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2021. 09. 11

月姫 -A piece of blue glass moon- 感想

tukihime20210910.jpg

新生した月の欠片。
吸血鬼をめぐる少年の物語。


以下、ネタバレありの感想です。


月姫 -A piece of blue glass moon- 初回限定版【同梱物】武内崇描き下ろし特装化粧箱 & 設定資料集「月姫マテリアルI -material of blue glass moon-」 - PS4


■概要

元は同人サークル『TYPE-MOON』が制作したビジュアルノベルゲーム。
その後、メディアミックス作品が多く作られるなど
同人ゲームとしては異例のヒット作となった伝説の作品。
本作はそのリメイク作となります。


■所感

今の技術で再構成された
基本的な流れは変わらないけど細部が異なるリメイク作

という感じの作品でした。
旧作を知らなくても楽しめますし、
旧作を知ってる人は変化を楽しめる。
自分も旧作をプレイした人間なのですが
細部を覚えているかと言われるとそうではないので
ほぼ新鮮な気持ちでプレイできたというのも事実です。

年代や設定なんかも一新されて
本当に「新生月姫第一弾」という感じがしました。
このままFateシリーズみたいに10年以上続くコンテンツになってほしいですね。
Fateと月姫は設定こそ共有していますが、厳密には別の世界のお話で、
Fateシリーズも様々な世界の話が存在してますから
今や型月マルチバースみたいな感じになっていますね。

そういえば、作中年代が変化したことによって
志貴はFateの士郎より年下になって
FGOの藤丸君より少し年上(もしくは同年代)になりましたね。
今後カニファンみたいなクロスオーバー作品が
生まれた場合、志貴が「士郎さん」って
呼ぶ日がくるんだろうか?



以下、各ルートの感想

■アルクェイドルート
aruku20210829.jpg

それは、殺人鬼と吸血鬼の純愛。

"人外のヒロインとの純愛を描く"という
ありきたりなお話でありますが、
「種族としての捕食者と非捕食者の恋愛は成立するのか?」
という一歩踏み込んだテーマを描いてたのがアルクェイドルート。
その生物的な違いや価値観の違いを超えて
彼女を愛するまでのお話であり、
同時に彼女が幸福になるまでの物語。
それがアルクェイドルートでした。

愛してるから一緒に生きるのではなく
愛してるからこそそれぞれの場所で生きる。
っていう結末はビターエンドぽいですけど、
隣人が自分のことを食糧として見る可能性のある
異質な環境で暮らしていけっていうのは、
志貴にとってもアルクェイドにとってもかなり酷ですからね。
互いに持ってる大切な気持ちを持ち続けたまま
幸せな結末を迎えるためにはあれでよかったんだと思います。

愛し合ってるけど別離して
幸福なまま別々の道を歩みだす

という点ではFateのセイバールートにも似ています。
色々と新要素が追加されて紆余曲折しますが
原点のアルクェイドとの物語と本筋は同じでした。


■シエルルート
sieru20210909.jpg

それは、史上最大の痴話喧嘩。

割と旧作寄りだったアルクェイドルートに比べて
シエルルートは変化球が多かった印象ですね。
謎めいたシエル先輩というキャラの正体と
その目的や内面を知ることになる内容であるのと同時に
一人の男を巡って二人の女が争う修羅場ルートでもありました。
いわば真祖、代行者、殺人鬼の血を血で洗う三角関係物語。
なんてはた迷惑な争いなんですこと。

シエルルートは展開的にも犠牲者の数的にも
戦闘力的にも過酷な内容になっていました。
特にトゥルールートなんかは戦いの規模が
某光の巨人にヘルプを頼みたくなるくらいになってました。
ここまでインフレが加速すると逆に
絶望感よりも笑いがこみあげて来ますね。
ロアさんが「もう一人の俺」みたいな感じで
カーナビし始めたあたりからもう笑いが止まらなかったです。
個人的にはノーマルエンドも好きだったりします。
何気に志貴が教会入りするから月姫2に繋がるのでは?

しかし、しれっと埋葬機関のメンバー紹介に混ざりこむ
キアラ・キッショウインさん…いったい何者なんだ!?
最近のあいつ、ゼルレッチや青崎姉妹並の便利キャラになってません?



以下、キャラクターに関しての感想

・遠野志貴

本作の主人公。「直死の魔眼」を持つベットヤクザの眼鏡マン。
改めて月姫に触れて感じたこととしては
「割とアウトローっぽい所があるよな」ってことです。
妹の言いつけ守らないし、先輩の言いつけも守らないし、
他人が「こうしろ」っていう事に対して
逆らう部分が結構あるよねこのお兄ちゃん。
見た目は真面目オタク学生に見せかけて中身はいっぱしの不良

士郎と比べると「周りの人間さえ幸せならいい」
って考えてる点もあるけど、それはそれとして
基本お人好しな所とかもあって良い主人公だと思いました。
歪みは抱えてるけど基本的には善寄り。
誰かのために戦える熱い主人公。

本作ではアルクェイドとシエルについて掘り下げられただけで
志貴に関してはロアとの関係性ぐらいしか語られていません。
彼の正体と真実の過去については遠野家ルートを待ちましょう
(いつになるかわかりませんが)


・アルクェイド

本作のメインヒロイン。真祖の吸血鬼。
無邪気に笑う少女のような一面。
妖艶で美しい美女としての一面。
強烈で残忍な吸血鬼としての一面が
内包されたキャラは見てて飽きないですね。
やべー女だけど病みつきになって
離れなくなるという志貴の気持ちが理解できる。
耐熱衣装はもうちょっと出番あっても良いと思いました。

ただヒロインとしての活躍は
総体的にシエルの方が多かった感はありました。
作品の進行順的にもシエルの方が後で
そっちではいわばラスボスポジションでしたからね。
彼女が巻き返しをする「真アルクルート」は果たしてあるのだろうか?


・シエル

本作のもう一人のメインヒロイン。
カレー大好き代行者先輩。
雛見沢にそっくりさんがいるけど気にしない。
割と謎や暗躍が多いですし、
主人公との関係も「暗示」によってつくられた
偽りの関係だったりするのですが、
それでも先輩との絆を大事にしたいという
愛おしいんだと貫くのがシエルルートの美しい所。
冷徹な代行者の顔に隠された彼女の真実の顔を
取り戻すまでの物語だったのかもしれません。

しかし、本作で追加された武装の数々は
モンスターハンターシリーズに出てきそうなのばかり。
あの鎧とか最初見たときマシュを彷彿させました。


・遠野秋葉

真面目系ツンツン妹キャラ。
今作だと厳しい事言いつつも心の内では
兄の事を心配してる描写が多く
良い妹キャラだったと思います。
そんな妹の秘めた想いに関しては是非とも後編をお待ちください。


・琥珀

メイド姉妹の明るい姉担当
この子がいるといないとでは遠野家での
明るさが違います。
その笑顔の裏に隠された真実は是非とも後編をお待ちください。


・翡翠

メイド姉妹の物静かな妹担当
時折見せる志貴を本気で心配する描写が
本当に健気で美しいなと感じた子。
無口キャラだけど割と表情差分が多い
彼女が人形のように無口になった理由は是非とも後編をお待ちください。


・ヴローヴ

ネロ・カオスさんの代打として本作の中ボスを担当するけど
戦いの規模や戦闘力だけ考えたらラスボスやっても
おかしくないレベルの強さでした。
序盤から都市にクレーターできる規模の戦いを繰り広げるあたり
本作のインフレ加速を予見させてくれましね。
炎属性と見せかけて氷属性みたいなハッタリもあって良かったです。
アルクルートでの志貴の奮闘っぷりは本作屈指の名バウト
メルブラで出て欲しい。


・乾有彦

日常の象徴。主人公とは文句言いつつも仲良し
女好きで遊び人なイメージという
本当に一昔前のギャルゲーの悪友キャラ感出てて良かった。
隠してた過去とか裏の顔とかそういうのなしに付き合えるの
こいつぐらいなんですよね…志貴の周りって…
そう思うと士郎って割と日常の象徴たる
周りの人間が多かったんだなと感じます。


・弓塚さつき

日常の象徴その2。出番がマジで少ない!!
もしかしたらエイプリルフール企画が
歴代で一番出番があったのかもしれない。
はたしてルートは追加されるのだろうか?
しかし、さっちんって意外と身長高いよなってことに今更気付きました。


・みお

リメイクで追加されたクールなホームレス中学生。
路地裏デートを選ぶと少し謎が明らかになるが
それ以外は割と謎な人物。
彼女に関しては遠野家ルートで明らかになりそう。


・斎木業人

謎の新キャラミイラ男。
出てくるたびに志貴に小言を言ってくる小言おじさん。
親父の部屋を調べると志貴を始末しにやってくる人
この人に関しても遠野家ルートで…ってこればっかりだな


・阿良句博士

出会った瞬間にやべーやつだと気付かされる新キャラ。
イデアブラッドをどうやって入手したのかとか
諸々の謎は遠野家ルートに持ち越しです。
…裏ルートでやることが、やることが多い!
キアラさんともお知り合いらしい。


・マーリオゥ

見た目生意気ショタだけど割と融通の利くお坊ちゃん。
物語的にも規格外キャラと交渉してくれるキャラとして重宝した存在
何だかんだで面倒見がいい理想の上司。
あやねるの声のショタガキにかやのん声のお姉さんが弄ばれる
…端的に言って天国かな。


・ノエル

謎の教師キャラ。その正体はぽんこつ代行者。
メルブラのキャラ紹介でネタバレされた奴。
リメイクで増やされた新キャラだったのですが
「そういう子がいてもおかしくないよね」っていう
可能性を見せてもらえた気がします。
個人的には滅茶苦茶好みでした、
シエルに対する憎んでたけど同時に愛してた愛憎入り混じった複雑な感情と
情緒不安定さと弱者を相手にするときのイキリっぷりとかもう最高。
ロリバージョンは某エリザベート一族ぽさが出てたのも
個人的に好きになった要素の一つ。
メスガキノエルちゃんルートの追加はよ。

「被害者だけど加害者に落ちた」という点では
Fateの桜やふじのんや〇〇さんにも通じる設定のキャラだと思いますね。
その二人に比べて救いは無いのが辛い所ですが…
シエルルート以外では生存しそうなのでそっちの世界線で幸せになってくれ。


・ロア

本作の黒幕のはずだけど、カーナビになった男。
主人公に宿った悪人格と共闘する展開良いよね…熱いよね…
割とアルクェイドに対する感情とか掘り下げられ
ロア自身の物語もこれで補完されたんだろうな。
って感じました。通称「きれいなろあさん」



総括:

実質まだ半分しか終わっていませんが
それでも大ボリュームな内容でした。
前後編の分割商法って聞いた時は少し残念でしたが
この長さなら妥当だと感じました。

吸血鬼、聖堂教会、転生者の物語はこれにて完結。
残すは割と謎めいた実家と主人公に関するお話です。
なんか秋葉の設定が盛られたことで
あちらもインフレしそうな予感がしますね。

後編を楽しみに待ちたいと思います。


fateFC2.jpg

「―――――――」
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COMMENT▼

No Subject

昔、漫画版真月譚を少し読んだくらいで今回が初めてでした。
面白かったです。
この世界ではガイア寄りのため英霊召喚ができないんでしたっけ。なお27祖もサーヴァントも両方存在するstrangefakeという魔境。

>志貴
すぐに外に出るくせに、しょっちゅうぶっ倒れてて色んな意味で心配になった主人公。
とりあえず先輩からの怒涛の黒鍵トークで宇宙状態になったり、突然のSTYLEは笑いました。

>アルクェイド
メインヒロイン、可愛い。
ウルトラマンアルクとかシン・アルクとか言われちゃっってるし、ドレス姿もライダーのフォームチェンジと思えばけっこうな特撮系ヒロインである。

>シエル
ようやく出会えたカレー先輩。中の人はゾンビだったり魔女だったり。
辛い過去と向き合いながら、何度折れても立ち上がる強い子。セブンは最後は巨大ロボに変形して巨大アルクと特撮バトルするんじゃないかとドキドキした。

>ノエル先生
ある意味、シエル先輩にとってのワカメ。ただし彼女の場合、シエルは人間でなく人形であって欲しかった。
落ちこぼれといっても、ギリギリ代行者をやれるぐらいの才能があったのも彼女の不幸。
ある意味、志貴君含めた人外・異常者たち全てと相性が悪い人。セリフ差分が彼女の精一杯のデレだったんや……。

>斉木業人
「誰?ねぇ誰なの?怖いよぉ!」と沢山の人を二階堂化させた人(中の人は杉元)。

>マ-リオゥ
志貴へのアルクについての忠告・アドバイスといい、ノエル先生が堕ちた時の悔やんでも悔やみきれないと言ってたり、ノーマルでシエルの身体を保管してくれたり、善人っぷりが隠せない子。苦労性でもある。

>ロア
だいたいこいつのせい。ヴローヴさんにも何かやらかしたみたいだし。
フランス事変で嫌いになって、カーナビで好きになっちゃって感情が迷子になった。

ロアが何度も行おうとした六番目の儀式と志貴が自分のために戦わねばならない相手と伏線も多いので、後編が楽しみです。
次回作予告では遠野家を中心とした物語らしいので、もしかしたらさっちゃんルート含めた真アルクの三作目があるのではという考察がありますがはたして。

Re: No Subject

>スズムシ さん
コメントどーも

> この世界ではガイア寄りのため英霊召喚ができないんでしたっけ。なお27祖もサーヴァントも両方存在するstrangefakeという魔境。

英霊が幅を利かせてるのがFate世界で
吸血種が幅を利かせてるのが月姫世界
って感じですね。

> >志貴
> とりあえず先輩からの怒涛の黒鍵トークで宇宙状態になったり、突然のSTYLEは笑いました。

あれは急に宇宙の話をされた時の反応

> >アルクェイド
> メインヒロイン、可愛い。
> ウルトラマンアルクとかシン・アルクとか言われちゃっってるし、ドレス姿もライダーのフォームチェンジと思えばけっこうな特撮系ヒロインである。

ウルトラマン化し始めたあたりからもう何でもありだなって思いました。

> >シエル
> ようやく出会えたカレー先輩。中の人はゾンビだったり魔女だったり。
> 辛い過去と向き合いながら、何度折れても立ち上がる強い子。セブンは最後は巨大ロボに変形して巨大アルクと特撮バトルするんじゃないかとドキドキした。

作中でもかなり強いはずなのにトゥルールートだと割とボコボコにされてばかりだった先輩。

> >ノエル先生
> ある意味、シエル先輩にとってのワカメ。ただし彼女の場合、シエルは人間でなく人形であって欲しかった。

何となくワカメ感あるの分かります。

> >マ-リオゥ
> 志貴へのアルクについての忠告・アドバイスといい、ノエル先生が堕ちた時の悔やんでも悔やみきれないと言ってたり、ノーマルでシエルの身体を保管してくれたり、善人っぷりが隠せない子。苦労性でもある。

苦労人かつ割と面倒見のいい善人という教会の人間にしておくには惜しい存在。

> >ロア
> だいたいこいつのせい。ヴローヴさんにも何かやらかしたみたいだし。
> フランス事変で嫌いになって、カーナビで好きになっちゃって感情が迷子になった。

カーナビ化したのはハガレンのグリード思い出しましたね。

> ロアが何度も行おうとした六番目の儀式と志貴が自分のために戦わねばならない相手と伏線も多いので、後編が楽しみです。
> 次回作予告では遠野家を中心とした物語らしいので、もしかしたらさっちゃんルート含めた真アルクの三作目があるのではという考察がありますがはたして。

2作目:遠野家ルート
3作目:さっちん、真アルクルート

これで出してくれてもかまわん。

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