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リトルバスターズEX 第4話「いつか、どこかで…」

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永遠をください。
たくさんの想い出をありがとう。

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本当は日曜日に見たんですけど
感想書くのに時間がかかりました。
気付いたらものすごく長くなってて驚いた。


・あや
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海外で医療を続ける父親に連れられて幼いころから
紛争地域を転々としていた少女「あや」
それが朱鷺戸沙耶の元になった人物であり。
何故朱鷺戸沙耶になったのかは
彼女の持っていた「学園革命スクレボ」が関係します。

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日本に帰国した時、理樹とあやは出会っており
理樹がずっと前から沙耶のことを知っているような気がする
と感じてたのは既にであっていたことが理由。
あやと出会ったころは両親が生きていたみたいなので
恭介や鈴が出会う前の理樹を知る唯一の人物となります。
一緒に遊んだ二人は明日また遊ぶ約束をするのですが…

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彼女に待っていたのは残酷な結末だった。
ちなみにあやが巻き込まれた土砂崩れが起きた場所は
偶然にも理樹たちが乗った修学旅行のバスが事故った場所です。
何かの呪われてるのかあの場所は?
むしろこの土砂崩れで死んだ人間の霊魂が
漂っていたからこそ事故にあった可能性も…


・リプレイ
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ここから挑戦→殺されまくるという
無限ループが続きます。
本当にしつこいくらい続きます。
あまりにも死にすぎると沙耶が壊れて
とんでもないことになってしまいますが
それは原作をプレイして確認してください。
バカ理樹といい沙耶ルートは完全に
スタッフが悪乗りして作ったとしか思えない。


・女装
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最後のリプレイで沙耶が撮った時風対策の手
それは理樹を女装させること。
元々女顔で女装似合う要素高かったけど
このイベントのせいで、理樹くんは
アンソロジーや二次創作でやたら女装させらる
キャラが定着してしまいます。
まぁ可愛いから仕方ないよね。
きっと仮面の下の恭介は「うっしゃっしゃー」って喜んでるだろう。


・秘宝
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ダンジョンの奥にある秘宝。
それは恐ろしい生物兵器だった。
これが「彼女の選んだ結末」
この世界の仕組みを知っていること前提で
始まるルートですから、ここまで来なくても
大体の予想はついたであろう。

朱鷺戸沙耶というキャラクターは
ハッキリ言ってしまうとイレギュラーです。
恭介たちが作り出した虚構世界に迷い込んだ別の魂。
それが学園革命スクレボの朱鷺戸沙耶として
肉づけされた存在。それが彼女です。

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ゲームマスター時風…もとい恭介は
それを知っていたけど黙認し彼女に楽しい青春が送れるように
沙耶としてのミッションを与えていた。
それが地下に眠る秘宝の探索。
バスターズの心境を知り、トラウマをえぐりながらも
彼女たちの問題が解決できるように計らった恭介のことですから
きっと沙耶の願望(青春を謳歌できなかったこと)が
解決するまで彼女をこの世界から出すつもりはなかったんでしょうね。


・結末
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(遊びに付き合ってくれてありがとう。
今日という一日をありがとう。
好きになってくれてありがとう。
この優しい世界で理樹くんと同じ時間を
過ごした私の青春。精一杯…
理樹くんと駆け抜けた。)

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「ありがとう。理樹くん」


こうして「地下迷宮の攻略」という
ミッションをやり遂げた朱鷺戸沙耶という
キャラクターは虚構世界から消滅する。
目覚めた朝には沙耶はいない
だけど理樹はタイムマシンで旅立ったスパイ
話を聞いて何故か安心するのだった。

バッドエンドともグッドエンドとも取れる
終わり方でしたけど、これが沙耶ルートの結末なんです。
死の運命に立ち向かうのがリフレインの物語でしたけど
どうあがいても変えることのできない運命もある。
それが沙耶という少女の運命だったわけだ。

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どうでもいいが、このシーンを見たら
美魚っちが喜びそうな気がする。


感想:
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ということで4話でお送りした沙耶ルートも遂に完結です。
他のキャラがまったくでず結構イベントを端折りましたが
沙耶の可愛さとラストの切なさは十分出せていたので
おおむね満足です。バカ化する理樹や
エクスタシー化する沙耶。そしてスクレボエンドは
是非とも原作でお楽しみください。

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結末については解釈がいろいろとあるんですが
個人的な解釈は以下のふたつのどちらかだと思ってる。

解釈1:沙耶(あや)は成仏した

死にかけの恭介たちと違って
彼女はもう数年前に死んでることを考えると
どうあがいても彼女には消滅の道しか残されていない。
あの幸せそうにしている映像は
「そうなれば良かった」と願ったあやの描いた幻想
実際にはもう成仏しただけで、恭介が語ったタイムマシンの話も
理樹を安心させるためについた嘘。哀しいけどそれが現実。

でも理樹と出会い、冒険と恋をして
手に入れることができなかった青春を
少しの間だけでも味わえた。
「この青春を駆け抜けろ」というテーマは
実は沙耶にこそピッタリな内容だったという。


解釈2:本当にタイムマシンで元に戻った

土砂に埋もれた時、完全には死んでいなかったあやの魂が
恭介たちの虚構世界に迷い込んだ説。
時間軸が何かおかしいような気がするが
この手のADVゲームではよく使われる
『平行世界』という便利な言葉があります。

つまり虚構世界から目覚めた彼女は
元の世界の元の時間に戻り、
あの世界の理樹と幸せに過ごしたという解釈。
バス事故の起きた世界の理樹が彼女のことを懐かしいと感じたのは
あの世界でも普通に幼少期にあっていたから。
まぁ上の解釈に比べるとこっちはいささか乱暴な説なのですが
あくまで「あやが生きて幸せになれた」
と妄想するための解釈だろう。
(アニメ版ではどちらとも取れるようになっています)


ちなみに今回のED曲になっている
「Saya's Song」は原作でも沙耶ルートの
ED曲として使われています。
この曲は朱鷺戸沙耶というキャラクターそのものを
表した曲となっており、歌詞を見ると
虚構世界から旅立っていく彼女の心境がわかり、切なくなってきます。

春が終わる
長い夢と過ぎ去った
夏も秋も
ほんとはみんなと居たかった


この部分で泣きそうになった。

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青春を謳歌できずに死んでしまった魂が
迷い込んでしまった世界で満足して
旅だって行くっていう内容は
「Angel Beats!」そのまんまですけど
沙耶ルートがあったからこそ
あの作品が出来たんじゃないかと。

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沙耶とゆりっぺの中の人が同じなのも
きっと偶然ではないと思う。

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次回から笹瀬川佐々美ルート開始!
高飛車でツンツンしてる鈴のライバル
2期(リフレイン)ではまったく出番のなかった彼女だが
ついにヒロインとして輝くときがきました。


【関連記事】

・リトルバスターズ 第1話「チーム名は…リトルバスターズだ」

・リトルバスターズ! 第2話「君が幸せになると、私も幸せ」

・リトルバスターズ! 第3話「可愛いものは好きだよ、私は」

・リトルバスターズ 第4話「幸せのひだまりを作るのです」

・リトルバスターズ 第5話「なくしものを探しに」

・リトルバスターズ! 第6話「みつけよう。すてきなこと」

・リトルバスターズ! 第7話「さて、わたしは誰でしょう」

・リトルバスターズ! 第8話「れっつ、るっきんぐふぉーるーむめいとなのです」

・リトルバスターズ! 第9話「学食を救え」

・リトルバスターズ! 第10話「空の青 海のあを」

・リトルバスターズ! 第11話「ホラー・NO・RYO大会」

・リトルバスターズ! 第12話「無限に続く青い空を」

・リトルバスターズ! 第13話「終わりの始まる場所へ」

・リトルバスターズ! 第14話「だから僕は君に手をのばす」

・リトルバスターズ! 第15話「ムヒョッス、最高だぜ」

・リトルバスターズ! 第16話「そんな目で見ないで」

・リトルバスターズ! 第17話「誰かにそばにいて欲しかったんだ」

・リトルバスターズ! 第18話「答えは心のなかにあるんだ」

・リトルバスターズ! 第19話「きっと、ずっと、がんばるのです」

・リトルバスターズ! 第20話「恋わずらいをいやせ」

・リトルバスターズ! 第21話「50ノーティカルマイルの空」

・リトルバスターズ! 第22話「わたし、必ず戻ってきます」

・リトルバスターズ! 第23話「あなたの大切なもののために」

・リトルバスターズ 第24話「鈴ちゃんが幸せならわたしも幸せだから」

・リトルバスターズ! 第25話「最後の一人」

・リトルバスターズ! 第26話「最高の仲間たち」

・リトルバスターズ! 番外編「世界の斉藤は俺が守る!」

・リトルバスターズ! これまでのお話。

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第1話「それは突然やってきた」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第2話「そのときも雨が降っていた」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第3話「ずっとここにいたかった」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第4話「理樹と鈴」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第5話「最後の試練」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第6話「逃亡の果てに」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第7話「5月13日」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第8話「最強の証明」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第9話「親友の涙」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第10話「そして俺は繰り返す」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第11話「世界の終り」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第12話「お願いごとひとつ」

・リトルバスターズ!~Refrain~ 第13話「リトルバスターズ」

・リトルバスターズEX 第1話「諜報員、朱鷺戸沙耶」

・リトルバスターズ エクスタシー クリア 感想

・リトルバスターズEX 第2話「迷宮の二人」

・リトルバスターズEX 第3話「闇の執行部」

ritobasuFC2.jpg

ありがとうたくさんの
ありがとう思い出(アニメ化)を
これ以上(劇場版)はもうわがままになる
ありがとうきみたち(J.C.STAFF)の中にある輝きを
こんなにくれたらもう十分だよ
関連記事
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コメント
No title
長文感想お疲れ様です。
>あや
冒頭ではっきり理樹を書くのは予想外でしたが、ここで引っ張ると顔とか不自然なシーンになってそうですね。
>スタッフが悪乗りして作ったとしか思えない
馬鹿理樹やスクレボENDはなんだかんだで面白かったですけどねw
>秘宝
生物兵器ってだけで感染力云々のくだりが無かったので会話が少し不自然に感じてしまったのが少し残念・・・。
>結末
「自分の頭に泣きながら銃を突きつける」ってのは絵ずらとしてまずかったのかな。良くも悪くもあの体勢でのモノローグじゃ無かったのは複雑ながらも残念。
>解釈
自分の解釈としてはおおむね2の方に近いです(あやの魂や平行世界の捕らえ方が少し違うくらい)。・・・1の方が自然で無理が無いのは確かですけどね。
>笹瀬川佐々美ルート
ルートのタイミング的に最後のほうがいいんじゃないかと思いましたが、それだとホントにアフターっぽくなってifにするにしても理樹と引っ付けづらくなってしまいますね(引っ付かない可能性が高そうだけどw)
それに比べて佳奈多ルートラストだとリトバスメンバーの見せ場も作れるしテレビシリーズ通してのラストとしていい感じになりそう(なんならここに佐々美を混ぜる力技も出来そう)。
2014/05/02(金) 01:14 | URL | Prime #-[ コメントの編集]
Re: No title
>Prime さん
コメントどーも

> 長文感想お疲れ様です。
> >あや
> 冒頭ではっきり理樹を書くのは予想外でしたが、ここで引っ張ると顔とか不自然なシーンになってそうですね。

ラスト1シーンで理樹だと判明するパターンも演出的には良いと思いますね。

> >スタッフが悪乗りして作ったとしか思えない
> 馬鹿理樹やスクレボENDはなんだかんだで面白かったですけどねw

Keyのギャルゲーはそういうところがあるから好き

> >解釈
> 自分の解釈としてはおおむね2の方に近いです(あやの魂や平行世界の捕らえ方が少し違うくらい)。・・・1の方が自然で無理が無いのは確かですけどね。

原作プレイしたときは解釈1でしたけど
アニメを見た後だと2でもいいような気がしてきました。

> >笹瀬川佐々美ルート
> ルートのタイミング的に最後のほうがいいんじゃないかと思いましたが、それだとホントにアフターっぽくなってifにするにしても理樹と引っ付けづらくなってしまいますね(引っ付かない可能性が高そうだけどw)
> それに比べて佳奈多ルートラストだとリトバスメンバーの見せ場も作れるしテレビシリーズ通してのラストとしていい感じになりそう(なんならここに佐々美を混ぜる力技も出来そう)。

確かに佐々美ルートはリフレイン後の話ですからね…
後日談として充てるには申し分ないですから
最終巻が佐々美のほうがよかったような気がします。
2014/05/02(金) 22:54 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
理樹の女装を見てツンデレなお嬢様が乱入してシリアスブレイク、沙耶がウィルス感染したら前述のツンデレなお嬢様と声が同じBWのジョーイさんが駆けつけてシリアスブレイクとかいう妄想をしてしまった。

沙耶はあの世で幸せに過ごしたのか、分岐でも枝分かれでは無くシフトした平行世界に行ったのか気になりましたが、幸せであることを祈りたいです。
2014/05/03(土) 23:37 | URL | NoName #OkIAnE2.[ コメントの編集]
No title
>あや
理樹はあんな幼い頃からフラグを建築してたんですよね。 さすが主人公!
思えば物語が始まった時点で、葉留佳とクドに惚れられ、姉御に興味を持たれてますしねえ・・・w

>リプレイ
そういえば謙吾や真人もリプレイの度に同じ行動をして、沙耶と理樹の出会いを演出してくれてたわけですよね。
リトバスの男たちは、本当に良い奴らだなあ・・・

>女装
理樹はみんなのヒロインですからねw

>解釈
まあ、素直に考えたら①ですよね。
ただ虚構世界は常識も通常の時間の流れも超越してますからね。
同じ場所で数年前に死にかけた少女の魂が迷いこんだ、なんて不思議現象もありかな、と思ってます。
あるいは理樹たちと楽しい時間を過ごしたことが、現実世界のあやに奇跡的な回復力を与え、結果として本当に歴史が変わってしまったとか。
まあ、メチャ強引ですが、そういう解釈も許される自由な世界観ですからね。

>笹瀬川佐々美ルート
偶然かもしれないですけど、コミック版の刊行順と同じですね。

虚構世界の佐々美は厳密には本人ではないので、実は本物の佐々美が初めて登場するルートでもあるんですよね。
2014/05/04(日) 00:07 | URL | 通りすがりの幻想殺し #-[ コメントの編集]
Re: タイトルなし
> 理樹の女装を見てツンデレなお嬢様が乱入してシリアスブレイク、沙耶がウィルス感染したら前述のツンデレなお嬢様と声が同じBWのジョーイさんが駆けつけてシリアスブレイクとかいう妄想をしてしまった。

やめろ、いくらギャグが多い作品だからって
このシリアスな終盤でそれはあかん

> 沙耶はあの世で幸せに過ごしたのか、分岐でも枝分かれでは無くシフトした平行世界に行ったのか気になりましたが、幸せであることを祈りたいです。

見る人の解釈に任せるってことで
2014/05/05(月) 23:52 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
Re: No title
>通りすがりの幻想殺し さん
コメントどーも

> >あや
> 理樹はあんな幼い頃からフラグを建築してたんですよね。 さすが主人公!
> 思えば物語が始まった時点で、葉留佳とクドに惚れられ、姉御に興味を持たれてますしねえ・・・w

それでもKanonのU1に比べれば幼少時に犯した罪は軽い

> >リプレイ
> そういえば謙吾や真人もリプレイの度に同じ行動をして、沙耶と理樹の出会いを演出してくれてたわけですよね。
> リトバスの男たちは、本当に良い奴らだなあ・・・

なんせ何週も同じことしてるんだもん

> >女装
> 理樹はみんなのヒロインですからねw

ですよね。リトバスメンバー全員の嫁

> >解釈
> まあ、素直に考えたら①ですよね。
> ただ虚構世界は常識も通常の時間の流れも超越してますからね。
> 同じ場所で数年前に死にかけた少女の魂が迷いこんだ、なんて不思議現象もありかな、と思ってます。
> あるいは理樹たちと楽しい時間を過ごしたことが、現実世界のあやに奇跡的な回復力を与え、結果として本当に歴史が変わってしまったとか。
> まあ、メチャ強引ですが、そういう解釈も許される自由な世界観ですからね。

どんな世界だって幸せを望んだっていいじゃないか。

> >笹瀬川佐々美ルート
> 偶然かもしれないですけど、コミック版の刊行順と同じですね。
> 虚構世界の佐々美は厳密には本人ではないので、実は本物の佐々美が初めて登場するルートでもあるんですよね。

そういえばそうですね。真のさささーさん登場おめ
2014/05/05(月) 23:58 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
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