本作を簡単に説明すると
「宇宙世紀という縛りから解き放たれた
ガンダムシリーズの新たな夜明けにして
長いガンダムシリーズにおいて最も異色な作品。」Gガンダム以降も宇宙世紀以外の世界を描いた
アナザーガンダムシリーズは続いたのですが。
Gガンダム以上に
ぶっとんだ作品はまだ現れていませんね。
例:
必殺技を叫ぶ、戦隊もののようなテンプレートな展開、
モビルトレースシステムという操縦方法、
戦争ではなく競技的なロボット格闘技。
右を見ても左を見てもガンダムのバーゲンセール…etc
■ストーリーについていきなり
「ガンダムで格闘技やろうぜ!」って言われたら、そりゃ既存のガンダムファンが
「こんなのガンダムじゃねぇ!」って言いたくなる気持ちも分かるのですが、
実際蓋を開けてみると
「地球と宇宙の対立」
「汚染された地球環境への問題提起」
「人と人との分かり合い」というテーマは
これまでのガンダムシリーズと共通していて
まごうことなきガンダム作品だったと自分は思いますね。
一度見たら忘れられないような名シーンが多いのも特徴で
・生身でモビルスーツを破壊する師匠
・シャイニングからゴッドへの乗り換え
・シュバルツ(キョウジ)の最期
・師匠との最終決戦
・ロボットアニメ史上最高の告白シーンからのラブラブ天驚拳ここら辺は細かい話が思い出せなくても
「Gガンの名シーンは?」っと聞かれたら
速攻で答えられるもの。
ただ、序盤はかなりスローペースだったのは確かで
師匠が登場するまでワンパターンな構成だったので
"少なくとも2クールまで付き合わないと良さが分からない"
という点では今の時代だと埋もれてしまった可能性がある作品です。
4クールという長丁場だからこそ名作足りえたのかも
■メカニックについて他の作品じゃまずお目にかかれない
イロモノガンダムたちは必見です。
「とりあえず何でもガンダムにしようぜ」っていうガンダムのバーゲンセール状態はもはや笑うしかない。
ネーデルガンダムとか一度見たら絶対忘れられないだろう。
ただ主役機のシャイニングガンダムとゴッドガンダムの
洗練されたデザインは今でもカッコいいと思いますし、
後継機への乗り換えイベントは歴代屈指の内容でした。
後期OPで朽ち果ててるシャイニングガンダム良いよね…
あと、本作のラスボスである
デビルガンダムやDG細胞の設定はゲームとかだと
やたら便利に使われますね。
スパロボとかGジェネとかでやたら魔改造されて利用されます。
もはやDG細胞を使いたいがためにGガン参戦させるだろ感ある。
■キャラクターについてガンダムファイトというシステムと
「兵士」ではなく「選手」という作品設定のためか
全体的に体育会系的なノリの強いキャラが多くて
"拳を交えれば分かり合える"という
極端に陽キャ率が高い印象でした。
最終決戦で"これまで対立してきた各国のガンダムが
地球のピンチに駆けつけて奮闘する"という
少年漫画的なノリができたのもそのおかげだろう。
ガンダムファイターはニュータイプよりも
互いを理解していたと思うんだ。
「戦争の道具」ではなく「互いに高めあうライバル」という
関係性故に分かり合えたとも言えますが…
主人公のドモンも他のガンダム作品だと
あんまり見ないタイプの主人公象をしていて
唯一無二の個性を持っていたと思います。
ただ熱血漢だったり無愛想だったりするイメージが強い彼ですが、
実際は気のいい兄ちゃんで割とナイーブな性格をしてる。
兄や父の前で見せた純朴な青年の姿が
彼の本来の性格なんだと思いますね。
あと本作と言えば何と言っても師匠こと
東方不敗マスターアジアの存在が大きいですね。
彼が登場してからかなり売り上げが伸びたそうですから、
Gガンダムどころかガンダムシリーズを救ったとんでもないお方。
スパロボでどんだけぶっとんだ設定が飛んできても
「まぁ師匠だしな…」っで納得できるからホントズルい。
■まとめ他の作品がガンダムらしさから抜け出せなかったのに対し
ガンダムらしさから抜け出したガンダム作品。
もちろんそこらへんは賛否両論あると思いますが、
これまでのシリーズとの流れをぶった切ったおかげで
旧ガンダムを知らない世代が
ガンダムシリーズというものに触れるきっかけを
作ったんじゃないかと思います。
長く続くシリーズにおいては
こういう革命的とも呼べる作品が必ずあって、
そういったチャレンジに成功したからこそ
長く愛される作品群になるんだと思います。

それではみなさん。ガンダムファイト、レディーゴー!!
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悪戯好きのやんちゃ少年ですけど、やる時はきっちりやりますし、
真面目になったら、今までの不真面目さが嘘のように本気になりますしね。
ドラゴンガンダムもドラゴンがモチーフで独特のデザインかつ
グリーンカラーというのも壷です。
あと、個人的に印象に残ったキャラはアンドリュー・グラハムです。
Gガンダムは基本的にOPなどに出る主要キャラ以外は
旅先で巡り会う1話限りの相手もしくはライバルキャラの対戦相手
という印象が強いんですけど、グラハムはアルゴとの因縁からか
予選で敗退せずに本戦で再登場したキャラです。
一度失格になったり亡くなったりしたミケロとチャップマンも
意外性はありましたが、こっちは黒幕サイドによる特例だったのに対し、
アンドリューグラハムは予選を普通に勝ち残って再登場でしたから
OPに一切登場せず、機体もOPに登場しなかったものの
本戦できっちり再登場は強い印象が残りました。
実際は気のいい兄ちゃんで割とナイーブな性格をしてる。
序盤ではアルゴの次に無口で無愛想、でも子供などには優しい
>兄や父の前で見せた純朴な青年の姿が
彼の本来の性格なんだと思いますね。
母は死に、父は冷凍刑!しかも兄の裏切りのせいで!!とか、そら性格も激変しますな
本来の一人称は「ぼく」だった時の衝撃
>あと本作と言えば何と言っても師匠こと
東方不敗マスターアジアの存在が大きいですね。
ドモンも師匠と再会したら、いきなり男泣きして、今までのイメージをぶち壊しましたからね
レインじゃなくても驚くわ
おかげでドモンに親しみやすくなった人が多かったらしいですが
>彼が登場してからかなり売り上げが伸びたそうですから、
Gガンダムどころかガンダムシリーズを救ったとんでもないお方。
この人が素手でモビルスーツを破壊した瞬間、Gガンダムは殻を破った
>スパロボでどんだけぶっとんだ設定が飛んできても
「まぁ師匠だしな…」っで納得できるからホントズルい。
確か宇宙人設定だったこともあったはず・・・
Gジェネでフィンガー系の技を出すとパイロットが誰でも特殊台詞が用意されているという特殊な立ち位置。イザークなんかは「流派東方不敗が~て違うわバカもん」(細部が違うかも)とか言い出す始末。
そして、最終回前からのお祭り騒ぎ。駆けつけるガンダム連合の中に見知った連中が。
打ち上げの時にはクロスボーンの影が・・・
Gジェネでフィンガー系の技を出すとパイロットが誰でも特殊台詞が用意されているという特殊な立ち位置。イザークなんかは「流派東方不敗が~て違うわバカもん」(細部が違うかも)とか言い出す始末。
そして、最終回前からのお祭り騒ぎ。駆けつけるガンダム連合の中に見知った連中が。
打ち上げの時にはクロスボーンの影が・・・
おp4…ゲフンゲフンが初ガンダムなのを目そらしながら)リアルタイムでGガンダムを観てた私が通ります。>Gガンダム以上にぶっとんだ作品はまだ現れていませんね。
それに近かったのは、黒歴史のタンエーガンダムと宇宙人だした劇場版ガンダムOOくらいなものよ
>いきなり「ガンダムで格闘技やろうぜ!」
黒富野(Vガンダム)直々にプロレスやれと言ったせいだから…w
>ネーデルガンダムとか一度見たら絶対忘れられないだろう。
某美少女戦士ガンダムも名
>長く続くシリーズにおいては
>こういう革命的とも呼べる作品が必ずあって
非光の国出身の超古代巨人ウルトラマンティガ
シリーズ打ち切り寸前を救ったジェットマン
後世にバトロワ金字塔と言わしめた仮面ライダー龍騎
シリーズあるとこに怪作救作問題作あり
>そういったチャレンジに成功したからこそ
戦う交通安全は成功しましたか?(小声)
コメントどーも
> 個人的に好きなのはサイサイシーと彼の乗るドラゴンガンダムですね。
> 悪戯好きのやんちゃ少年ですけど、やる時はきっちりやりますし、
> 真面目になったら、今までの不真面目さが嘘のように本気になりますしね。
> ドラゴンガンダムもドラゴンがモチーフで独特のデザインかつ
> グリーンカラーというのも壷です。
ドラゴンガンダムはかなり人気があって
WでもXでもドラゴンガンダムを模したガンダムが
登場することになりましたね。
あと、サイサイシーが主役のスピンオフ漫画がありました。
> あと、個人的に印象に残ったキャラはアンドリュー・グラハムです。
> Gガンダムは基本的にOPなどに出る主要キャラ以外は
> 旅先で巡り会う1話限りの相手もしくはライバルキャラの対戦相手
> という印象が強いんですけど、グラハムはアルゴとの因縁からか
> 予選で敗退せずに本戦で再登場したキャラです。
確かに四天王として復活したミケロとチャップマン以外だと印象的なキャラでしたね。
コメントどーも
> 序盤ではアルゴの次に無口で無愛想、でも子供などには優しい
子供がガンダムを動かしても許す気のいいあんちゃん
> 母は死に、父は冷凍刑!しかも兄の裏切りのせいで!!とか、そら性格も激変しますな
> 本来の一人称は「ぼく」だった時の衝撃
あれは関さんのアドリブだったらしいですが、
あそこで一人称「ぼく」が出てくるのは天才だと思います。
> ドモンも師匠と再会したら、いきなり男泣きして、今までのイメージをぶち壊しましたからね
> レインじゃなくても驚くわ
> おかげでドモンに親しみやすくなった人が多かったらしいですが
身内以外だと無愛想なあたり、基本的に内向的な少年だったのがよくわかる
> この人が素手でモビルスーツを破壊した瞬間、Gガンダムは殻を破った
うーん確かに
> 確か宇宙人設定だったこともあったはず・・・
宇宙人で、ゲッター線に詫びを入れさせ、DG細胞で復活したけどそれを押さえるスパロボの師匠
丁度総合格闘技のK1グランプリが登場したのでその流れでガンダムに格闘技をさせたらどーなるって感じですね……まあ黒歴史と騒ぐ奴も居るけどさ、富野監督が総監督していればシナリオも機体デザインもクソでも神作と崇める人ですから……そんな奴らにガンダムを制作できるとは思えませんよ。
月に代わってお仕置きよ
本当に今見ても“よくOKしたな”と思えるノーベルガンダム、その元ネタになったヒロインを担当した声優さんがよもやSEEDでメインヒロインになるとは……
人を超えた瞬間
ドモン、そしてマスターアジアの生身でMS破壊ネタは本当に唖然としたなぁ……『ジャイアントロボ』の十傑衆とのバトルは見てみたい(マテ
コメントどーも
> Gガンは曲も良いですよね。個人的には後期EDが好きです。EDのレインは可愛いと思う。
「君の中の永遠」は昔カラオケでもよく歌いました。
> Gジェネでフィンガー系の技を出すとパイロットが誰でも特殊台詞が用意されているという特殊な立ち位置。イザークなんかは「流派東方不敗が~て違うわバカもん」(細部が違うかも)とか言い出す始末。
あれは毎回Gジェネスタッフと声優が遊んでる感あって好き。
> そして、最終回前からのお祭り騒ぎ。駆けつけるガンダム連合の中に見知った連中が。
> 打ち上げの時にはクロスボーンの影が・・・
しれっといる歴代ガンダムたちに気付いたのはかなり後からでした。
コメントどーも
> (Vガンの
おp4…ゲフンゲフンが初ガンダムなのを目そらしながら)リアルタイムでGガンダムを観てた私が通ります。
自分はGガンがファーストガンダムでVガンダムはかなり後になってみましたね。
> それに近かったのは、黒歴史のタンエーガンダムと宇宙人だした劇場版ガンダムOOくらいなものよ
OOもぶっ飛んでたけど割と宇宙世紀のフォーマットを使ってた部分がありましたから
> >いきなり「ガンダムで格闘技やろうぜ!」
> 黒富野(Vガンダム)直々にプロレスやれと言ったせいだから…w
富野監督は本当にガンダム終わらせたいと思ってるんだろうなぁ
> 某美少女戦士ガンダムも名
あの時代だからできたあのパロディスレスレの機体
> 非光の国出身の超古代巨人ウルトラマンティガ
> シリーズ打ち切り寸前を救ったジェットマン
> 後世にバトロワ金字塔と言わしめた仮面ライダー龍騎
> シリーズあるとこに怪作救作問題作あり
仮面ライダーシリーズだと確かに龍騎が一番革命的な作品ですね。
> >そういったチャレンジに成功したからこそ
> 戦う交通安全は成功しましたか?(小声)
「あれはあれで」っと評価されてる
コメントどーも
> 丁度総合格闘技のK1グランプリが登場したのでその流れでガンダムに格闘技をさせたらどーなるって感じですね……
当時格闘ゲームがブームだったのも理由の一つかと
> 本当に今見ても“よくOKしたな”と思えるノーベルガンダム、その元ネタになったヒロインを担当した声優さんがよもやSEEDでメインヒロインになるとは……
本当に許可を取ったのか、それとも容認されたのか、謎過ぎる
> ドモン、そしてマスターアジアの生身でMS破壊ネタは本当に唖然としたなぁ……『ジャイアントロボ』の十傑衆とのバトルは見てみたい(マテ
スパロボで衝撃のアルベルトとマスターアジアは戦ってましたね。