

1時間という尺を使って描かれた文化祭の完結編にして
会長の「ウルトラロマンティック作戦」の全貌が明らかになる最終回
■ウルトラロマンティック作戦
それは会長によるかぐや様への想いを伝えるための
文化祭を私物化して行われた大告白作戦。
恋愛頭脳戦のラストが
「ムード値のゴリ押しによる強行手段」みたいなパワープレイで終わらせるのは
「恋愛は理屈でも計算でもない」って感じがして良かったです。
特に「俺と一緒にスタンフォードに行ってくれ」と
タイミングで
「ラブストーリーは突然に」なBGMが流れた瞬間は最高でした。
最後の最後までお互いに「好き」ということはなかったのは
あの二人らしいと思いましたけど、
言葉を交わさなくても、もう想いは伝わっているんだと思います。■桜咲くその日まで
一方で石上の恋路の方は
保留という形で終わりました。
しかも最後まで自分が告白したことに気付かなかったという…
石上くん、こんなに察しが悪い子でしたっけ?
でも…基本自己評価低いネガティブな子ですからね。
まさか自分が告白していたとは思うまい。
ミコちゃんにまでハートをの贈り物をするあたり
石上くんが一番悪い子になった最終回でした。

子安先輩は石上の悪い噂を聞いてた上で
今まで普通に接していてくれたあたりは
良い人だと思いますし、
きちんと彼の優しさや誠実さを知って
真っすぐ向き合おうとしてるあたり、脈はあると感じますね。
会長とかぐや様の話は一応区切りは付いたので
今後のラブコメのメインは石上になるのかな?
■最後に報われし者
ここのミコちゃんがさぁ…
本当に幸せそうな顔してるの良いですよね。最終回とか出番がほとんど無かったわけですけど
最後の最後で報われたのは良かったです。
誰にも気にかけてもらえない自分をちゃんと気にかけてくれる存在がいた
っていうことは彼女にとっても重要なことだと思います。
普段あれだけ犬猿の仲でも、少し褒められたぐらいで
顔を赤らめて喜ぶあたり、やっぱりミコちゃんちょろいですわ。
■名探偵チカ
思えば文化祭を通して会長の手玉に取られてて
完全に哀れなピエロだった藤原書記でしたが、
なんか彼女も楽しそうにしてたから
それはそれでいいんだと思います。誰も不幸にしていないあたり、最高の作戦でした。
しかし、藤原を
自分の恋愛における最大の障害とみなして排除するあたり、
ある意味で会長にとって一番警戒してた
相手だったのかもしれません。
なんせ思い通りに動いてくれませんから。
だから今回は藤原の行動を完全に予測して
彼女を思い通りに動かしてた
会長の大勝利だったと思います。
総括:かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-
ようやく一つの
「決着」までが描かれた第3期でした。
全体的に「生徒会メンバーで集まってバカっぽい話をする」
というギャグ短編なエピソードは少なくなって
恋愛方面に力を入れていたと思います。

会長とかぐや様の話と並行して石上の恋もやっていたのも
面白かった点ですね。石上は2期で株を上げたおかげで
「幸せになってほしい」って思えるキャラでしたから
メインで活躍する話が増えて本当に嬉しかったです。

一番印象に残っているのは5話の
ラップバトル回でした。
今期はやたらラップをするアニメが多かったですけど、
かぐや様は特殊EDまで流れる気合の入りっぷりでしたから。
あと純粋にハーサカが一人のキャラとして
一歩前に進めた感じがして良いエピソードでした。
原作はこの後も続いてるみたいですけど
アニメだけ見たらこれで「終わり」
でも良いと思える締め方でした。
…っと思ったら
新作アニメーション制作決定だとか。
俺たちの恋愛頭脳戦はまだこれからだ!

ハートは盗めない。 だって与えるものだから。
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