せーにんの冒険記

きりりん氏大勝利！！
…っと思ったら、そういうオチなの！？
結局のところ元恋人も、慕ってくれる妹の友達も
そして何年も一緒に過ごした幼馴染ですら
捨て去って妹を選んだ男の物語の結末が
妹と別れて今までどおりの関係に戻ることだったっていうオチ
だったっていうのは驚き通り越して
「もったいねぇ！！」って思ったよ。

お前そこまで行ったのなら近親相姦上等で
世間様にさよならしてでも妹と結婚しろよ！！

…っと言いたいところだがこの作品妙にリアルだからさ
あえてエロゲみたいな結末にはしなかったんだと思うんだ。
ただ街中で妹に結婚してくれと叫んだり
学校で妹と付き合ってることが知れ渡っていてる時点で
もはや京介の社会的なライフはとっくにゼロになってると思うんだが…
あの状態から「はい別れました」で元通りになるかと言われたら
それは違うんじゃないかと俺は思う。
何より秋葉の中心で妹にあれだけラブラブキッスした男が
今の関係のまま食い下がるとはとても思えない。

最終回でもっともインパクトがあったのはやっぱり
ラスボス真奈美さんですね。
妹ＶＳ幼馴染っていうのは結構あるシュチュエーションなんですが
今まで虫も殺さないような優しい彼女からは想像できないほどの
物理攻撃＆精神攻撃の連発でかなり怖かったです。
京介お得意の勢いに任せた説得すら通用しなかったときは
もうダメかと思いましたよ…あの目つきにはゾクゾクしました。
そういえばけいおんのあずにゃんとりっちゃんが
ガチな殴り合いしてるってことなんだよね…


総括：俺の妹がこんなに可愛いわけがない。

完璧超人のオタク妹からの人生相談に乗る兄の物語。
最終的には兄と妹の恋物語にシフトして行ったのですが…
真奈美が言ったように最終話３話の京介は
滅茶苦茶気持ち悪かったね。
２期に入ってから京介はどんどん変態の領域に
片足どころか首まで突っ込んで行ってたんですが
この１時間半でもはや想像のつかないレベルまで
気持ち悪さがパワーアップしていた。

ただ"妹との恋愛"っていうのはこの作品のタイトル的に
避けては通れないものだと思っていましたし
好きな子を選ぶために他の子を捨てるって言うのは
ある意味ラブコメでは避けては通れない道ですから
格ヒロインとの別れイベントもあって良かったと思うんですよ。

これで最後の「別れました」さえなければ…
ラスト５分で全てを対無しにした感があるよなー
お前真奈美にあそこまで言っておいて
結局そのエンディングなのかい！

ともあれ、ここ数年の妹ものラノベ作品の中では
一番面白い作品でした。
２期あたりはキャラも立ってたおかげで面白かったし
特に京介とあやせは本作を代表する名キャラクターでした。



以上、俺の妹がこんなに可愛いわけがない。の感想でした。

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