
りりすはまんま
『本当は主人公のことが好きなのに素直になれない幼馴染キャラ』というある意味、ギャルゲーにおいてもはや使い古されたキャラと
テンプレートに三角関係を混ぜたようなお話でした。
でもメモオフとしてはこの手の設定は初めてな気がします…
(唯笑は超ド天然だったし智也は馬鹿でしたから)
そんな素直になれない幼馴染と自分を慕ってくれる女の子との間で
苦悩するは我らがメモオフ伝統のヘタレ主人公
その様子に俺は「よしキタキタキタ!!」と大喜び(笑)
ここまでヘタレ主人公を見るのを楽しめるのはこの作品だけですね。
でも今回のMVPはりりすでも主人公でもなく
第二の稲穂信たる佐賀亨でした
「ふざけんなよこの野郎!
そうやって答えを先送りにして、
誰かが幸せになれたのか!?
智紗ちゃんが!りりすちゃんが!お前が!
笑顔になったのかよ!」ええまったくもってそのとおり!
亨、お前は今最高に輝いてるよ!!智紗とりりすの間で揺れ動いてた主人公を一括し
失恋をしながらもりりすとの関係を清算し自分も先に進むため
恋敵でもあった親友の背中を押す亨はかっちょよかった。
ホント…
他のルートでの空気っぷりが嘘のようですでも亨の愛の鉄拳(?)で目覚めた志雄君が
取った行動はまたしても大胆な告白でした
はずかしぃ!!志雄くんはずかすぃ!!だがこれぞ青春!結乃編に引き続き、大勢の前で告白した君には
『がんばったで健ちゃん賞』を進呈しよう。
でも最後は智紗ちんと信がおいしいところを全部持って行きました
やっぱり智紗ちんは振られた後のほうが輝いているような気がする
「振り向かずに前を見ろ。今がその時だ」もう後押しする親友役を亨にバトンタッチしたのかと思っていましたが
最後の最後でこいつって奴は…たった一言で全てを持っていけるこの男の存在感は異常
しかしEDの演出が凄かったり後期OPがあったり、
メモオフの定番である三角関係やヘタレ主人公、理解ある親友イベント
などがあり。流石メインヒロインだけあって
りりす編は智紗編より気合が入っているように見えました。
あと何気に作中のKanataがラジオで言ってた台詞に凄く共感したので載せて置きます
『誰かが幸せになったら、
その分誰かが幸せを失う』受験だって就職だって恋だって成就した瞬間
用意されていた席の一つを自分が奪っていることになる
当然そこに行き着こうとしていた他の誰かの分の席は存在しない
だから全ての人が幸福になるなんてことはありえない
それを願うのは人間としてはあまりに過ぎた驕りです。
そして幸せをつかむのも、譲るのも、あきらめるのも自分しだいなんです。
これ聞いて真っ先に「想い出にかわる君」でカナタが実際に
音緒に言った台詞を思い出しました。たしか・・・
『誰も傷つけずに自分も傷つかないでいるほうがよっぽど卑怯じゃない』
だったかな?大体ニュアンスはあってると思うんですが
次回はラスト『トライアングルート』の感想で締めくくりたいです
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