「異世界アベンジャーズ」って感じの映画でした。
全員何かしら出番と見せ場があって
作品によって出番に差は無かった感じです。
クロスオーバー作品として非常にバランスの良い内容になっていて、
どの作品のファンが見ても満足できるようにしている構成は素晴らしかったです。
基本的には劇場版オリジナルのキャラの物語が主軸で
迷い込んだ本編キャラが騒動に巻き込まれて解決するという
劇場版ドラえもんとかに近い流れでしたが、
オリキャラの設定も絶妙で、きちんと参戦してる4作品に
関わるキャラだったのも良かったです。
設定を考えると「ああなるほど」と理解できる部分があたりと
色々とファンサービスな映画になってたと思います。
以下、キャラクターの感想ですが、やたら多いので作品ごとの感想です。
■Re:ゼロから始める異世界生活
リゼロ組は
2期終了後の成長が反映された状態となっており
スバルはベア子と契約済み、エミリアは試練を乗り越えて
肉体的にも精神的にも成長したバージョンでした。
レムが居るのが最大の差分点なんですが、
普通にレムがいる状態で聖域篇をクリアしたら
こういう関係になっていたんだろうなというifを見せられた感じです。
特にスバルはカズマが別行動してる分
アクアとめぐみんを上手い事コントロールしていたなと思いました。
普通はカズマがやるべきことを全部スバルがこなしてるあたりは
ちゃんとカズマパーティのこと理解してるんだなと感じた部分ですね。
あと死に戻りを使うことなく普通に戦力として通用するように
なってるあたりも聖域篇を超えたスバルの成長を感じられました。
オリキャラのアレクさんはリゼロ世界出身だったのですが
今回の映画ではほとんど他二人の保護者って感じで
彼自身については特に深堀りされなかった感じでしたね。
エミリアを見て何か思う所がある風に見えたのは今後の伏線でしょうか?
ラストでオットーとガーフが合流したのは
いせかる3期の伏線だと思っています。
■幼女戦記
他の作品と違い軍所属という設定のためか
見せ場となるシーンできちんと引き締めてくれるのが
やたらカッコよかったですね。
「あの馬鹿どもに続け!」のシーンめっちゃ好き。
ちょくちょくギャグをやりますけど基本的にはシリアスで
ターニャがクラス全体の隊長をやってるのも良かった。
オリジナルキャラの一人、ヴェラが幼女戦記世界から
飛ばされてきたという設定もあって、
ヴェラとの対峙シーンではターニャが一番目立っていましたし、
彼女に対して厳しいことを言いつつも
最終的にかなり同情的になっていたのも
ターニャの変化を感じる部分でした。
アクアと顔の長い人のやり取りも健在で笑えました。
■オーバーロード
4作品の最高戦力として特にバトルでの見せ場が多かった
劇団ナザリックの面々。
オバロ本編の事を考えると
「この人らが味方で良かった…」って思えますよね。
主であるアインズ様が不在の状況においても
何だかんだで他の作品の面子と合わせてくれてるのは
これまで培った絆みたいなものを感じました。
アインズ様はほぼカズマさんと一緒に行動してて
彼との
相棒感あるやり取りは結構良かったです。
思えば他のオバロ組キャラは全員彼を慕っているので
アインズと対等な立場で接するカズマやヴェラとのやり取りが
新鮮に見えました。
今回何回精神安定装置が作動したんだろうか?
デミウルゴスとスバルのやり取りも面白かったです。
■この素晴らしい世界に祝福を!
宴会芸の神様が大工の神様になったり、爆裂娘が魂の同士を見つけたり、ドМクルセイダーが狸娘からドン引きされたり、クズマさんのスティールがさく裂したり、良くも悪くも
いつも通りのカズマパーティーでした。このすば勢に関してはライダー映画の電王組、
プリコネのなかよし部みたいな感じで
どうあがいてもギャグ方面で振り切れるのが
分かっていたので、安心して観ていられました。
カズマとスバルの信頼みたいなのも描かれていて
再会した時のやり取りとか本当に悪友感あって良かったです。
あと何といってもカズマさんの
ラストの「アレ」はズルいですよね…
「ラストで全部持っていきやがったこの野郎!」って思いました。本当にトリックスター的なキャラですよ。
オリキャラのパンタグリュエルはオバロ世界の技術+
このすば世界の博士の作品という
とんでもないクロスオーバーで生み出されたメカ娘でしたが
本当に可愛らしかったです。
めぐみんと魂の姉妹みたいな感じで分かり合えてたけど
紅魔族の設定を考えると実質姉妹みたいなものですからね。
そういえば、今回の映画でめぐみんは
ほとんどノーパンだったんですよね…
■盾の勇者の成り上がり
シールドプリズン先輩が一番活躍してた気がします。
(主に移動用の乗り物として)
切り札のラースシールドが一回も使われなかったのは
ちょっと残念でした。2期と同じでやはり不遇…
ただ空気にはならずきちんと周りと溶け込んでいて
尚文、ラフタリア、フィーロが3人とも
出番や見せ場がもらえていたのは良かったです。
1期基準なので尚文は割と不愛想だけど
面倒見のいいあんちゃんみたいなところが出てるなと思いました。
(他のメンバーに料理を振舞ったり、
スバルにエプロンの事を指摘されてる所とか良かった)
いせかる3期があるなら、新しくパーティーに加わった
リーシアさんも参戦させてほしいですかね。
まとめ:

最初劇場版の上映が決定した時は
「マジか!?」って驚いてたのですが
見てみると普通に笑えるし、感動できる内容になってて
ファンなら十分満足できる作品でした。
そもそもアニメ版の時点で4作品(厳密には5作品ですが)
のクロスオーバー作品として成り立っていたので
劇場版らしい舞台と大騒動を用意した
まごうことなき
「異世界かるてっと」の劇場版だったと思います。
気になる方は今からでも是非劇場へ!

…ところで慎重勇者くんは?
サプライズで登場するかなーってちょっと思ってたのですが。
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なってるあたりも聖域篇を超えたスバルの成長を感じられました
なお、これでもエミリア陣営の中ではペトラの次の弱いです
ベア子とコンビを組んで、やっと一人前の戦力になれる感じです
(今回のゴーレム戦も、スバルは頭脳担当で、戦いはほぼベア子の魔法頼りでした)
>オリキャラのアレクさんはリゼロ世界出身だったのですが
>今回の映画ではほとんど他二人の保護者って感じで
>彼自身については特に深堀りされなかった感じでしたね。
彼はリゼロ世界の偉人です
アナスタシアの故郷の国の建国に大きく関わっており、アナスタシのホーシン商会も彼の性名に因んでいます
2期でガーフィールも彼の格言を流用してます
もっとも後世に伝わったのはホーシンという性名だけなので、フルネームを聞くまでスバルもエミリアも彼の正体に気付きませんでした
パンフレッドによると、アレク・ホーシンの名前がどこかで「荒れ地のホーシン」という異名とてして伝わったとのこと
>エミリアを見て何か思う所がある風に見えたのは今後の伏線でしょうか?
コレに関しては一週目の特典で軽く触れられています
アレクは400年前に、サテラ、フリューゲル(2期でジュースが詫びてた大賢者)、エキドナ、レイド(ラインハルトの先祖)、ルグニカ王国の初代国王といった面々と世界を救う旅をしてた模様
どうもオットー枠の立ち位置だったらしく、レイドやエキドナに日常的に弄られ、サテラに励まされてたのだとか
ずっと仲間に会いたがってたアレクは、スバルとエミリアに何を感じ取って、あの世界に残ることを決めたのか・・・・・・
なおアレクさんは原作にカケラも登場してません(400年前の人物で普通の人間なので)
この映画が初登場です
あの作者、なにやってんだー!
>「あの馬鹿どもに続け!」のシーンめっちゃ好き。
ネタ元のクルシュさまは、この作品でも記憶喪失になってるのか気になるところ
>ヴェラとの対峙シーンではターニャが一番目立っていましたし、
>彼女に対して厳しいことを言いつつも
>最終的にかなり同情的になっていたのも
>ターニャの変化を感じる部分でした。
原作だったら絶対に情けをかけなかったと断言できる
>あと何といってもカズマさんの
ラストの「アレ」はズルいですよね…
カズマはアクアからMVPを奪った模様
パンフレッドによると、アレに気付いたのがめぐみんだけだったのは、このすば劇場版で二人の絆が深まった事の反映なのだとか
>…ところで慎重勇者くんは?
あの人は絶対に見知らぬ世界の見知らぬ人たちには近づかないので話に関われないと思います
皆が2期後からアップデートされた描写とその比較の活躍から今回の劇場版で一番優遇されていたのはリゼロ組だと思う、初週特典小説によるとアレクさんはエキドナなどの知り合いでかなり重要人物。
>幼女戦記
ターニャとヴェラの対比が目立ち、部隊全体でサポートしていた幼女組。2週目特典小説よるとヴェラは合衆国のエージェントで嘘をつき続けてる為、帝国の大切な戦友が死んでも心から悲しんでいるのかわからず酒を飲んで疲弊した日々で内心は安住の地が欲しい願っていた
>この素晴らしい世界に祝福を!
基本ギャグで動きシリアスでも決めるときは決める安定のこのすば組、今回のカズマさんは序盤で仲間とはぐれて不運に見えるけど、戦闘は最後以外避けられて、一番強いアインズと合流し、ゴーレムを操る指輪も手に入れて、一番美味しい役もやったりとアクアが近くにいなければ圧倒的に幸運だった設定を生かした気がする
>オーバーロード
オバロ組はアインズだけでなく守護者も今まで培った各作品のキャラとの絆が強調された面が観れましたね。パンフによると青髪の白騎士は輝煌天使ねこにゃんて名前でユグドラシルの課金アイテムでこのすばの博士と協力して最後の巨大ゴーレムを作った封印しパンタグリュエルの為にあの世界へ残った
>盾の勇者の成り上がり
半ば巻き込まれた盾組、地味ながらもシールドプリズン運送する尚文、ダクネスらと共にタンクするラフタリア、アウラとコンビネーションするフィーロと活躍している。
コメントどーも
> なお、これでもエミリア陣営の中ではペトラの次の弱いです
> ベア子とコンビを組んで、やっと一人前の戦力になれる感じです
> (今回のゴーレム戦も、スバルは頭脳担当で、戦いはほぼベア子の魔法頼りでした)
精霊使いの強さはあくまで精霊とのコンビネーション込みだと思ってますから
ベア子の力=スバルの力でいいんだと思います。
> 彼はリゼロ世界の偉人です
> アナスタシアの故郷の国の建国に大きく関わっており、アナスタシのホーシン商会も彼の性名に因んでいます
> 2期でガーフィールも彼の格言を流用してます
ガチで英霊になってもおかしくないレベルの人が
異世界転移してたってことなのか…
> もっとも後世に伝わったのはホーシンという性名だけなので、フルネームを聞くまでスバルもエミリアも彼の正体に気付きませんでした
やっぱり、最後に気付いたっぽいですよね。
コレに関しては一週目の特典で軽く触れられています
> アレクは400年前に、サテラ、フリューゲル(2期でジュースが詫びてた大賢者)、エキドナ、レイド(ラインハルトの先祖)、ルグニカ王国の初代国王といった面々と世界を救う旅をしてた模様
最強勇者パーティーの元メンバーみたいな立ち位置のキャラですね。
> なおアレクさんは原作にカケラも登場してません(400年前の人物で普通の人間なので)
> この映画が初登場です
> あの作者、なにやってんだー!
クロスオーバー作品で原作の新しい設定をぶち込んでくる作者には困るよね…
> ネタ元のクルシュさまは、この作品でも記憶喪失になってるのか気になるところ
2期の状態は反映されてもレムやパックがちゃんといるあたり
悪い状態は反映されないと思います。
> 原作だったら絶対に情けをかけなかったと断言できる
オバロ組もそうだけど、いせかるは割と原作よりマイルドな性格になってるのは
やっぱり敵のいない楽しい学園生活なことが理由だと思います。
> カズマはアクアからMVPを奪った模様
> パンフレッドによると、アレに気付いたのがめぐみんだけだったのは、このすば劇場版で二人の絆が深まった事の反映なのだとか
こいつら結婚するんだ!!
> あの人は絶対に見知らぬ世界の見知らぬ人たちには近づかないので話に関われないと思います
うーん・・確かに絶対関わってこないか準備万端な状態で乗り込んでくるかの二択だと思います。
コメントどーも
> >Re:ゼロから始める異世界生活
> 皆が2期後からアップデートされた描写とその比較の活躍から今回の劇場版で一番優遇されていたのはリゼロ組だと思う
めんどくさい女がめんどくさくなくなって
戦力外だった男が頼もしくなってる…
> >幼女戦記
> ターニャとヴェラの対比が目立ち、部隊全体でサポートしていた幼女組。2週目特典小説よるとヴェラは合衆国のエージェントで嘘をつき続けてる為、帝国の大切な戦友が死んでも心から悲しんでいるのかわからず酒を飲んで疲弊した日々で内心は安住の地が欲しい願っていた
帝国は憎いけど、それはそれとして帝国内にも知り合いや友人はいたわけで
やっぱりメンタルボロボロの状態だったと思うんですよ。
> >この素晴らしい世界に祝福を!
> 基本ギャグで動きシリアスでも決めるときは決める安定のこのすば組、今回のカズマさんは序盤で仲間とはぐれて不運に見えるけど、戦闘は最後以外避けられて、一番強いアインズと合流し、ゴーレムを操る指輪も手に入れて、一番美味しい役もやったりとアクアが近くにいなければ圧倒的に幸運だった設定を生かした気がする
カズマさんはアクアと一緒にいないと本当に強運ですよね…ってことがよくわかる。
> >オーバーロード
> オバロ組はアインズだけでなく守護者も今まで培った各作品のキャラとの絆が強調された面が観れましたね。パンフによると青髪の白騎士は輝煌天使ねこにゃんて名前でユグドラシルの課金アイテムでこのすばの博士と協力して最後の巨大ゴーレムを作った封印しパンタグリュエルの為にあの世界へ残った
あの青髪の騎士はエンディングだけの登場なのはもったいないと思いました。
オバロ世界のゴーレムがなんでいたの?って部分の説明も本編ではされてませんでしたし。
> >盾の勇者の成り上がり
> 半ば巻き込まれた盾組、地味ながらもシールドプリズン運送する尚文、ダクネスらと共にタンクするラフタリア、アウラとコンビネーションするフィーロと活躍している。
女性陣からの扱いがやたら酷かったあたりやっぱりパーティーメンバー以外には女難ですよね尚文さん。
元々エミリアは氷結の絆の時点で飛んできたクロスボウの矢を掴み取るという霊長類最強の高校生みたいな事が出来るくらい高い身体能力です
1期でエミリアが死にまくったのはエルザが強すぎだったのとペテルギウスが初見殺しだったからです
しかも2期で記憶を取り戻した時に封印が解けたのでマナも肉体的能力も上がり、今のエミリアはエルザと互角だったガーフィールに近い強さです
青髪の騎士は当初は本編でも出る予定だったそうですが、尺の都合で犠牲になった模様
コメントどーも
> なお作中のエミリアのパワーは誇張やギャグ描写を含まない完全に原作通りのモノです
> 元々エミリアは氷結の絆の時点で飛んできたクロスボウの矢を掴み取るという霊長類最強の高校生みたいな事が出来るくらい高い身体能力です
エミリアは実際強いはずなんだけど実力を発揮する機会が少ないですからね。
> 1期でエミリアが死にまくったのはエルザが強すぎだったのとペテルギウスが初見殺しだったからです
死してなお評価が上がり続けるエルザさん
> 青髪の騎士は当初は本編でも出る予定だったそうですが、尺の都合で犠牲になった模様
尺の都合という最大の敵