アニメ
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の劇場版
謎の女性、牧之原翔子さんの謎と
咲太の思春期症候群に関する謎が明らかになる青ブタ完結編。
これまでの伏線をすべて回収しつつ
本当に綺麗に終わるいい作品でした。
中盤の鬱展開からの巻き返しはお見事で
恋愛映画としても青春映画としてもまとまっていた作品。
ただ、TVアニメ版を見ていないとほぼ理解できないと思うので
この映画を見る前に必ずアニメ版を予習しておくことをおススメする。
メインヒロインである翔子さんと麻衣さん以外は
あまり出番がないと思っていましたが、
他のヒロインも意外な形で活躍するので
これまでの集大成感ありましたね。
以下、キャラクターの感想
・牧之原 翔子
本作のメインヒロイン。
主人公の憧れのお姉さんから
病弱年下ヒロインまでこなす主演女優
物語全体的に見ても彼女の見た未来が
これまでの青春ブタ野郎シリーズのすべてだったわけで
メインヒロインどころか
主人公と言ってもおかしくないポジション。
夢見る少女だった彼女が自身の未来を描きだし
未来へ向かうために、過去から全部やり直すまでのお話が
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」でした。
最終的になぜ彼女が助かったのかは不明でしたが
咲太の募金活動や麻衣さん主演のドナーを待つ少女の映画が
小さなきっかけになって助かったのだと解釈しています。
奇跡を起こすのは不思議な力ではなく
人々の小さな努力なのだと思うから。
・桜島 麻衣
本作のもう一人のメインヒロイン。
なんだかんだで咲太の恋人は彼女しか
ありえないよなと実感する内容でした。
彼氏に対する理解力が半端ないし
彼氏のためなら自分の命すら投げ出す。
相手の幸福のためなら自分の持ってるもの
すべて投げ売ってもかまわない覚悟を持つあたり。
この二人すごい
似たものカップルなんだなと実感した。
・梓川 咲太
この度
究極の選択を強いられることになった
本作の主人公。相変わらず半分目が死んでるブタ野郎だが
今作は特に目が死んでたと思う。
結局のところ最終的に彼一人の力ではどうしようもなくて
"諦めざるおえなかった"んですよね。
決してヒーローではない、弱くて脆い男だが、
それでも誰かに優しくでき、行動に移せる彼は凄い男だと思う。
・双葉 理央
我らが知恵袋担当。
相変わらず
「ブタ野郎」と罵ってくれる存在だが
ことあるごとに咲太を心配する様子は非常に可愛かった。
特に踏切で咲太にいなくなってほしくないって言うところと
咲太が生きてると知って安堵の涙を浮かべた瞬間は
本来のヒロインを食ってしまうほど存在感あった。
・梓川 花楓
われらが妹。
アニメ版では花楓の出番が少なかったのでわからなかったが
兄にべったりだったかえでと異なり兄離れができてるように見えた。
相変わらず可愛いが兄のピンチに遠方にいたりと出番は少な目。
・古賀 朋絵
我らがプチデビル後輩。
咲太とケツを蹴りあった仲として
終盤において
意外な活躍を見せる。
思えば今回の件は彼女の件のスケールアップ版ですからね。
・豊浜 のどか
我らがシスコンアイドル。
この度シスコンっぷりが増した。可愛い
終盤で姉と咲太をつなげる役目を担ったり地味に活躍
終わってみて
「生きる」ということが
テーマな作品だと気付かされます。
非日常的な「死」に触れて「生」を知る。
未来から来た咲太が翔子の命より自分の命を選択するシーンにこそ
本作のテーマは現れていたと思います。
身近な人の死に直面して初めて
「生きたい」と思えるあたりが
人の業なのかもしれませんが、
日常にありふれてるものだからこそ見えないものがある。
そんな映画でした。
あと、江の島に行ってみたくなる映画でしたね。
【関連記事】
・青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 第12話「覚めない夢の続きを生きている」・青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 第13話「明けない夜の夜明け 」
さすが咲太くん。ブタ野郎ですね。
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>>兄にべったりだったかえでと異なり兄離れができてるように見えた。
そう見えるでしょうが実は花楓ちゃんのほうもブラコンで
嫉妬深いのは花楓ちゃんのほうです
>>相変わらず可愛いが兄のピンチに遠方にいたりと出番は少な目。
花楓ちゃんの当番の話は映画の後の話なので仕方ないです
ちなみに花楓ちゃんの話は社会復帰のお話です
要するに、かえで編の後編みたいなものです
ですね
映画とても良かったですね
お話はまだ続きますが今のとこ咲太が今回ほどの苦悩をする話はなく
最新刊までは色んな話の後日談っていったとこです
ちなみに翔子ちゃんは今後もレギュラーです
>>小さなきっかけになって助かったのだと解釈しています。
>>奇跡を起こすのは不思議な力ではなく
>>人々の小さな努力なのだと思うから。
その通りです
小さな努力によって主要登場人物以外の一般人からドナーが見つかる
世界線に変わったってことです
最後に助かった翔子ちゃんは以下
1.咲太がドナーになった世界
2・麻衣さんがドナーになった世界
3.主要キャラ以外の一般人がドナーになった最後の世界
この3つの世界全ての記憶を持ってるそうです
> 嫉妬深いのは花楓ちゃんのほうです
> 花楓ちゃんの当番の話は映画の後の話なので仕方ないです
待って、お兄ちゃんの恋人に嫉妬する展開あるの?
> ちなみに花楓ちゃんの話は社会復帰のお話です
> 要するに、かえで編の後編みたいなものです
劇場版でも最後学校に行こうとしてましたからね。
彼女の問題はまだ解決していないってことだろう
コメントどーも
> ですね
> 映画とても良かったですね
> お話はまだ続きますが今のとこ咲太が今回ほどの苦悩をする話はなく
> 最新刊までは色んな話の後日談っていったとこです
いわゆるハルヒにおける消失みたいな
中盤の山場的な劇場版にぴったりな
エピソードだったんでしょうな。
> ちなみに翔子ちゃんは今後もレギュラーです
大丈夫?修羅場発生したりしない?
コメントどーも
> その通りです
> 小さな努力によって主要登場人物以外の一般人からドナーが見つかる
> 世界線に変わったってことです
ご都合と言われてしまうかもしれませんが。
この結末は非常に好きです。
> 最後に助かった翔子ちゃんは以下
> 1.咲太がドナーになった世界
> 2・麻衣さんがドナーになった世界
> 3.主要キャラ以外の一般人がドナーになった最後の世界
> この3つの世界全ての記憶を持ってるそうです
リーディングシュタイナーの力が強すぎるオカリンみたいな存在