■概要『週刊少年サンデー』2001年から2008年まで連載された漫画作品。
(現在はいろいろあって権利が講談社名義になっています)
アニメ化もされ、トレーディングカードゲームや各種ゲームも発売されました。
自分は原作がサンデーで連載されていた時から
読んでた人間で、単行本も全巻揃えましたし、
アニメも全話視聴しているそれなりのファンかと。
■物語中学2年生・高嶺清麿は、天才的な頭脳の持ち主だった。
しかし、その頭脳が周囲からの嫉妬を生んでクラスに馴染めず、
不登校を繰り返す鬱屈した日々を送っていた。
そんなある日、清麿のもとに謎の少年・ガッシュ・ベルが現れた。
彼はイギリスで清麿の父・清太郎に助けられ、恩返しとして日本までやってきた。
ガッシュは過去の記憶を失っており、唯一の所持品は謎の言語で記された赤い本だけだった。
本に記された呪文を読むと電撃を発する力を持つガッシュを危険視する清麿だが、
協力して銀行強盗を撃退したことで打ち解ける。
このことを切っ掛けに清磨とクラスメートの関係も改善されるなど、
ガッシュの来訪によって清麿の生活は変わり始めた。
やがて清麿とガッシュの前に、ガッシュの赤い本と似た本を携えた敵が次々と現れる。
実はガッシュは、千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた
100人の魔物の子の1人だった。
戦いが激化する中、ガッシュは、戦いを強要されていた魔物の少女・コルルとの出会いを機に、
「やさしい王様」になることを決意。清麿とともに、王の座を目指していく。■所感泣けて笑えて燃える少年漫画の王道的な作品です。
いわゆる「人間と魔物のバディもの」なんですが
そういう価値観の違いとかいう部分はあまり描かれず
終始一つの目的を果たすために共に戦う
一心同体のパートナーって感じがしました。
あと、敵も味方もとにかく印象に残るコンビが多いです。
魔王候補の子供一人一人にちゃんとドラマがあって
そのパートナーである人間の掘り下げもされるので
必ず一組は好きになるコンビは出てくると思います。
敵側もだんだん好きになって行くことも多く
特にゼオン&デュフォーコンビは
主人公のガッシュ&清磨との関連性や
戦った時のドラマ性、結末まで含めて本当に
漫画史に残る
「最高の敵」でした。
個人的に一番好きだったのは
キャンチョメとフォルゴレですね。
彼らはいわゆるギャグ要因だったのですが
弱いキャラが工夫して戦って仲間のために強くなる
っていう路線が凄く良かったですし、
最終章であるクリア編における彼らの物語は
「本当の強さ」っていうのがどんなものかを示してくれました。
"世界一カッコよくて世界一強いカバさん"の話は何度見ても感動します。
物語的に一番面白かった部分は
千年前の魔物と戦う長編からですね。
それまでは基本的にソロで戦ってきたガッシュと清磨が
仲間とチームを組んで戦う流れはそれまでとは違った面白さがありました。
基本的に単体の性能では負けている千年前の魔物との戦いを
"仲間とのコンビネーション"で打ち勝つ展開が良かったです。
■アニメ版についてアニメ版は3年間放送されて
ファウード篇をアニメオリジナルで締めて
物語としては一応完結しています。
当時アニメが原作に追いついたこともあって
原作のラストまで描かれませんでしたが、
原作と同じ最終決戦の形として締めたのは
当初から「彼」との戦いが物語の最後になると
決まっていたからなんでしょうね。
基本的には原作に忠実なのですが原作にない
アニオリキャラやオリジナルエピソードなどがあり
中の人の熱演も凄いので、一度見てみることをお勧めします。
という事で「金色のガッシュ」(金色のガッシュベル)についての紹介でした。
2に関しては正直綺麗に終わった作品だから
掘り起こしてほしくない気持ちもある一方で
「ガッシュたちのその後を見てみたくないか?」っと聞かれると
「見てみたいです!!」って思うので
不安と期待を抱きつつ配信を待ちたいと思います。
大人になれない僕らの我儘を一つ聞いてくれ。

しかし、この手のバトロワもので運営サイドと関わらずに
最後までルール通りに勝者を決めたっていうのも中々珍しいですね。
(同時期に連載してたうえきの法則もそうなんですが)
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アニメ放送開始記念の小学4年生の読み切り版のガッシュも読んでいたのでしょうか?
読み切り版なので原作者こそ雷句先生ですが、
書いてる漫画家は別の人(遊戯王Rみたいなパターン)というやつです。
この読み切り版限定の魔物とパートナーも合計3組ほどいたりします。
ちなみに単行本化はされてないです。
アニメ版だと強盗の部分がレイコムと細川に改変されてたのも印象ですね。
後、アニメ版で思った事はアニオリキャラのハイド&永太と
きっちり決着つけて欲しかったのがありますね。
アニオリキャラなので原作の長編まで行くとフェードアウトは仕方ないですけど、
1年目のOPに主要キャラっぽく目立っていたので、
きちんと決着をつけて欲しかったのが本音です。
アニオリキャラかつ序盤の敵とは言え、
序盤でのガッシュ達の主戦力呪文だったラシルドを最後に相殺して引き分けたので、
バオウ・ザケルガ会得後のガッシュ達と決着をつけて欲しかったです。
アニメ版は終盤はファウード編の終盤をアニオリ化してましたけど、
その為か原作より早くわかった設定もあったのも印象的です。
例えばパートナーを体内に入れてるジェデュンですが、
ジェデュンとパートナーのルンの名前が最初に判明したのがアニメだったりします。
原作ではその時、ファウード復活に協力した爬虫類の魔物で
名前はまだ判明していなかったので。
後はゼオンとガッシュが双子という事(アニメではどっちが兄かは説明なし)、
デザインこそ違えど、ジガディラス・ウル・ザケルガ、
チャージル・セシルドンと原作より早く登場した呪文も印象でした。
ガッシュに似た謎の魔物である彼が魔界の建造物(ファウード)冷や汗が出ていること当時驚きましたね。
コメントどーも
> ガッシュを全巻揃えて、アニメも全話視聴みたいなので質問ですが、
> アニメ放送開始記念の小学4年生の読み切り版のガッシュも読んでいたのでしょうか?
そっちは見たことないですね。
あと確か別紙でスピンオフ作品もあったんですけど本編以外は読んでなかったですね。
> アニメ版だと強盗の部分がレイコムと細川に改変されてたのも印象ですね。
> 後、アニメ版で思った事はアニオリキャラのハイド&永太と
> きっちり決着つけて欲しかったのがありますね。
ハイドコンビに関してはいつの間にかフェードアウトしてましたからね。
ただ、100人の魔王候補の中にそういうガッシュと関わらず
消えていったコンビもいるっていうのは他にもいたんでしょうね。
> アニメ版は終盤はファウード編の終盤をアニオリ化してましたけど、
> その為か原作より早くわかった設定もあったのも印象的です。
ゼオンとの戦いも原作とはかなり違っていましたし
デュフォーの能力も違っていましたね。
あと「黄金の本」になったのはアニメの方が先でしたね(効果は全然違いますが)
コメントどーも
> >ゼオン
> ガッシュに似た謎の魔物である彼が魔界の建造物(ファウード)冷や汗が出ていること当時驚きましたね。
ゼオンはかなり序盤から存在が仄めかされていた存在なので
いざ本当に戦う機会がファウード篇になったのはちょっと驚きましたね。
(てっきりラスボスになるかと)
いざ本当に戦う機会がファウード篇になったのはちょっと驚きましたね。
(てっきりラスボスになるかと)
クリアがああなるくらいならゼオンはラスボスにならないでよかった史上最強な魔物で最強のバディデュフォー時点で十分です
ああいう「いつか戦う」系のライバルは結局決着せず終わるパターンが多いから、本当に決着がついたのは印象深い。
コメントどーも
> クリアがああなるくらいならゼオンはラスボスにならないでよかった史上最強な魔物で最強のバディデュフォー時点で十分です
クリアは「全てを消そうとする存在」という
ガッシュの優しい王様の思想を真っ向から否定する存在なので
ラスボスになったんだと思います。
個人的な感覚としては
ブラゴ=ライバル
宿敵=ゼオン
ラスボス=クリア
って感じですね。
コメントどーも
> 個人的に一番驚いた展開はブラゴ&シェリーとの決戦です。
> ああいう「いつか戦う」系のライバルは結局決着せず終わるパターンが多いから、本当に決着がついたのは印象深い。
ブラゴが強くなったガッシュを認めてる点や
きちんとシェリーとの絆を持っていることが分かるの良いよね…
おそらく彼が王になったとしても良き王になっていたんでしょうね。
アニメでもラストシーンがブラゴと戦うシーンで終わったので
当初から予想されていた最終決戦だったんでしょうね。