「美少女が人類存亡をかけて人類を滅ぼそうとしている
兵器(生物?)と戦う百合学園バトルもの」例えるならお嬢様学校的な百合要素に
セカイ系な世界観、バトル要素を悪魔合体させたような作品。
美少女たちがキャッキャウフフしながら人類のために戦う
魔法少女ものみたいな割と緩い世界に見えるけど、
実際は
"十代の少女たちが犠牲になりながらも世界を守ってる危うい世界"なんだってことを突きつけられるシーンが結構多かったです。
割と重い世界観なのも本作の面白い要素の一つです。

本作は基本的に梨璃と夢結の関係で進む展開が多く、
二人の関係性に関してはきちんと描かれていました。
同時に
「梨璃の成長物語」でもあり
初心者リリィだった梨璃がお姉さまを得て、
自分の隊を得て、悲しい別れを経験して、
それでも隊長としてリリィとして少しずつ
成長していく物語としてはまとまっていたと思います。

ただメイン二人以外のキャラの掘り下げに
時間を取れていなかったようにも感じましたね。
せめて一柳隊のメンバーに関しては
担当回が一回は欲しかったところです。
安藤鶴紗さんとか
ガンダムシリーズで言うところの強化人間的な存在という
割と重めな設定がしれっと出てきましたが、
その部分に関して詳しく触れることなく終わりましたから。
(その部分はアプリ版の方できちんと補完されましたが…)

そんな中、割と時間をかけて描写されたのが
中盤の結梨ちゃん関連のイベント。
アプリ版を先にやってたので
結梨ちゃんの結末に関してはある程度予想できていたのですが、
本当にあっけなく死んでしまったのは驚きました。
むしろそれが余計に
「人の死なんて唐突」であることと、
リリィである以上絶対に避けることのできない
「仲間の死」を
梨璃に叩きつけたんじゃないかなと思いました。

キャラの中で一番好きだったのは
楓・J・ヌーベルさんですね。
ギャグもシリアスもこなせる金持ちキャラって便利だよなと思いました。
ラスバレでも彼女を頼る展開結構ありますし
やはり金持ちは一人は入れておいた方がいい。
やたら凝った武器デザインから繰り出される
アクションシーンは素晴らしく、
フェチアングルも多くて最高でした。
作画クオリティの高さは流石はシャフトと言ったところです。
アプリ版から入って見始めましたが、
1クールで綺麗にまとめられていた面白い作品でした。
余談:

アプリ版で活躍しているグランエプレと
ヘルヴォルに関してはアニメ版では出番がないんだろうなー
って思ったら一瞬登場しててちょっと驚きました。
以上、アサルトリリィ BOUQUETの感想でした。
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