綺麗な映像と世界で紡がれる
手紙が紡ぐ人と人のつながりを描いた物語。TVシリーズで語られなかったヴァイオレットと
ある姉妹のお話で「外伝」でありながら、
ヴァイオレットがかけがえのない
「友達」を得た
非常に重要なエピソードだったと思います。
ヴァイオレットと姉イザベラを主軸とした前半部分と
ベネディクトと妹テイラーを主軸とした後半部分の
二部構成となっていて、最後の手紙を渡すまでの
流れが非常に感動的でした。
二人とも手紙に書いた文字が非常に少なかったのですが
文字数以上に多くのものを相手に伝えていたっていうことが見ててわかりました。
「誰かに幸せになってほしい」って思える気持ちは人間の一番尊くて
美しい感情なんでしょうね。
本作はそんな離れ離れになった姉妹の絆を
感じる作品であったのと同時に
仕事の大変さにつかれてやりがいを失っていた
ベネディクトが再び郵便配達の大切さを
取り戻すお話でもありました。
「郵便配達人が運ぶのは"幸せ"」
っと語る彼の表情からは見事に不安や悩みから
解放されたような清々しさを感じました。
テイラーとのコンビは見てて非常に面白い関係で
テイラー(CV:悠木 碧)の
「にぃにぃ」が可愛すぎる…
疲れた青年の心に少女の純粋な言葉がスーッと効いてくる。
茅原実里さんの歌う主題歌の「エイミー」は
本当に本作の内容を現してる曲で、
もはやネタバレソングです。
歌詞を見るだけで泣けてきます。
美しく、儚く、そして胸に残る作品をありがとう。
いつになるかわかりませんが、次の劇場版が公開されることを
心待ちにしております。

以上、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 - の感想でした
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