「兄さん」が「お兄様」になった日
「追憶編」というタイトル通り
司波兄妹の過去について描かれたお話で、
今までのシリーズで仄めかされていた
「四葉家にとっての達也と深雪の立場の違い」
「なぜ達也は深雪に対して執着するのか?」
「深雪が異常なまでに達也を崇拝する理由」について語られました。
正直「自分の子供に人体改造を施してた」あたり
想像していたよりもずっとあの家の
闇は深いと感じました。
お兄さまはあんな境遇でよくグレなかったよな…って思うけど、
そういうことを考える感情さえも奪われてるわけですから
尊厳破壊どころのレベルじゃないですね。
何よりも深雪を優先する理由も
「唯一残った感情が兄妹愛だから」というのも悲しい話ですよね。

ただ、これまでのシリーズでの話を見る限り。
お兄様の感情が全くなくなったというわけではなさそうですね。
あくまで深雪に対する感情が強いだけで
他の感情も薄いけどあるんじゃないかと。
(でなきゃ入学後すぐに友人に囲まれてる状況にはならなかったかと)
今思うと
家の事とか何も知らずに
接してくれる友人たちとの日々は
達也にとってはかけがえのないもの
だったんだと思いますね。
おまけに自分の好きな分野の研究や開発もできるし、
魔法科高校で一番エンジョイしてるのはたぶんお兄様なんじゃ…

あと、今まで散々さすおにしまくるたびに
「劣等生とか嘘だろ!」って視聴者から
ツッコミを入れられてきたお兄さまですけど、
今回のエピソードを見る限り
間違いなく彼は
「魔法師としては劣等生」なんだと
理解できる内容になっていました。
先天的に魔法が使えなくて、改造しても人並み以下しか使えない。
得意なのは分解と再構成だけ。
戦闘力がクソ高いだけの欠陥品なわけですから
時期当主にするには相応しくないって言われるのも理解できました。
ある意味で
タイトル回収にもなっていたお話かと。
アニメシリーズの継続が決定したとのことなので
これからもお兄様を応援したいのですが、
今回の話を見てだいぶ彼を見る目が変わりそうですね。

以上、魔法科高校の劣等生 追憶編の感想でした
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>>想像していたよりもずっとあの家の
>>闇は深いと感じました。
そうです
実は妹の深雪もお兄様が暴走した時の保険
ストッパーとして改造されてますし
この作品は改造人間兄妹の話何んですよね
> そうです
> 実は妹の深雪もお兄様が暴走した時の保険
> ストッパーとして改造されてますし
> この作品は改造人間兄妹の話何んですよね
妹まで改造されてたのはちょっとお母さまは人の心が無いのですか?
って思うんですけど、やっぱりあの実験の時に
感情を失ったのはお兄様だけではなくお母さまもなんでしょうね。