いつまでも変わらないもの。
変わっていくことで手に入れたもの。上映開始から2週間経過しましたので
映画ゆるキャンの感想です。
以下、
ネタバレありなので注意


"いつまでも変わらない5人の関係"を見れるのと同時に
"大人になった彼女たちだからこそできた物語"を
見ることができる良い映画でした。
最初はメインキャラ全員を成長させることに関しては
驚きはしたものの、同時に不安もあったんですよね。
ただ、そんな不安を吹き飛ばすくらい良い映画に
仕上がっていましたので全くの杞憂でした。
この映画の内容を簡単に言ってしまうと
「成長した野クルの5人がキャンプ場を作るため奮闘する。」という内容でした。
「キャンプ」という娯楽を楽しんだ彼女らが
今度は誰かに楽しんでもらうための場所を作る。
という話は趣味を題材とした物語のゴールとしては
相応しいものだったと思います。
"自分が楽しんだものを後世に伝えていく"というのは
キャンプに限らず、趣味を楽しんだ側なら
誰でも思うことで、僕も何だかんだで
15年間それをやっていますから凄く共感するテーマでした。
本作のやりたかったことはまさにそこに
集約されていたんでしょうね。
ただ「高校生がキャンプ場作り」っていうのは無理があるから
そのために5人を大人にする必要があったんじゃないかと。
それと、それぞれ成長して仕事の都合で時間の合わなくなった5人が
一つの目標のために集まってもう一度一緒に行動するという内容は
「5人の友情は何年経っても健在」ということが
描かれていて良かった点ですね。
成長した5人がどういう仕事や生活をしているのか?
っていう部分もきっちり描かれるので、
なんか本編終了後のファンディスクっぽくもありました。

個人的に終盤でリンちゃんの「アレ」が登場したシーンは
原点回帰感があって良かったです。
原作は続いているけど、アニメのゆるキャンに関しては
この作品で完結でもよいと思えるくらい
集大成な作品でした。

しかし、この映画は鍋ものが美味しく頂ける冬に見たかった気持ちもありますね。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
« プリマドール 第2話「月と奏でる」 #プリマドール l ホーム l サマータイムレンダ 第14話「to be/not to be」感想 #サマータイムレンダ »