10年間待ち続けてたファンのための映画で
「こういうシーンが見たいんだよ」っていう
ファンの要望に全部お答えしたみたいな映画だった。
昔馴染みのラーメン屋に久しぶりに行って
ラーメンを注文したらあの時と全く同じ味で
「そう、これだよ。この味だよ!」ってするみたいな感覚。
尺の都合で出番の少ないキャラとかいたけど
「反逆のルルーシュ」に登場した
ギアスオールスター全員集合みたいな感じで
お送りするファンディスク的な続編。
あとシャーリー生存が正史になってるので
TVアニメ版ではなく総集編映画の続編のようです。
思えばそこが分岐点だったのかもしれない
■帰ってきた我らが魔王
中盤あたりに復活するんだろうなー
って思ってたら開始五分で復活してて驚いた。
でもあの時のルルーシュは側だけの存在で
中身は赤ちゃん状態だったんだよな…
中盤で中身が復活した途端に「違うな、間違ってるぞ」
っといつもの
ルルーシュ節が炸裂した時は
なんだかんだでワクワクしましたね。
死に戻りのギアスで自分の戦略全部破られた時の凹みっぷりとか
その後復活して逆転劇繰り広げるあたりとか
無駄にオーバーアクションでタイピングする所とか
「ああ、いつものルルーシュが帰ってきた」って思ったよ。
そんなルルーシュの楽しさを改めて実感する映画だったと思う。
しかし、復活してからのルルーシュが結構丸くなってたのには驚いた。
大丈夫?間違えてスパロボ世界のルルーシュをインストールしてない?
■今作のメインヒロイン
C.C.ってこんなに可愛かったっけ?前半=ママ、後半=嫁
って言う感じで終始ルルーシュとC.C.が
イチャイチャする映画だった気がする。
ルルーシュを支えられる女性は他にもいるだろうけど
C.C.を幸せに出来るのはルルーシュだけなんだろうし、
なんだかんだでルルーシュ最大の"共犯者"は
彼女なんだろうなって感じた。
だからこそラストで"本当の笑顔"を取り戻せた
彼女は凄く幸せそうで良かったな。
"人に愛される"ギアスを持っていた少女が
再び誰かに愛されるまでの物語だったのかもしれない。
■今作も今作とて苦労人
ルルーシュが生きてたと知った途端
「ふざけんなてめぇ!」っとルルーシュを
フルボッコにするスザク君見て笑いそうになりました。
確かに「受け取ったぞ、そのギアス」っと
めっちゃしんどい思いして親友を殺して世界の守り人になったのに
その本人がしれっと生きてるわけですから殴りたくもなるわ。
(ルルーシュが復活したのはほぼC.C.のせいとはいえ)
割とギアス世界では最強のイメージが強いスザクですが、
今回はナイトメア戦で結構苦戦してた印象が強かったですね。
初戦は武装が十分でない機体で戦って敗北
(それでも前の周回では勝ってたんだろうけど)
ランスロットに乗り換えても結構苦戦
カレン共々「はよその重装備脱げって」って何度思ったことか…
そういえば、亡国のアキトでも捕まってたよねこいつ。
最終的にルルーシュにゼロ役をぶん投げられて終わったけど
ことあるごとに「ルルーシュがゼロをやるべきだ」って言うスザク君見て
「この1年相当苦労してたんだろうなぁ…」って思った。
スザクの苦労はまだ続く!■リアル系女主人公
相変わらずフィジカルエリートのカレンさん
生身でもナイトメアでもアクションシーンなら
お任せのアクション俳優っぷりで終始活躍。
ルルーシュがよみがえったことに関しては
怒り半分嬉しさ半分って感じで
思わず泣き出しちゃうところとか良かったな。
C.C.との女同士の友情みたいな腐れ縁も相変わらずで
彼女との会話はメインヒロインを後押しする
サブヒロイン的な感じがしました。
そういえばスパロボだとおなじみになってますけど
カレンとスザクが共闘するってアニメだと今作が初めてなんだよな。
(一人ひとり戦ってる感じであんまり共闘って感じはしなかったが)
新機体はスパロボだと絶対マップ兵器持ってるよね。
■ギアスVSギアス
思えば
死に戻りって滅茶苦茶強い能力だよね。
いわゆるRPGの「セーブポイントからやり直す」
ようなものだし。スパロボだと全滅プレイに近い。
リゼロのバルスくんの場合、セーブポイント決めれないし
他の人に言ったらいけないし、主に一人で解決しないといけないしで
かなりクソゲー感ある能力でしたが、
姉上のように国そのものを動かせる人間が持つと
こも厄介な能力になるとはね…
あのルルーシュが一度完全敗北して心折れるまで
追いつめられるとか、まさに劇場版の敵に相応しい人物だった。
思えばギアスって力としての強さよりも
こういった知略的な強さが肝になってる作品でしたね。
■私の姉は最強です
スザクやカレンよりナイトメア戦で頑張ってた感あったのは
コーネリアお姉さま。グロースターの改造機で
よくもまぁ敵の大将を倒して生き残れたもんだよ。
「忘れたか、私の弟は諦めが悪いんだということを」あたりはルルーシュを信頼してる感じがして良かったし
ルルーシュのヤケクソ作戦オペレーションファイナル
の意図を瞬時に理解するあたり流石お姉ちゃんだなって感じた。
その他、オレンジ君とかプリン伯爵とか
セシルさんとかニーナさんとか玉ちゃん、扇さんも活躍で
前線にいたメンバーに一回は見せ場あったと思う。
ロイドさんの眼鏡がいろいろと最強すぎて笑う。
眼鏡二つで堅すぎぃ
あと咲世子さんだけ完全に別のアニメの住民だと思った
色々と便利すぎて最強すぎないかあのご婦人?
1期とかただのナナリーのお世話係から始まったんだぜ
■俺の妹がこんなにかわいい
今回はC.C.にヒロインを譲ったので出番は少なかったが
それでもルルーシュが戦う原動力と言ったら
やっぱりナナリーでしたね。
このへんブレないあたり流石ルルーシュだ。
ちゃんとルルーシュに感謝と謝罪を言えたし
ナナリーの物語としてはここが終着点なんだろう
っていうのも感じた。
最後ルルーシュには自分と生きる道を
選んでもらえなかったけど、ルルーシュも言ってたように
もう兄がいなくても生きていける強い子になれたから
いい意味で
兄離れできたんだろうね。
しかし、彼女1年経つのにあんまり成長してませんね
EDの天子ちゃんと映ってる絵がめっちゃ可愛いくて
これには南も俺もガッツポーズ。
シンク―も草葉の陰で微笑んでるだろうよ。

という感じで、いろいろと大満足な映画でした。
TV版がコードギアスの物語としてのグランドエンドとするなら
劇場版はその先を描いたC.C.トゥルーエンドって感じでした。
簡単に言っちゃうと本作は「蛇足」なんですよね。
覚悟を決めて死んだキャラを生き返えらせたわけだから
あの時の涙を返せと言いたくなる。
だから見るまで少し抵抗があった。
でも見た結果
「最高の蛇足」でした。そんな映画。

ところで最初のPVに使われた映像ってほとんど使われてなかったな。
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まあ、プリタニアは破壊したし、スザクと一応とはいえ和解したし、ナナリーは独り立ちしたし、ゼロレクイエムも成功させたし、この世界ではシャーリーも生きてるし、丸くなってても不思議じゃないですね
世界最強の国家やら世界全部やらを敵に回してる状況でもないですし(それでも一度は心が折れかけるヘタレぶりもご愛嬌)
>思えばそこが分岐点だったのかもしれない
シャーリーを不幸にせず(彼女の父親が無事だし彼女が人を撃つこともなかった)シャーリー自身も死なせなかった事が分岐だったみたいですね
その分だけルルーシュの絶望が軽くなりCの世界への魂の束縛が緩くなり、かつシャーリーがルルの「遺体」を回収してC.C.に届けたと
正直、シャーリーが犠牲になったままだったら、ルルーシュはL.L.として生きることを自分に許せたかも怪しいですしね
>C.C.ってこんなに可愛かったっけ?
元奴隷な事もあって実は尽くす系なのは記憶喪失時の様子からでわかります
さらにマオの一件で子育ても経験済み
というか、こんな献身的な母親で姉で友人で恋人だった女性(しかも永遠に美少女)とかマオがストーカーになるのもやむなし
>なんだかんだでルルーシュ最大の"共犯者"は
彼女なんだろうなって感じた。
実はルルーシュと一度も敵対してないのは一般人のミレイ会長などを除けばC.C.だけです
>"人に愛される"ギアスを持っていた少女が
再び誰かに愛されるまでの物語だったのかもしれない。
そもそもギアスにはその人間の願望が出るのでルルーシュにはC.C.の「本当の願い」がわかっていたのでしょうね
あの「約束」も、つまりは「そういう事」ですし
ちなみにL.L.への改名はルルーシュなりのプロポーズだそうな
>かなりクソゲー感ある能力でしたが、
姉上のように国そのものを動かせる人間が持つと
こも厄介な能力になるとはね…
スバルも国を動かせる立場だったら、ペテルギウスにあそこまでのトラウマを植え付けられる目に遭わなかったでしょうしね
>■私の姉は最強です
「ゼロ」ではなく「ルルーシュ」として頼んだら聞いてくれる辺り、基本的に家族に甘いのでしょうね、この人
ゼロレクイエムの真意を見抜いてたのもあるでしょうけど
>1期とかただのナナリーのお世話係から始まったんだぜ
でも、一期の終盤の時点で実は「黒の騎士団」の協力者だったんですよね
まさかニンジャ・ガールの特撮マニアとは思いませんでしたが・・・・・・
>簡単に言っちゃうと本作は「蛇足」なんですよね。
制作スタッフもその自覚があったから、TV版の続編ではなく劇場版の続編という形を取ったのだと思います
コメントどーも
> まあ、プリタニアは破壊したし、スザクと一応とはいえ和解したし、ナナリーは独り立ちしたし、ゼロレクイエムも成功させたし、この世界ではシャーリーも生きてるし、丸くなってても不思議じゃないですね
そうか、ルルーシュにはもう反逆する相手もいない状態でしたね。
> シャーリーを不幸にせず(彼女の父親が無事だし彼女が人を撃つこともなかった)シャーリー自身も死なせなかった事が分岐だったみたいですね
> その分だけルルーシュの絶望が軽くなりCの世界への魂の束縛が緩くなり、かつシャーリーがルルの「遺体」を回収してC.C.に届けたと
一般人だからノーマークっていうのはもう一人いたはずだけど…
> 元奴隷な事もあって実は尽くす系なのは記憶喪失時の様子からでわかります
> さらにマオの一件で子育ても経験済み
> というか、こんな献身的な母親で姉で友人で恋人だった女性(しかも永遠に美少女)とかマオがストーカーになるのもやむなし
マオの気持ちがわかる映画でもあった。
> 実はルルーシュと一度も敵対してないのは一般人のミレイ会長などを除けばC.C.だけです
そういえばそうだる。妹のナナリーですら敵対しましたからね
> そもそもギアスにはその人間の願望が出るのでルルーシュにはC.C.の「本当の願い」がわかっていたのでしょうね
> あの「約束」も、つまりは「そういう事」ですし
> ちなみにL.L.への改名はルルーシュなりのプロポーズだそうな
監督曰く「ラブストーリー」らしいですね。
> スバルも国を動かせる立場だったら、ペテルギウスにあそこまでのトラウマを植え付けられる目に遭わなかったでしょうしね
バルスの言うことを全部信じてくれる人間が国単位でいたら
> 「ゼロ」ではなく「ルルーシュ」として頼んだら聞いてくれる辺り、基本的に家族に甘いのでしょうね、この人
> ゼロレクイエムの真意を見抜いてたのもあるでしょうけど
ユフィの件は許せないけどそれはそれとして
ルルーシュのことは憎からず想ってるあたりは
ほんとネリ姉さんって感じだ。
> でも、一期の終盤の時点で実は「黒の騎士団」の協力者だったんですよね
> まさかニンジャ・ガールの特撮マニアとは思いませんでしたが・・・・・・
彼女は2期から急にキャラ立ちしましたからね
ぶれないロリコン
>C.C.
L.L.(エルツー)って最初C.C.の本名を名乗ったかと思いました
>オレンジ君とかプリン伯爵とか
セシルさんとかニーナさんとか玉ちゃん、扇さんも活躍
そのせいか藤堂さんやジノとかが・・・
>カレン
薄い本案件も担当するヒロインの鏡
最近高木渉さんはゲス声ばかり聞く
>ルルーシュ
中身の復活の仕方にあれで完全復活したのかと驚いた
何か伏線でもあるのかと
>ところで最初のPVに使われた映像ってほとんど使われてなかったな。
スザクのみかんコースターとか
>シャムナ
傭兵輸出による軍事力国家ってのはそれしかなかった国とはいえ、詰んでたとは思います、色んなところから恨みなり敵視なりされやすいわけだから
コメントどーも
> >これには南も俺もガッツポーズ
> ぶれないロリコン
シンクーしたら吐血してたともう
> >C.C.
> L.L.(エルツー)って最初C.C.の本名を名乗ったかと思いました
結局本名はなんだったんだろうな?
> >オレンジ君とかプリン伯爵とか
> セシルさんとかニーナさんとか玉ちゃん、扇さんも活躍
> そのせいか藤堂さんやジノとかが・・・
ミラクル藤堂さんが活躍しないあたりはギアスらしくていいと思った
> >カレン
> 薄い本案件も担当するヒロインの鏡
カレンは人気キャラでしたからね。
> >ルルーシュ
> 中身の復活の仕方にあれで完全復活したのかと驚いた
> 何か伏線でもあるのかと
ルルーシュの器にルルーシュの中身を入れただけ
> >ところで最初のPVに使われた映像ってほとんど使われてなかったな。
> スザクのみかんコースターとか
アニメ映画で予告詐欺は良くあること(コナンとか)
> >シャムナ
> 傭兵輸出による軍事力国家ってのはそれしかなかった国とはいえ、詰んでたとは思います、色んなところから恨みなり敵視なりされやすいわけだから
どうあがいても未来はないクソゲー状態から抜け出すのに
オカルトを頼らざるおえなかったってのは相当やばかったんだろうな