・微熱空間 第3巻「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生の漫画で
連れ子同級生姉弟の甘酸っぱい関係を描いた作品。
こういう"血の繋がらない姉弟(兄妹)"って創作物では意外と多いのですが
たいていが「姉弟」として完成されたところからスタートするのに対し
この作品はそういう
「姉弟としての関係」を
作っていく過程を描くものとなっています。
ただ、割と恋愛要素的なものもあって
ギリギリで家族として踏みとどまろうとする
微熱な関係を描いた恋愛作品でもあります。
義理とはいえ姉とそういう関係になりそうで
気まずくなるのわかるけどさ、
ついぞ最近まで他人だったわけだから仕方ないよ。
ただ、
「学校、俺には学校がある!」っと思わず学校に逃げるなおくん(弟くん)の姿には
思わず笑ってしまいました。(ちなみに姉とは学校が別)
今巻は二人の友人である
郁乃と稔の関係にも触れていく内容になっていて
あくまで主役二人の付属品ではなく
彼ら彼女らも別の関係性を築いていくのではないかと感じました。
郁乃に対して読者が言いたいことをズバッと
言ってくれたあたり、稔は単に女の子好きの親友キャラ
だけじゃないってことを感じるやり取りでしたね。
・がっこうぐらし 最終巻
「わたしたちはここにいます」みーくんは噛まれてダウンするし、
りーさんは露骨に死亡フラグ立てるし、
くるみちゃんは霊界通信で導きはじめるし、
ゆき先輩意外は全滅エンドかな?って思ったが
全員生存のハッピーエンドで終われてよかった。
まだ生存者がいる街に対して
容赦なくミサイルを撃ち込むようなら
この世界に明日はなかったんだろうな。
「治療方法が判明した」っていうのが
一番大きな要素だったんだろうけど、みーくんの言う通り
「そこに人がいるってわかって殺すことはつらい」っていうことが一番の理由だと思いたいですね。
高校→大学→企業と遠回りしたけど
最終的に
「学校」に戻っていくあたりは
教師という道を選んだ"ゆきの将来"を
現していたんでしょうね。
ゆきの言葉で騒動が止まるっていうあたりも
なんかアニメ版ラストを彷彿させていました。
この作品は
アニメ版の衝撃的な1話から入ったんですけど
日常作品の皮をかぶったゾンビサバイバル作品。
という詐欺みたいな内容で
タイトルだけ見て買った人を容赦なく地獄へと
突き落とす展開が満載でした。
絶望と希望が相転移するみたいな
作品でしたが、楽しめました。
好きなキャラは意外にも
りーさんでした。
良いよね、りーさんの絶望顔良いよね…
・仮面ライダークウガ 第13巻主役はアギトだ!っていう帯欄の言葉通りクウガの出番が一切なかった。
ただ翔一くんアギトはあんまり活躍してなかったですね。
多重人格の地下アイドルがもう一人のアギトとして
目覚めたわけですが、設定的にもアギトは複数人
いてもおかしくないのですからね。
アギト世界においてはあかつき号事件が無くても
いずれ人間の中のアギトは目覚める可能性があったらしいですが
この作品世界のアギトはそれとはまた別の存在ではないかと思う。
アギト放置してる時点でオーヴァーロードさんもいないっぽいし。
しかし、雄介と一条さんが出てきたときの安心感凄かった。
・機動戦士クロスボーンガンダムDUST 第9巻見事にアーノルド、アッシュ、フォントで
思想の違いから道を違えてしまったわけですが、
「コロニーごと地球に落ちてやれ」という
凄まじい発想は確かにフォントじゃできなかっただろうな。
兄ちゃん…あんたとんでもない少年を救ったと思うよ。
でも宇宙世紀の民は散々地球にコロニーやら
隕石やらを落とされてきたからそういうの
凄く敏感だと思うんだ…そこらへんが最大のネックになると思う。
ミダスのシステムは破壊してよかったと思う。
あんなの完全な初見殺しですし、
どう考えてもこの先の時代において
毒にしかならなさそうですから。
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