■終わりと始まり
チノちゃんたちの卒業旅行の結末と
進級までを描いた第9巻でした
新しい季節を迎え、新キャラも登場。
人間関係に大きく変化が生まれたという意味では
「ごちうさ第2部開始。」みたいな内容でした。
裏表紙のチマメが違う制服着てるあたりなのが
少し寂しさを感じる部分です。
特にチマメ隊はそれぞれ新しい人間関係を
形成しつつあるみたいで、
バラバラになったようにも感じます。
ただ「ご注文はうさぎですか?」という作品は
元々学校や学年がバラバラでも。
"ラビットハウスを軸として集まる仲間たちの物語"でしたから、
そこまで疎遠になるということは無いと思います。
(…ラビットハウスが無くなったら話は別になりますが)
■新しい友表紙に登場していたり、
今回からメインキャラの一人として
扱われるようになった
フユちゃんですが、
作中でも語られていたように
初期のチノちゃんっぽい要素があると思いました。
これはココアとの出会いでチノちゃんが変わったように
チノちゃんとの出会いでフユちゃんも
変わって行くんじゃないかと思います。
ある意味、ココアからチノに主人公が変更した感がして
ここら辺も「第二部開始」を感じる部分でした。
ココアさんは千夜ちゃんと別のクラスになってしまって
物語的にも話を広げにくいポジションになってしまいましたからね…
ただ、高校3年生という人生において大切な時期ですから
そろそろ
「彼女の夢がどうなっていくか?」っていう
部分に対してメスが入れられるんじゃないかと思います。
今まで成りたいものはいろいろ挙げてきたココアですけど
本当に彼女が目指す道とはなんなのか?
その部分がココアの物語としての締めくくりに
なって来るんじゃないかと思います。
■世界が私を騙してる個人的に今巻で一番面白かったのは
メグがパラレルワールドにいくお話。
エイプリルフールネタをこういう風に拾って
くるのは面白いと思いましたし、
ごちうさって日常作品だけどこういった
非日常的な要素もあるのが面白いと思います。
「バラバラの制服でも一緒にいた」っていうセリフも本作らしさを表す良い台詞だと思いました。
しかし、吹矢部部長(狩手結良ちゃん)は
もはや青山さんみたいな準レギュラーに
なってる気がしますね。

ティッピーも帽子もないチノちゃんが新鮮ですね…
- 関連記事
-
スポンサーサイト
« 拍手コメント返信 2021/1/3 l ホーム l 月刊アストルム 2021年1月号 »
コメントどーも
>パラレルワールドの描き方と新キャラ3人の絡ませ方が上手い。
ここにきて人間関係を変えてきたのは上手いなと思いました。