
実は見ていたけど感想書いてなかった作品
アニメ
「平家物語」の感想です。


平家の繁栄と滅亡までを描いた
アニメで見る大河ドラマ。いわば"滅びゆく運命"を見届ける物語で
最初から決まっていた結末にたどり着くまでの内容だったのですが
結末は知っていても、そこに至るまでの過程は
決して無駄でも無価値ではないのだという事が分かる作品でした。

本作は未来を見ることができる少女「びわ」が
平家の滅亡を見届けるまでの物語でもあり、
彼女が決められた滅びに抗うのではなく
語り部として語り継ぐことを選んだ時点で
平家は永遠になったのではないかと思います。
それが例え滅びの道だとしても語り継ぐことにこそ
意味があるんだと。
結局のところ平家を滅ぼした源氏も
後に滅ぶことは史実から分かることです。
そういった繁栄と滅亡の繰り返しで
今日の我が国は作られていったのですが、
我々がそういう知識を得ることができたのは
後の時代に語り継いだ者たちがいたからできたことです。
本作はそんな時代の語り部となった少女と
繁栄を築き崩壊した一族の末路を描いた
美しく儚い800年の時を超えた物語でした。

何回だって言うよ「世界は美しい」
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思うとタイムリーな作品ですね。
作中では仏罰と言う事になってますが文献から読み解くと“マラリア”なんですね……WHOが世界三大感染症の一つとして警鐘を鳴らし、古典では瘧(おこり)として出て来る病気は大抵マラリアを指してます。蚊を媒介するので今では熱帯の病気って言うイメージが強いのですが、これには日本の住環境が衛生面で向上したり蚊の駆除や検疫がしっかりしている証拠とも言えます。
日本各地にある“平家落人伝説”
資盛らが奄美大島に流れ着いた伝承もその一つだし、安徳天皇が対馬に居たのも……仮に真実としてもそのまま伏せていたでしょうね、まあ存在が確定したら“南北朝時代”が数十年前倒しになった未来もあるのです。
ただ落ち武者由来の村ってある意味フリー素材でしてね……
義経=フビライ・ハーン?
義経は後に兄の頼朝との確執の末に奥州藤原氏と共に散りました、その義経の首とされる頭部は鎌倉に居る頼朝が見た時には腐っていたとされてます。この時代の頭部の保存には塩漬けが一般的だったのですが……義経の最後は火を放ったお堂にて自害したとされ更に弁慶が立ちふさがったまま息絶えた(これが“弁慶の立ち往生”)とも言われてます。十分生存説も成り立つ訳です。
コメントどーも
> いま大河でこの時代のことをやっているのを
> 思うとタイムリーな作品ですね。
「鎌倉殿の13人」は源氏サイドだから両方の視点で見ることができますね。
源氏も平家も後の世の自分たちからすればどっちもどっちて感じがします。
コメントどーも
> 作中では仏罰と言う事になってますが文献から読み解くと“マラリア”なんですね……
後の世になって解明されたけどその当時は全く病名が分からず
祟りや呪いのせいにされたケースって他にもありそうですね。
> 資盛らが奄美大島に流れ着いた伝承もその一つだし、安徳天皇が対馬に居たのも……仮に真実としてもそのまま伏せていたでしょうね、まあ存在が確定したら“南北朝時代”が数十年前倒しになった未来もあるのです。
後世にて資盛の子孫を自称する武家は多いらしいですね。
> 義経は後に兄の頼朝との確執の末に奥州藤原氏と共に散りました、その義経の首とされる頭部は鎌倉に居る頼朝が見た時には腐っていたとされてます。この時代の頭部の保存には塩漬けが一般的だったのですが……義経の最後は火を放ったお堂にて自害したとされ更に弁慶が立ちふさがったまま息絶えた(これが“弁慶の立ち往生”)とも言われてます。十分生存説も成り立つ訳です。
義経に関しても生存説があって
義経=ジンギスカン説は有名ですね
返信どうもです。
江戸は当時の各国主要都市でも群を抜いて上下水道や公衆便所の整備が行き届いており、更にリサイクル率もスゴ勝ったと言う……更にキリスト教対策の鎖国政策は検疫の観点からも可也の効果があり、開国後にコレラが流行した事実もあるんですね。ただ医学に関しては蘭学としてある程度は進んでましたが明治時代になると次々と病気が解明される事になります。マラリアも北海道開拓の際に発生した記録もあるんですね。
まあ“自称”が罷り通るのも戦国乱世……
『緋弾のアリア』ではレキが子孫で卑弥呼の子孫である白雪が逃亡に手を貸したってキンジにカミングアウトしてます。てっきり那須与一の方かな~と思ってました。