D.C.4の各ルートの後日談を描いた作品で
基本的には学園祭(カガサイ)で
慌ただしく動くヒロインたちとのイチャイチャを
楽しむ作品だったと思います。
重い内容など一切ない、波乱などないただひたすらイチャイチャを楽しむのだ。
以下、攻略順で感想
■ひよりルート杉並を出し抜くひよりを、さらに出し抜くいっちゃんのお話。
後記の未羽ルートとは正反対で
"混沌"側で
学際を盛り上げるために暗躍するって内容だったのですが
ぶっつけ本番でバンドができる杉並と未羽はなんなの…
(杉並はしれっとそういうこと出来てしまう印象あるけど)
ひよりに関しては能力が無くなって他人の恋愛に構わなくなった分
自分の恋愛にちゃんと向き合うようになった感あって
前作ではあまり味わえなかった彼女とのイチャイチャが
十分堪能することができます。
あと白河家と言ったら「歌」って結構重要な要素で
初代から脈々と語り継がれてきた伝統なのですが、
FDにてようやくその要素も回収されました。
しかし、ミズの国の白河ことりさんの方が
サクラの国の白河ことりさんより
メンタル強めなんですよね。
やはり魔法や奇跡がなくても人は正しく生きることができる
ってことの証明なんでしょうね。
■未羽ルートカガサイ運営側に回るという
"秩序"サイドのお話でしたが
同時に未羽たんが徐々に不良になっていくお話でもありました。
具体的に言うと仕事中にイチャイチャしたりして、
夜の学校で彼氏とキスしたり、屋上で居眠りするくらい風紀を乱します。
可愛い可愛い発情期のハムスター。
「ツナマヨおにぎりで釣られる宇宙人」の話とか
シリーズをプレイしてきた人間にとっては
思わずニヤリとしてしまう部分ですね。
この世界においても「ムラサキ」は存在するってことが判明しました。
■詩名ルートいやらしぃしぃ先輩がEスポーツを頑張るお話。
しかし、
詩名ちゃんってこんなに面白かったっけ?やることなすこと面白い上に、頭の中ドピンクなのが最高でした。
ゲームにおける好敵手を自称するだけあって
過去に例のないぐらい杉並が悪役を買って出てくれたのも面白かったです。
元の世界に戻るとかそういう話題が全く出てこず
彼女の問題に関しては全く解決してなかったのですが
本人が幸せならそれでいいと思う。
義之ちゃんもそうでしたが、どこで生まれたのではなく
どこで幸せを感じるかどうかが問題なのだろう。
■ちよ子ルートもうちょっとシリアスな話が
飛んでくるのかと思ったら、本当におバカな
話題が出てきて逆に驚いたというか…
まさか
「ヒロインの頭の悪さを改善する」っていう話をメインにするとは思わなかったよ。
ちょことしぃしぃ先輩のコンビは面白いので
それが無くなった有里咲ルートはちょっと寂しかったです。
しかし、数学が得意な主人公って希少ですよね。
自分も算数や数学が好きだったから
「目標を作って、それへの結果がすぐに出る」っていう
とっきー先輩の話には思わず共感しました。
■二乃ルートマッサージがエロかったことが印象的でした…元々歴代妹に比べてデレの多かった子でしたから
それがよく見られるようになっただけで
あんまり関係としては変わっていなかったように思えます。
魔法の修行をしてる点が他と大きく違うのですが、
他のルートでも裏でせっせと指輪職人やってたことから
元々そういう素質はあったのかもしれませんね。
■諳子ルート
ロリそら姉が一番衝撃的でした。
変幻自在なヒロインの扱い方をよくわかっていらっしゃる。
プールでのアクシデントとか、妹プレイをする所とか、
肩車のところとか…さすがプロだなぁ。って思いました。
本作唯一の人外ヒロインなんですが、
そういう壁とか知ったこっちゃないっていくらいイチャイチャしてましたね。
そもそもD.C.シリーズってそういう種族間の壁があまり
立ちふさがらないことありますから。
(あるとするならⅡのロボ関連ぐらいかな)
■有里栖ルート学際のクラス出し物を頑張ろうって内容で
出し物を決める経緯とか出し物の内容とかきっちり描かれるので
有里栖ルートを最初にやるのが正解ぽかったですね。
他のルートでも触れられるんですが
ルートによって出し物が変わることがないのは
ちょっと残念な部分だったかと。
(DCⅡとかはヒロインによって出し物が変化してた)
ただ、結末まで描かれるのはこのルートだけなので
やっぱり有里栖ルートを最初にやっておくべきかと。
■後夜祭専ら
杉並ルートみたいなもので
尺は短かったですけど、全ヒロインの水着姿が拝めたり
杉並の水着CGが見れるのは本シナリオだけ!!歴代でも珍しい光景だったと思います。
ただ、このシナリオでちょっとネタ晴らしをしたせいか
有里咲ルートのオチが分かってしまった感あります。
■有里咲ルート謎の少女こと
「八坂愛乃愛(やさかめのあ)」に関する
伏線をきっちり回収して終わる最終シナリオでした。
有里咲ルートでは魔法使いとしての道を選んでるので
そこらへんの「魔法使いとしての成長」も描いたお話でもありました。
有里咲のサポートがあるとはいえ
"平行世界への移動"が可能になったわけですから。
いっくんは某型月作品で言うと第二魔法使えるようなものですよね…
あと使命感に押しつぶされてた本編では見られなかった
有里咲の明るい顔やオタク性がやたら
強調されてたのは良かったです。
推しの声優を見たときの限界オタクっぷりには笑いました。
まとめ:
本作は
全てのヒロインのルートだけ世界が存在して
決まった正史は存在しないことが明確に描かれました。
今までのシリーズも基本的には地続きの物語となっていましたが
あれはあくまでリッカ、音夢、音姫と結ばれた世界の延長線が
物語として描かれていただけで、実際は無数に存在してるってことなんでしょうね。
しかし、
ラストが滅茶苦茶気になる感じで終わりましたね。初音島のあの桜が出てきたときは本当に鳥肌が立ちましたし、
最後に一登と有里咲が出会った人物は
髪の色とマントを見る限りアイシアなのかな?
ジジイが若いころに芳乃リッカさんと出会っていた事が判明したり、
愛乃愛に関して謎が多かったりと、
愛乃愛と会話してたCVかくましのキャラの名前が明かされなかったり、
伏線をばらまくだけばらまいて終わった感ありました。
(ほぼ6年かけて回収されたⅡのラストからⅢの風見鶏に
繋がる伏線を考えると、いつか回収するんだと思いますが…)
最後にとんでもない爆弾を残していった気がするよ…
【関連記事】
・D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~ 感想まとめ・D.C.Ⅱ Dearest Marriage 感想・D.C.Ⅲ With You 感想・D.C.Ⅲ DreamDays プレイ感想・D.C.4 プレイ感想まとめ
以上、D.C.4-Fortunate Departures-の感想でした。
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>>ひよりルート
二重スパイみたいなことして両陣営のバランスとるのはⅡの杏アフターっぽいな~と思ってたらこっちも会長になりそう。まぁ、杉並との絡みで言えばその方が面白くなりそう
>>ちよ子ルート
カメラマンのスタッフ扱いだったけど、あれは学校の視聴者には恋人関係も含め、普通にバレているのではw(普段もあまり隠してないっぽいし)
>>有里咲ルート
世界線束ねるとき、秋の夜の校庭で水着姿の面々に思う所はなかったのだろうか?(演奏中はそれどころじゃなかったろうけどw)
最後のはアイシアだろうけど、タイミング的にDCSSの後になるのかな…?
これがこの先どう展開するのか、爺さんがリッカに会っていたことや愛乃愛絡みに関しても回収はいつごろになるかなぁ…。
あんまり心配してもしょうがないけど、昨今のPCゲーム市場を考えると続きがいつまで作られるか少し心配してます。
コメントどーも
> >>ひよりルート
> 二重スパイみたいなことして両陣営のバランスとるのはⅡの杏アフターっぽいな~と思ってたらこっちも会長になりそう。
確かに騙し合いで杉並とやりあうって部分は杏っぽいですね。
> >>ちよ子ルート
> カメラマンのスタッフ扱いだったけど、あれは学校の視聴者には恋人関係も含め、普通にバレているのではw
たぶんあれは、バレてるんだろうけど
(ちょこちゃんがバレてないって思ってるんだろうから、そっとしておくか)
みたいな空気の読み方だったんじゃないかと。
> >>有里咲ルート
> 世界線束ねるとき、秋の夜の校庭で水着姿の面々に思う所はなかったのだろうか?
多分混乱しただろうけど、魔法を使用しててそれどころじゃなかっただろうからね…
リアクションする暇もなく終わったんでしょう。
> 最後のはアイシアだろうけど、タイミング的にDCSSの後になるのかな…?
二つの世界の時系列がどうなっているかまだ謎ですが
芳乃リッカさんと若いころのジジイが同じ年代だと考えると
初代D.C.と同じか少し後の年代だと思います。
> これがこの先どう展開するのか、爺さんがリッカに会っていたことや愛乃愛絡みに関しても回収はいつごろになるかなぁ…。
流石に名前も判明してないキャラがいたりと
今回はかなり露骨に伏線貼ってたから
なんらかの形で回収すると思いたいですね。
ナンバー入ってる作品では杉並と並んで皆勤ですね
コメントどーも
> さくらさんちょっとだけ登場しましたね
> ナンバー入ってる作品では杉並と並んで皆勤ですね
彼女に関しては出さないといけないノルマみたいな所ありますね。