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映画『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』感想

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少女の終わり、少女の始まり。

以下、ネタバレありの感想です。


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「エウレカ」としては一番しっくりくる落としどころの完結編で、
何かよくわかんねぇけど「愛が世界を救う」結末は
まさにエウレカ!って思いましたね。
色々と難解なテーマを描いた作品でしたが
骨組みにあるのはやっぱり
ボーイミーツガールものなんですよね。


■見てきた所感

一人の少女(エウレカ)の「終わり」と
一人の少女(アイリス)の「始まり」を描いた
終わりと始まりの完結編って感じでした。

前作(ANEMONE)の10年後を描いた作品なので
最低限あの作品を見ておけば他のシリーズを
見ていなくてもある程度理解できると思います。
(今ならアマプラで見ることができます)
意外な所で今までのシリーズの小ネタを拾ってくるので
本当に「エウレカセブンの集大成」って感じがしましたね。
外伝主人公とヒロインが登場したのはちょっと驚きましたし
ポケ虹の花はデューイに言われるまで気づかなかったです。


■メカアクションに関して

今作は冒頭からメカアクションが豊富で、
エウレカセブンの名物と言える
リフボードを使った空中戦もたっぷり描かれます。
ラブレスの合体ギミックとか
「エウレカセブンが普通にロボットアニメみたいなことしてるー!!」
って思いましたね。

1作目、2作目はテレビ版の流用シーンが多かったですが
本作に関しては全シーンが新規作画になっていて
その部分も良かったです。
ただ、ニルヴァーシュZに関してはもうちょっと
出番ほしかったなーとも思いましたね。
前作あれだけ引っ張ったわりに冒頭のシーンだけでしたから。

あと、単体で別アニメの主役張れそうな
スーパー6の子らは本人たちがネタにするくらい
出番少なかったですよね…今作はエウレカとアイリスの
関係がメインなので、仕方ないと思いますが。


■エウレカについて

本作はタイトル通り「エウレカ」がメインの作品ですが
テレビ版、ポケ虹、AOで描いてきたこれまでとは違う
「かっこいい」エウレカの活躍が描かれます。
パイロットとしてもエージェントとしても
完成された24歳のエウレカのアクションシーンは見ごたえありました。
ホランドVSエウレカという今までの作品では
お目にかかれなかった対決も見ることができます。

基本的に本作はエウレカとアイリスの逃避行がメインで
アイリスとの関係もだんだん変化していく過程が
じっくり描かれるので
"寡黙な女性エージェントと保護対象の少女のロードムービー"
として見ても面白いです。

大人になったエウレカが不器用なりに子供と接する姿は凄く微笑ましいけど
レントンが帰ってきたと途端に14歳の少女みたいな
ヒロインキャラに戻るシーンも凄く良かった。

あと、エウレカとアネモネ(風花)との関係性も凄く良かったです。
10年間共に苦楽を共にしてきた同年代の親友で
アネモネと接するときは昔のエウレカの口調に
戻ってる所とかマブダチ感あって良いと思いました。
たぶん本編終了後アネモネは大泣きするんだろうけど
それはそれとして「アンタの分まで生きてやる!」
って感じで大往生しそうな気がするんですよね。
本当に逞しい子になって良かった…


■デューイについて

久しぶりにラスボスとして暗躍するデューイなんですが
今作はかなり面白いことになっていました。
いきなり人間をやめたと思ったら
ターミネーターみたいな感じで追い回してくる
トンデモキャラになるとか私聞いてない。
しかも4,5回目の迎撃が本当に雑に処理されてたてメだった…
劇場じゃなきゃ爆笑してたと思います。

動機も目的もかなりぶっ飛んでるイカレてるキャラだったけど
弟(ホランド)に対しては情を残してる部分や
何だかんだで部下に慕われてる点もあって
憎み切れない部分もあったんですよね。
…だからといって自殺に世界を巻き込もうと
してる時点でこいつ頭おかしいって思いますが。

ホランドに関しては声が変わった点も含めて
かなり今までとイメージが変わりましたね。
兄との関係が良好で、きちんと大人になってる
ホランドってこんな風になったんだ…って感じました。
ただ、独断で兄貴を止めようと行動するあたりは
いつものホランド感あって良かったし
最後にゲッコーステイトが揃って月光号で出撃するのは
シリーズ完結編っぽい要素だなと思いました。



■レントンについて

最後に出てきて全部持っていくから
本当にこいつズルいよなぁ…って思いました。
ただ「エウレカを救いたい」じゃなくて
「エウレカの愛したこの世界を救いたい」って
なったのは心境の変化を感じましたね。

レントンっていわゆる「世界と君なら君を選ぶ」
ってタイプの主人公で、今までずっとそれを
貫き通してきたキャラだったんですよね。
それが今作でようやく
エウレカが本当に望んでいるもの(世界の安寧)
を願ったのかと思うと、ようやく自分のエゴではなく
大切な人が本当に望むもののために行動できるようになったんだなと
彼の成長を感じることができました。

エウレカも「レントンだけいればそれでいい」
って考えてた思考からようやく抜け出して
世界に目を向けるようになった点を考えると、
"10年という月日の経過"は必要だったんだと感じました。
今まで描いてきた"ボーイミーツガールものからの脱却"を目指した
本作の落としどころとしては一番しっくりくるものでしたね。


■最後に

なんか最近、昔から追いかけてきたファンを
「もういいんだ…」ってゆっくり安楽死させようとする
アニメ映画多い気がします。(良い意味で)
まさかエヴァ、ファフナー、エウレカが同じ年に完結するなんてね…
2021年始まる前は1ミリも思っていなかったです。

エヴァ=親父と対話したら全部終わったよ
ファフナー=なにも犠牲にせず未来を勝ち取るんだ
エウレカ=みんなが生きるこの世界が一番の宝物


上で挙げた全ての作品に共通しているのが
"これまで描いてきたテーマに逆らって物語を終わらすこと"
なんですよね。
ある意味これまでの積み重ねを
壊しかねない劇薬なんですが、
個人的にはどの結末も
「この作品を終わらせるには
これぐらいしないとダメなんだろうなー」

っと感じつつ受け入れています。
何年も経過してファンが成長したからこそ
受け入れられる結末なんだと思います。


【関連記事】

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 感想

映画『ANEMONE/交響詩編エウレカセブン ハイエボリューション』 感想

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以上、EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションの感想でした。
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