■概要世界的に有名な漫画「ドラゴンボール」の新作映画作品。
時系列的には映画
「ブロリー」の直後の物語となっていて
ブロリーも登場し悟空たちと修行するシーンも描かれていました。
悟空、ベジータ、ブロリーが仲良く修行してる姿とか
今まで全く想像もできない光景でしたので新鮮でした。
今回のメインヴィランは初期から登場していた
「レッドリボン軍」の残党であり
実質人造人間編の続編とも呼べる内容となっていました。
「そもそもレッドリボン軍って何?」っていう人のために映画冒頭で悟空との因縁や
ドクターゲロ、人造人間との関係性なんかもきちんと説明されるので、
初代ドラゴンボールを知らない人でも入っていけると思います。
■所感全体的に感じた所感としては
「ドラゴンボールZ」の映画ではなく
「ドラゴンボール」の映画って感じでした。
シリアスは少なくギャグっぽい描写が多く
コミカルな鳥山ワールドの系譜みたいな作風。
メインヴィランが初期の敵であるレッドリボン軍なのも
そういう作風を後押ししていたと思います。
悟飯が戦う理由の「パンの誘拐」もかなりマイルドになっていて
予告が一番シリアスだったまであります。
あと本作は思ってた以上に
ピッコロと悟飯がメインの映画でした。
逆に本来の主人公である悟空とそのライバルのベジータは
ほとんど本編に絡みはしなかったんですけど、
「悟空とベジータ不在でも面白い物語を作れるか?」という試験的な作品だったかもしれません。
個人的には今回の映画は大満足でしたので
その試みは成功したと思います。
以下、キャラクターの感想
・ピッコロ
今回の映画の主人公。本作はほぼ「ピッコロさんファンが作った
ピッコロさんファンのための映画」
と言っても過言ではないくらい大活躍でした。
最近の作品ではパワーインフレに置いて行かれたと
思われがちだった彼が終始戦闘で活躍する内容は
かつて(ベジータ登場前)のドラゴンボール映画を思い出します。
作中で現在のパワーインフレに着いて行くために
超絶パワーアップを果たしたわけですが、
神龍の「おまけ」が
「おまけレベルじゃねぇだろ…」ってツッコミを入れたくなったのは僕だけではないはず。
それでもラストは悟飯に譲るあたりもピッコロさんらしいですね。
「ピッコロさんと孫家の関係」という部分もクローズアップされていて
かつて悟飯に修行を付けていたようにパンにも修行をつけてあげてるシーンは
微笑ましかったですし、ビーデルや先生とのやり取りから
本当にピッコロさんが周りから信頼されてるのが分かります。
悟飯に対して
「子供の迎えに行けないくらい仕事が大切か?」って説教する部分は父親よりも父親してたシーンでした。
ただそれでも悟飯に対して失望したりせず
彼が本当は誰よりも強いことを信じてるあたりは
師弟の絆を感じました。
・孫悟飯
本作のもう一人の主人公。最初はろくにトレーニングもせず、
育児もピッコロさんに丸投げするなど
ダメ親父っぷりを発揮していましたが、
だからこそ「父親」としても「戦士」としても
復活したシーンはカッコよかったです。
アルティメット悟飯になった瞬間に
雨が止む演出は本当に素晴らしい。
ラストで悟飯が使った
"あの技"には驚きましたが、
「この状況ならあの技一択じゃねぇか…」って納得もしました。
しかしブチ切れるだけで年単位で修行してる父親やそのライバルよりも
強くなれるあたり、やっぱり悟飯の潜在能力凄いですよね…
タイプとしては悟空よりもむしろブロリーに近いんじゃないでしょうか?
(潜在能力が凄くキレると強くなるサイヤ人という意味で)
・ガンマ1号2号
タイトルになってる
「スーパーヒーロー」は
ピッコロでも悟飯でもなく、
敵であるガンマ兄弟を示していることは
何となく気づいていたのですが、
本当に
「ヒーロー」してましたね。
最終的に和解する流れも最近のドラゴンボール作品ぽかったですけど、
子供を攫う事に対して嫌悪感を抱いたり、
子供を傷つけることに対して怒ったりするなど
間違いなく
「善寄り」なキャラだってことが
作中できちんと描写されていたので
最後に和解して共闘する流れは自然だったと思います。
ドクターヘドはイカレた科学者なのは間違いないけど
「ヒーローに憧れていた」っていう部分があるのは
ドクターゲロとの最大の違いでしたね。
結果的にカプセルコーポレーション陣営の戦力が
また増える結果となりましたが、
ブルマがその気になれば本当に世界征服できそうですね…
・ラスボスについて(重要なネタバレなので一応伏せます)
フリーザ様が強化されたんですから、
そろそろこいつも強化されてもおかしくないよねー
とは思っていたのですが、想像以上の化け物になっていて驚きました。
全員で巨大なラスボスを倒す流れは
ヒーロー映画っぽい演出でここら辺も
「スーパーヒーロー」していたと思います。
ただ理性の無い化け物って感じで復活してたので
どこか
「バイオブロリー」感はありました。
まだ完成していなかったのをマゼンダが無理やり動かしたから
ああなっただけで、本来は理性のある状態で
復活してた可能性もあります。
個人的にラスボス戦で好きだったのは視聴者ですら忘れてそうな
ピッコロの"ある設定"をクリリンが指示した所ですね。
あれは本当に初期から悟空の戦いを見てきた
クリリンだからこそできるアドバイスで、
ガンマ2号の特攻の際も太陽拳で時間を稼ぐなど
彼の名サポーターっぷりも光る戦いでした。
ということで日常シーンと戦闘シーン、
その他小ネタを詰め込んだ
ファンにはたまらない大満足な映画でした。
今回あんまり活躍できなかった悟天やトランクスの話は
次の作品でやるんじゃないか?という予想もあります。
"成功版ゴテンクス"をあえて映さなかったのも伏線だと思いました。
フリーザ→人造人間と来るなら次はブウ関係がメインになる可能性あります。

ベジータの悲願が叶う映画でもありました。
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本来の力を引き出せれば悟空やベジータすら凌駕しますけど、
悟飯自身は戦いを好まない温厚な性格も相まって
常に最強を維持しづらいバランスなんだと思います。
ピッコロ、おまけについては置いておくにして、
良く良く考えるとピッコロの潜在能力も
当時の最長老から潜在能力を引き出された頃と
今のピッコロとじゃ前提がそもそも違うので
本来なら起こりえない潜在能力の増加があっても不思議じゃないんですよね。
当時のピッコロは神様と一つに戻る前のピッコロでしたから、
神様と一つに戻った今のピッコロは神様の部分の潜在能力が
眠り続けていても不思議じゃありませんでしたから。
そもそもピッコロの原点であるカタッツの子は、
サイヤ人にも劣らない天才児という設定もあるので
ある意味で悟飯とピッコロは似た者同士とも言えます。
ドクターヘドはその最大の違いがあったからこそ、
ガンマ達と良好な関係を築けていたんだと思います。
祖父が根っからの悪人と言っても
その家族までが根っからの悪人かは話は別という良い例ですね。
次に新作映画をやるならゴテンクスの活躍はもちろんですけど、
天津飯もパワーアップしてほしいというのが個人的な願望ですね。
天津飯は天津飯で純粋な地球人じゃなく、三つ目星人という異星人の末裔なので、
無印時代からのメンツでも宇宙人の子孫な分、他の地球人のZ戦士より潜在能力が
まだ隠されていてもおかしくはない気がするんです。
なんだかんだでブウ編でもブウの地球人皆殺しの攻撃をチャオズ共々回避したり、
セル編では第二形態のセルを命を削る真気功砲で足止めしたり、
ブウ編では正攻法ではあっさり倒されても、技の威力では
ブウの攻撃を相殺できる威力だったりとなんだかんだで要所で活躍できる分、
インフレに置いていかれた今でも修行を続けている天津飯は強化されてもバチは当たらないと思います。
あの形態は自分のせいで父を死なせてしまたっていう
悟飯のトラウマを克服する意味があったのかもですね
コメントどーも
> 悟飯は才能は間違いなく最強で、
> 本来の力を引き出せれば悟空やベジータすら凌駕しますけど、
> 悟飯自身は戦いを好まない温厚な性格も相まって
> 常に最強を維持しづらいバランスなんだと思います。
なんか強すぎてナーフされた感あります。
原作終了後から超まで何回か弱体化してるあたり
悟飯の扱いは結構厳しいものがありましたね。
> ピッコロ、おまけについては置いておくにして、
> 良く良く考えるとピッコロの潜在能力も
> 当時の最長老から潜在能力を引き出された頃と
> 今のピッコロとじゃ前提がそもそも違うので
> 本来なら起こりえない潜在能力の増加があっても不思議じゃないんですよね。
ネイルと同化→神と同化した上で潜在能力を引き出したらどうなるか?
っというピッコロさんの可能性を示した強化だったと思います。
> ドクターヘドはその最大の違いがあったからこそ、
> ガンマ達と良好な関係を築けていたんだと思います。
> 祖父が根っからの悪人と言っても
> その家族までが根っからの悪人かは話は別という良い例ですね。
刑務所では結構やりたい放題してたみたいですが、
それを差し引いても根っこにあるのが「ヒーローへの憧れ」だったのが
彼を悪に向かわせなかった理由なんでしょうね。
> 次に新作映画をやるならゴテンクスの活躍はもちろんですけど、
> 天津飯もパワーアップしてほしいというのが個人的な願望ですね。
天津飯、餃子、ヤムチャなど、インフレに置いて行かれた旧ゼット戦士の強化も確かに見てみたいですね。
> あの形態は自分のせいで父を死なせてしまたっていう
> 悟飯のトラウマを克服する意味があったのかもですね
単純に鳥山先生が好きだからという理由もあると思いますが、
確かに孫悟飯にとっては因縁の相手ですからね。
ってツッコミを入れたくなったのは僕だけではないはず。
あのサービスを全員にやってもらえば結構な戦力アップになるんじゃ・・・
まあ、ドラゴンボールと相性が良いであろうナメック星人のピッコロにだからできた可能性もありますが
>しかしブチ切れるだけで年単位で修行してる父親やそのライバルよりも
強くなれるあたり、やっぱり悟飯の潜在能力凄いですよね…
悟空「次からは強敵が現れたらパンを叩いてもらうかな」
ピッコロ「ブルマ、もう二、三発、ビンタをお見舞いしてやれ!」
>本当に「ヒーロー」してましたね。
声もウルトラマンゼロとジャンボット
>ブルマがその気になれば本当に世界征服できそうですね…
ベジータが旦那な時点で・・・・・・
>ただ理性の無い化け物って感じで復活してたので
どこか「バイオブロリー」感はありました。
実質オリジナルと別物な所も同じ
>全員で巨大なラスボスを倒す流れは
ヒーロー映画っぽい演出でここら辺も
「スーパーヒーロー」していたと思います。
作者は特撮ヒーローが好きですしね
ホイポイカプセルがカプセル怪獣を元にしてるのは有名
チチも幼女時代はアイスラッガーを使ってたし
>クリリンだからこそできるアドバイスで、
ガンマ2号の特攻の際も太陽拳で時間を稼ぐなど
彼の名サポーターっぷりも光る戦いでした。
気円斬で18号を助けてもいますし、格上の敵にも通じる技があるのは大きいですね
>フリーザ→人造人間と来るなら次はブウ関係がメインになる可能性あります。
一応漫画のモロ編はブウがメインでしたよ
ちなみに悟天やトランクスは出番なしです(ヤムチャも戦ったのに)
あと、今回キャラが重要な事を喋っている所の裏で別のキャラが
どうでも良い事を喋っているシーンってのが多くあった気がします。
ってかガンマ1号さんと18号さんがクリリン取り合っている所は
上手く聞き取れなかったorz
そしてこの二人が喧嘩している所が丁度中の人的には
慎二と藤ねえが喧嘩している状態だと知って吹きそうになりました。
コメントどーも
> あのサービスを全員にやってもらえば結構な戦力アップになるんじゃ・・・
> まあ、ドラゴンボールと相性が良いであろうナメック星人のピッコロにだからできた可能性もありますが
元上司みたいなものですし多少はサービスしても良いし。
邪悪竜の設定が生きてるならあれぐらい強くなっても問題ないよね…
> 悟空「次からは強敵が現れたらパンを叩いてもらうかな」
> ピッコロ「ブルマ、もう二、三発、ビンタをお見舞いしてやれ!」
そして、ピッコロさんに対して殺意を向ける悟飯
> 声もウルトラマンゼロとジャンボット
どちらもソレスタルビーイングのガンダムマイスターでもある。
> ベジータが旦那な時点で・・・・・・
ブルマさん、そりゃ筋斗雲に乗れないわけだ。
> 実質オリジナルと別物な所も同じ
あくまでデータは利用したけど、一から作り治した感じですからね。
> 作者は特撮ヒーローが好きですしね
> ホイポイカプセルがカプセル怪獣を元にしてるのは有名
> チチも幼女時代はアイスラッガーを使ってたし
グレートサイヤマンとかいうヒーローを作り出すぐらいだし
> 気円斬で18号を助けてもいますし、格上の敵にも通じる技があるのは大きいですね
気のコントロールだけだったら同期の中でも一番才能があるのがクリリンですからね。
> 一応漫画のモロ編はブウがメインでしたよ
> ちなみに悟天やトランクスは出番なしです(ヤムチャも戦ったのに)
別時空のGTだとトランクスはメインになれたけど悟天は…
爆発力の兄、常に強さを求める父と違って
普通にのびのびと現代っ子みたいに育ったからあんまり戦士としての活躍はできてない印象ですね。
最近のバーサーカーはやたら饒舌だけど
真のバーサーカーは何を言ってるか分からない感じが良い
> あと、今回キャラが重要な事を喋っている所の裏で別のキャラが
> どうでも良い事を喋っているシーンってのが多くあった気がします。
> ってかガンマ1号さんと18号さんがクリリン取り合っている所は
> 上手く聞き取れなかったorz
確かにそういうシーン多かったですね。
18号さんがガンマ兄弟を毛嫌いしていたのは
そりゃ人造人間だしわかるよなーって思います。
> そしてこの二人が喧嘩している所が丁度中の人的には
> 慎二と藤ねえが喧嘩している状態だと知って吹きそうになりました。
そういえば18号さんは藤ねぇでしたね。
悟飯とピッコロに焦点が当たったといえる流れですね。
しかしブロリーが悟空達と友人になって平和的に
過ごすなんて、すごい話です。この辺も旧作と
別次元の別人ゆえに成り立つのですね。
ピッコロの引き出された能力はこれまたすごいもので、
どの勝負にも見せ場があるのがうれしいです。
悟飯はもとからその潜在能力の凄さが仄めかされていた
から、今回ヒーローとして復活した感があります。
師匠同様に更なる領域にたどり着いたのは良かった。
今回の戦いはかつて世界を荒らしたレッドリボン軍と
それを破った孫悟空。両者の子孫がそれぞれ
相争うというユニークな構成ですね。
肝心の親たちはいないというのも面白い。
協力したヘド自身は変わり者でも悪人ではない。
こういうキャラは鳥山先生らしい。
ガンマ兄弟もどこか16号と17号に近い性格だった。
コメントどーも
> おそらく悟空とベジータは毎回活躍してるから
> 悟飯とピッコロに焦点が当たったといえる流れですね。
でしょうね。
> しかしブロリーが悟空達と友人になって平和的に
> 過ごすなんて、すごい話です。この辺も旧作と
> 別次元の別人ゆえに成り立つのですね。
超のブロリーはカカロットに対する憎しみが無いし
仲間に恵まれていることから、仲良くなったんだと思います。
> ピッコロの引き出された能力はこれまたすごいもので、
> どの勝負にも見せ場があるのがうれしいです。
> 悟飯はもとからその潜在能力の凄さが仄めかされていた
> から、今回ヒーローとして復活した感があります。
> 師匠同様に更なる領域にたどり着いたのは良かった。
悟飯自身は「宇宙で一番強いのは父さん」って言ってるけど、
ピッコロが「一番強いのは悟飯」って信じてるのが良いですよね。
本当に良い師弟関係かと
> 今回の戦いはかつて世界を荒らしたレッドリボン軍と
> それを破った孫悟空。両者の子孫がそれぞれ
> 相争うというユニークな構成ですね。
> 肝心の親たちはいないというのも面白い。
次の世代まで争い続ける必要はないという希望的な終わり方
> 協力したヘド自身は変わり者でも悪人ではない。
> こういうキャラは鳥山先生らしい。
> ガンマ兄弟もどこか16号と17号に近い性格だった。
ドクターヘドのキャラクターを序盤から「ヒーロー好き」って描写していて良かったと思います。
ようやくピッコロさんがスポットライト当たりましたね
まさか神龍が最長老みたいに潜在能力を引き出す事出来るとは・・・
悟空対決以降巨大化忘れるとはw
>悟飯
まともに修行していれば悟空より強くなっていたけど
ガンマ1号やラスボスと戦っている時にどんどん怒りで潜在能力を解放してアルティメットの先に形態になるのは凄いですよね、まさかあの技を使うとは・・・そこは驚きました
あの形態になったとき不敵な顔をしてセル戦の二の舞いになるのか心配していたけど
なんとか二の舞いにならないで決着をつけたですね
>ガンマ1号と2号
根は悪い奴らではなかったですね、あの総帥の息子達に騙されて勘違いしていたようですね
>ドクターヘド
彼はイカれていたけどヒーロー憧れていたけど
総帥の息子達に騙されて利用されて可哀想だったですけど
何とか生きてブルマさんの所に働くことになってよかったです
>ラスボス
まさかあいつが出てくるとはしかも巨大だし、まるでバイオブロリーだった
やはりあのラスボスと悟飯は因縁的なんですね
コメントどーも
> >ピッコロ
> 悟空対決以降巨大化忘れるとはw
正直視聴者も覚えていたかどうか怪しい設定なので
クリリンはよく覚えててたなって思いました。
> >悟飯
> あの形態になったとき不敵な顔をしてセル戦の二の舞いになるのか心配していたけど
> なんとか二の舞いにならないで決着をつけたですね
そこはピッコロさんが全力でフォローしましたからね。
> >ガンマ1号と2号
> 根は悪い奴らではなかったですね、あの総帥の息子達に騙されて勘違いしていたようですね
元々ヒーローになるために生み出された存在ですからね
> >ラスボス
> まさかあいつが出てくるとはしかも巨大だし、まるでバイオブロリーだった
> やはりあのラスボスと悟飯は因縁的なんですね
悟飯がメインになって倒した唯一の敵ですからね