せーにんの冒険記

■Fate/Grand Order-turas realta- １０巻

Fate/Grand Order-turas realta-(10) (講談社コミックス)

シータとの再会、ラーマ復活、そして
レジスタンス壊滅までが描かれましたが、
最初某作品のパロディをしつつ
軽いノリで戦ってたネロとエリちゃんが
クーフーリン相手に容赦なく敗北していくのは
ショッキングでしたね。
エリちゃんとか元々シリアス目な英霊とはいえ
FGOでの扱いはほぼギャグですから余計に。

クーフーリンをシリアス方面で尖らせたら
そりゃ強いよなっていうのが実感できます。
思えば６章の円卓関係は確かに強かったのですが
５章のバサカニキもめっちゃ強かった印象がありますね。

ラーマ君の宝具解放はめっちゃ熱かったです。
１章のバルムンクもそうでしたが、
マスターが命かけて支援してくれる所みると
「一緒に戦ってる」感出てて良いです。


■Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! １２巻

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!(12) (角川コミックス・エース)

ジュリアンが良い感じに死んだり、
クロが消滅したり、美遊世界が亡んだり、
間接的に凛やルヴィアやバゼットが死んだり、
展開がFGO２部みたいなことになってしまったけど、
田中さんの正体に全部持っていかれた感ありますね。
ガイア（星の抑止力）って真祖とかが有名ですけど、
アラヤ（人の抑止力）と違って、あまり目立った
動きはしてこない印象があったのですが、
そりゃ美遊世界は星ごとダメになろうとしてるわけですから
ガイア案件にもなるのもわかりますね。

クロの起原弾は何処で使うんだろう？って思っていましたが
本当に「切り札」として使われましたね。
過去をやり直すみたいですから、クロの生存ルートも
あり得ると思いますが、正直彼女の消え方としては
１００点満点な内容だったから生存させない方向でもいい気がします。
クラスカードも全部破壊されましたし、
本当にシリーズを閉めに行ってるのが分かる内容でした。

しかし、幻想世界とはいえ久しぶりに
イリヤのクラスメイトや藤村先生を見れましたね。
タツコとか第二再臨してましたし。


■機動戦士クロスボーンガンダムDUST　第１３巻

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST(13) (角川コミックス・エース)

最終決戦で文字通り「クロスボーン」を
背負うアンカーはまごうことなき
クロスボーンガンダムの１体なんだと実感したし、
作品タイトルをこういう風に回収するの本当に上手いと思いました。

１年戦争から始まった「コロニー落し」の歴史において
ここまで平和的にそして静かにコロニーを地球に
下させたのは初めてですし、
増えすぎた人口を宇宙に放り込んだ
"宇宙世紀の始まりとは全く逆の結末"
になったのは面白い点でした。

これから先も争いは起きるし、
それこそリキルドセンチュリー
になっていくのは確定していますが。
逞しく生きる人間を描いた完結編でした。

クロスボーンガンダムシリーズの良いところは
過程はどうあれ主人公がきちんと目的を果たして
納得いく結果を得てるという点ですね。
不完全燃焼感あったフォントも本作でようやく
過去の戦いを終わらせることができましたし。
これから先の未来や客観的に見た結末はどうあれ
「主人公が目的を果たす」っていう結末を迎えられたなら
ハッピーエンドだと思います。

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