テイルズオブベルセリア 感想

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君が君らしく生きるため。
自分らしく生きるって大変だね。

以下、ネタバレありの感想なので注意。


■ストーリー

60時間という壮大な時間をかけてお送りする
テイルズオブゼスティリアのプロローグ

(なお、クリア時間には個人差があります)
っていう感じだったかな。
ゼスティリアを知らなくても楽しめるけど
知ってるといろいろと発覚して面白い。
一方で後のことを知ってると切なくなる部分も多い。

あと、良くも悪くも
「世の中や人様に迷惑かけまくるRPG」だったな。
復讐の旅路の街を燃やしたり、滅ぼしたり、乗っ取ったり
後の生態系に大異変が起きるような事件を起こしたりとやりたい放題。
ベルベットたちの戦いは結果的には
世界を救ってることにはなるんですが、
方や復讐だったり、もう方やケジメをつけるためだったり
自分がやりたいようにやった結果、いつの間にか世界を救ってた。
っていうお話でした。

それでも"個"と"全"、"理"と"自由"というテーマを描き
醜く穢れた混迷の時代の中で自分らしく生きるベルベットたちの
生き方には心震わせるものがあった。
まさに「君が君らしく生きるためのRGP」だったと思う。

ラストに関しては復讐がテーマな作品なだけあって
必ずしもハッピーエンドとはいい難い終わり方でしたが
(ていうか後の世界を知ってるとバッドエンドとも見える)
自分らしく生きた彼女たちが納得した結果のなら
それはそれでいい終わり方だったと思います。


■戦闘システム

スタンさせてゲージ貯めないと
何もできないのでとにかくスタンさせろ!
っていう感じでスタンさせることを優先とした
技構成が求められる。
あと、敵も容赦なくスタンさせてくるので
雑魚敵でも気を抜いたら苦戦っていうケースも十分ありうる。
そのため、一度体制を崩されると持ち直すのが一苦労で
状況によってはD2以上に防御がちになりそうだな。
逆に押してるときは本当に快適にコンボが決まるのですごく楽しい。
いかに敵をスタンさせて自分たちのペースを作るかが問題


■キャラクター感想

・ベルベット

復讐鬼になり果てた主人公っという設定でスタートしたが
なんだかんだで情を捨てきれず手を差し伸べる優しいお姉ちゃん。
生来の性格が家庭的で優しい姉だっただけあって、
素直になってからは仲間たちから「よいお嫁さんになれる」
「よいお母さんになれる」「うるさい小姑にもなれる」とか言われた。
復讐者としての一面と優しい姉としての一面のギャップは
凄まじいものがあるので担当声優の佐藤利奈さんのすごさがわかるキャラクター。
特にカノヌシの正体がわかるイベントのあたりはすごい。

彼女にとって一番の不幸は義兄が弟を殺す瞬間を
見てしまったことなんだろうな。
もしあの光景を目の当たりにしていなかったら
ベルセリアの物語はもっと早くに終わっていた。

自分のやりたいようにやったっ結果
人々からは「災禍の顕主」と呼ばれ恐れられる
存在となった一人の少女が願った結末は…
永遠にカノヌシと食いあいカノヌシを抑え続けるというもの。
なんか、最近この手の自己犠牲増えてないかテイルズ?


・ライフィセット

本作のもう一人の主人公。
感情のないロボットのような少年が
仲間を得て、冒険して、多くの経験を経て成長していく
過程は非常に見ていて楽しかった。
良くも悪くも序盤はギスギスしがちなパーティーの潤滑油で
末っ子の弟っていう感じで、みんなに見守られていた。

カノヌシ降臨後のフィーはぶっちゃけ漢!
ベルベットの絶望を焼き払い、勇気と策略を持って
神様気取りのクソガキに一発ぶちかましてやったシーンはスカッとしたわ。
「(ベルベットは)お前のじゃない」はガチで震えたセリフです。
そんな彼の成長の果てにある、一つのある決断は
世界に変革をもたらすことになる。
ラストシーンでフィーの正体がマオテラスだと知ったときの衝撃すごかった。


・ロクロウ

明朗快活にして自由奔放な青年剣士。
バトルマニアな点を除けばフォローに定評があり
面倒見のいいパーティーの良心だった。
思えば、最初から最後までベルベットと共に旅を続けていたんだが、
気づけばエレノアフラグまで立てようとする恐ろしい男である。
アイゼンとの男同士の奇妙なやりとりも必見。
ていうか、男子小学生的なノリのやり取りやたら多かった。
しかし、シグレの件から察するに人間時代のロクロウは
もっと姑息な男だったようだが…業魔ロクロウとしての
面しか見てないプレイヤーとしては複雑な心境である。
どうでもいいが、エンディング後の大太刀二刀流な
ロクロウが使えるパッチはまだですか?


・アイゼン

アイフリード海賊団の副船長にしてパーティーの知恵袋
何よりも流儀に生きるクールでワイルドな男の中の男。
…っと書けば聞こえがいいが、異常なまでにロマンを求める姿勢は
パーティーメンバー(特に女性陣)から引かれがちという
若干残念なイケメンでもある。ロクロウとの昆虫談義はガチで笑ったw
あと、妹(エドナ)絡みの話になると急に残念度が上がるのはもはや仕様
ライフィセットとは同じ聖隷でもあることから
年の離れた兄っていう感じで接して
「自分の舵は自分で取る」という生き方を授けた。

ただ、ゼスティリアのことを考えると、少なくとも
作中終了後~ゼスティリア開始前までの間に
ドラゴン化することが確定している。
(作中でもドラゴン化を仄めかす伏線は多かった)


・マギルゥ

正体不明のインチキ魔女。
「こいつ絶対裏切るな」って思ってたら
そうじゃなくて驚いた。ごめんよマギルゥ姐さん。
終盤になればなるほど、彼女の背負ってきた過去や
意外に面倒見がいい部分、有能な部分が見えてきて好きになる。
というか、マギルゥ姉さんの闇深すぎて驚く。
最大の見せ場はメルキオルの攻撃から次元の裂け目を守るシーン
今までなんとなくひっついてきた彼女なりの
覚悟と仲間思いな一面が全力で現れていた名シーンだと思う。
というか、メルキオル関係のイベントでは高確率でかっこいい。


・エレノア

クソ真面目な少女対魔士。
真面目に悩んで、真面目に決断して、真面目に穢れて、
真面目に解決する。そんなあなたが大好きです。
実際捻くれ者と問題児の多いベルセリアメンバーの中では
唯一まともな思考をしてるキャラで、いわゆる委員長的な存在。
そんな彼女がベルベットたちと出会って戦って
なんだかんだでともに歩むことで自分自身の「生き方」を
見つけるのが彼女の物語でした。
ライフィセットのもう一人の姉的存在で
ベルベットとの弟争奪戦は面白かった。


・アルトリウス(アーサー

本作のラスボス的存在。
人間を操作して穢れの生まない清い存在にしようとしたが
それは完全に精神への侵略。最も恐るべし悪ではあるが
同情すべき要素がやたら多いんだよねこの人。
師の意思を継いで頑張ったけどダメで
その果てに出会った一人の愛すべき女性と家族に巡り合うも
人の業の醜さにより妻子ともに失ってしまった男。
セリカのいう通り、ただのアーサーとして
ベルベットやライフィセットと共に暮らせていたら
あんなことにはならなかったんだろうな。
EDの映像(ベルベットの夢)が切なすぎる…


・オスカー

OPではベルベットのライバル的な描かれ方をしているが
実はそんなことはなかったぜ。だったオスカー
だが試作型神依発動シーンは驚いたな。
ゼスティリアをやった人間にとっては
あれが敵に回るのかと恐怖したと思う。
そのあとの量産型神依軍団もやたら強かった。


・テレサ

弟大好きなお姉ちゃんという点で
ある意味もう一人のベルベットとも言うべき存在。
あんな悪魔合体したみたいなエロい恰好になるとは予想してなかった。
秘奥義は弟への愛に満ちた狂気の攻撃
しかしテレサ→オスカーへの感情は姉としての愛情に見えたが
オスカー→テレサは割とガチな恋愛感情に見えた。


・シグレ

剣に生き、剣に死んだ豪傑
この人がもうちょっと真面目に動いてたら
ベルベット一味はあっさりと全滅していただろうな。
(まぁあそこでベルベットたちが倒れても
アルトリウス的にも困っただろうが)
ロクロウとの最後の一騎打ちはアクションすごかったな。
最後に勝敗を決めたのは二刀流から大太刀に切り替えた
ロクロウの機転とクロガネの命を吹き込んだ刀
だったってのもね…


・メルキオル

実はアルトリウス以上にいろいろとやらかしてる
ゲス爺ことメルキオル。
それでいて穢れていないあたり
自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪だな。
でも、名もなき花を踏みつけられなかったり
弟子のマギルゥ相手に手心を加えたり憎めない一面もある。


・ザビーダ

前作のパーティーキャラだが、なんだかんだで出番が多かった。
ベルセリアでは彼の過去とアイゼンとの奇妙な友情
そして、謎の銃「ジークフリート」の秘密と入手経緯が
明らかになり、見事にゼスティリアの補完をしていた。
ぶっちゃけパーティーメンバーに加えてもよかったのでは
って思ったが、ベルベットたちのスタンスとウマが合わなかったんだろうな。



あと、サブキャラがいい味を出していたですね。
特にトカゲのおっさん(ダイル)は正直序盤のイベント終わったら
すぐ退場しそうだと思ってたのに、
気づけばアイフリード海賊団の一員で
パーティーを支える重要な要素となり、
挙句の果てに美人の嫁さんと可愛い幼女をゲットという
今作一番の勝ち組になってたのは驚いた。
そして、モアナたそがパーティーに加わってくれれば完ぺきだった(ォィ

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以上、ベルセリアの感想でした。
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コメント
No title
なんか三作目がありそうな終わりかたでしたね

個人的にはフィーはベルベットがいつか帰ってくるだろう世界を護るためにマオテラスになったのもあるだろうしゼスティリアの時点ではまだ戻ってきていないんだろうなぁというのを考えると続編(最終章?)はゼスティリアの後の時代になるのかな
続編あるならベルベットにちゃんとした救いを願いたいですねぇ
カノヌシと永遠に食い合う最後は悲しすぎる
2016/09/17(土) 16:21 | URL |   #-[ コメントの編集]
Re: No title
> なんか三作目がありそうな終わりかたでしたね
> 個人的にはフィーはベルベットがいつか帰ってくるだろう世界を護るためにマオテラスになったのもあるだろうしゼスティリアの時点ではまだ戻ってきていないんだろうなぁというのを考えると続編(最終章?)はゼスティリアの後の時代になるのかな
> 続編あるならベルベットにちゃんとした救いを願いたいですねぇ
> カノヌシと永遠に食い合う最後は悲しすぎる

最終作は目覚めたベルベットとスレイのダブル主人公になるんかな?
とりあえず、天界の天族はぼこったれ
2016/09/18(日) 23:32 | URL | せーにん #-[ コメントの編集]
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