば
大祐がリピーターじゃないことには非常に驚いた。あの手慣れた感じから察するに絶対リピーターだと
思っていたんだがな…
・阿刀田初音PC版ではセカンドステージ突入後すぐに退場したのですが
本作ではA√の時点でキラークイーンとしての本性を現す。
しかしB√では充との出会いで救われる。
最終的には死亡するのですが…自分を愛してくれた男に寄り添って
死ぬというラストはPC版の初音よりも
ずいぶんと救われた終わり方だった。
C√でも充浄化装置のおかげで闇落ちはせずに済むが死亡
最終ルートであるD√では充が身を挺してかばったおかげで生存
そういえばラストシーン(10年後)で彼女だけ顔出ししてなかったのですが
これはなにかの伏線だったりするんだろうか?
・三ツ林司玲との関係はあり変わらずニヤニヤできる内容でしたが
B√ではなんと修平の代わりに瞳のご主人様になる。
瞳との関係は修平よりも上手く立ち回れてたような気がするが
なんだかんだで情を捨てきれなかったのはPC版と同じで
瞳を守れたことを満足して逝く。
C√では
PC版で果たせなかった修平との一騎打ちの末死亡
最終ルートでは玲を守って死ぬんじゃと思いましたが、なんとか生存。
10年後も童顔っぷりは相変わらずのようです。
・蒔岡玲A√…ほぼPC版と変わりなしと思いきや初音に殺されるという末路を迎える。
B√…まさかの
黒河とコンビを組むのは意外だった。しかもやり取りがすっげぇ面白いし。
司とのやり取りもそうだけど、この子は万能だね。
馬鹿っ子可愛いぜコンチクショー!
C√、D√では黒河が結衣とフラグ立てたので
司とコンビを復活させて大活躍。どちらも生き残りました。
そういえばラストシーンでは10年後ということになるんですが
超成長した初音にくらべて玲の変わってなさには驚いた。
・上野まり子A√、B√ともに真島ではなく悠奈に助けられるという
PC版とは違った展開になったのですが…
なんとどちらのルートでも死亡!
どうやら彼女は真島との絡みがないと死亡するという運命らしい
(まぁ前作のことを考えると真島とのやり取りがないと成立しないからな)
C√では真島死亡後に瞳と直接対決する
イベントがあるのですが…PDAの特殊機能使えよ
って思ったのは俺だけだろうか?
(まぁ間合いつめられたら終わりだしね)
最終ルートでは真島の屍を乗り越えてなんとか生存
ぶっちゃけPC版と同じ展開だよねここだけは。
・真島章則A√…まり子との絡みが一切なく、修平に騙し討ちにされ
黒河の凶弾に倒れるという最期…不憫やなぁ
B√…前ルートの不遇を振り払うかのように男を見せる。
PC版では両ルートともにまり子との絡みが中心でしたから
主導権握られっぱなしの結衣との絡みは新鮮で良かったです。
黒河とは
ちゃんとしたライバル関係を描けてたような気がします。
C√…まり子との関係がクローズアップされたが
撃たれたせいで活躍はイマイチだった真島さん
D√…文字通り命がけでまり子を救うアンタやっぱり男だよ
この人がいなかったら前作は成立してなかったんだろうな。
・黒河正規優遇されたキャラその3暴力的でやっかいな不良というPC版の印象とは違い
力こそすべてというこの世の理屈を重んじる
キャラクターに変更され印象がアップしました。
B√終盤ではまさかの主人公化!これは驚いた。
彼の心境や人となりを知ることができるエピソードが増え
「ガサツで横暴で口は悪いが、根の部分では悪いやつじゃない」っていう何処かにいそうな不良キャラに見えてきた。
あと玲との絡みがマジで最高だった。
C√では結衣との絡みが深刻化
黒河さんと愉快な仲間たちを結成していろいろと大活躍だった。
最後は愛しき結衣を殺した犯人を撃ち満足して逝く
最終ルートであるD√では愛しき結衣を失うが生存
組織への復讐を誓い、仲間と共に新たな戦いに赴く
・城咲充優遇キャラその4
ぶっちゃけPC版の彼を知ってる身としては
「誰 だ お 前 !!」って言わざる負えないカッコよさだった。
あっさり退場したA√はともかく
B√以降充の男度の上昇っぷりが半端なかった!
平凡で不器用で弱気な彼が初音のために
命を懸けて戦うという燃える展開には涙した。
どうやら彼は初音と会わせることにより変なスイッチが入るみたい。
博学な面も見せ、頭脳でチームを助けるという好プレーを見せ
あの黒河相手に説得するシーンとかも良かったです。
おそらく最後の瞬間、黒河は充のことを
奴隷としてではなく一人の仲間として見てたんじゃないかな?
どのルートでも最終的には死ぬのですが…
その最期はPC版のそれよりずっとずっとカッコいい死に方でした。
・粕谷瞳A√…ほぼPC版通りだが、PC版と違い生存する。
B√…修平ではなく司を主人とするが
いっちゃってる頭は平常運転なお方。
彼女に対する黒河のコメントがいちいち面白すぎる。
先に司の方がくたばるのでPC版では見られなかった
「主が先に死んだ場合の彼女の行動」が見れるお話となった。
C√…まさかの幼児退行して琴美を母として見るなど
別の意味でやばいスイッチが入っちゃったのは笑ったww
しかし大切なものができてしまったことが逆に不味かったのか
大切なものを生かすために何でもする化け物と化す…こんなのあんまりだよ
D√…春菜と共に実行部隊を相手に獅子奮迅の活躍をするが
琴美を生かすため特攻して死亡。
この狂ったゲームの中でたたかされ狂った彼女が
最後の最期で失った
「家族」を取り戻すシーンは泣ける
・細谷春菜PC版に比べて出番が増え
B√では序盤で修平の妹だということが発覚して
「お兄ちゃん大好きっ子」っぷりを見せつけて琴美と修羅場を形成する。
だが結果的に兄を先に失い復讐心に駆られ隙を突かれ死亡
ある意味修平にこだわったことが彼女の敗因となった。
最終ルートでは運営の男との関係から春菜は生き残ると
思っていたから死んだのは意外だった…
個人的にCルートで全員合流した時に
B√で見せたお兄ちゃん大好きっこっぷりを
見せてくれないかなーって思ってた。
や、だって明るいお兄ちゃん大好きっ子ならよく見かけるけど
クールなお兄ちゃん大好きっ子って希少だもの。ね、お兄ちゃん。
まとめ:
PC版で感じたボリュームの少なさも解消され
全体的にPC版で不遇だった(出番のなかった)
キャラの出番と見せ場が多くなっていました。
最終ルートのラストで前作と繋がるようになってましたが、
総一(前作の主人公)の名前が出てきたシーンは震えたな。
その後にシークレットゲーム(前作)のOPが
アルバムにあったから…またやりたくなったじゃん!
PC版プレイした時は玲と司が一番好きなキャラでしたが
今作をプレイして結衣と黒河が大好きになりました。
次点では充。なんだあのカッコいい眼鏡?
それでは以上、リベリオンズの感想でした。
【関連記事】
・シークレットゲームCODE:Revise 感想・シークレットゲーム-KILLER QUEEN-DEPTH EDITION- クリア 感想 総括
そして理不尽に曝された者を救う、最後の戦いを…
- 関連記事
-
スポンサーサイト
まあどっかで出てきそうな気もしますが(笑)
> まあどっかで出てきそうな気もしますが(笑)
整形したから顔出ししなかったというより
後の伏線に見えるんですよね。
とりあえず同じ髪の色のキャラが出たら要注意だな。
確かにそうですね。顔が変わってたら違和感があると思いますからね…
その結果なんかKQでのセリフが矛盾だらけになってしまった感があるんだが…
だってKQのEP4であの結末を迎えられたのは、「彼女」の説明から考えれば偶発的なものだったはずだよね?なのにあのラスト、修平たちはそのゲームで決着をつけるつもりだとしか思えない。偶発的要素がなかった場合の「彼女」の役目もつじつまが合ってないし。
ってか、修平と琴美が戦う「最前線」ってどこよ。
> その結果なんかKQでのセリフが矛盾だらけになってしまった感があるんだが…
> だってKQのEP4であの結末を迎えられたのは、「彼女」の説明から考えれば偶発的なものだったはずだよね?なのにあのラスト、修平たちはそのゲームで決着をつけるつもりだとしか思えない。偶発的要素がなかった場合の「彼女」の役目もつじつまが合ってないし。
確かにKQにおける大勝利は割とラッキーが重なったおかげですからね。
逆に言えばここぞというチャンスを逃さず
組織をつぶすことができたのはこれまでの訓練のたまものだろうと思います。
> ってか、修平と琴美が戦う「最前線」ってどこよ。
司令官ポジションっぽいですから命令する人じゃないかな?
あのゲームで決着をつけるつもりなら仕掛けを増やす必要なんてないのに。
その辺や、「それ」に関しての「彼女」の説明が嘘ってことになってしまうが…
あと、修平・琴美の場所は「物理的な」場所です。
足が動かないから連絡役になったはずなのに、戦地に赴くとは。
そしてあの戦いで、そこにいる必要のある場所とはどこなのだろうか、と思ってしまうのです。
> あのゲームで決着をつけるつもりなら仕掛けを増やす必要なんてないのに。
> その辺や、「それ」に関しての「彼女」の説明が嘘ってことになってしまうが…
プレイしてから随分と経っているので忘れてましたが、
そういえば他のルートでは「仕掛け」を増やすことしてましたね。