有馬記念でのオグリキャップと
タマモクロスの決着が描かれたお話でした。
天皇賞(秋)から負け続けてきたオグリキャップが
最後の最後でタマモクロスに勝利する流れは
史実通りなんですけど、
それをきちんと漫画的なエッセンスに落とし込んで
白熱する展開に昇華しているのが本当に面白いです。
■白い稲妻 タマモクロス「さぁウチとやろーや!!」の圧がアプリと違いすぎるっピ!!
実質白い稲妻篇のもう一人の主人公だったタマモクロス
思えばタマモクロスとは作品が始まった当初から
オグリのライバルとして設定されていた存在だっと思います。
・同じ葦毛のウマ娘な点
・地方出身で駆け上がってきた点
・苦労しながらも頑張ってきた努力家という点だからこそ"タマモクロスを超える"というイベントは
中央に行ってから無配を誇っていたオグリキャップにとって
超えなければいけない一番大きな壁だったんじゃないかと。
一度は完全敗北をした相手にリベンジして勝つって言うのは
少年漫画として王道ですからね。
■灰の怪物 オグリキャップ今回最大の見どころはついに領域に踏み込み
覚醒するオグリキャップですね。
これまで散々布石はあったので
有馬記念で覚醒するのは予想通りだったのですが
想像してたよりもカッコよくて熱かったです。
「走るために生まれてきた」という
純粋な気持ちで覚醒したのは今までの
覚醒シーンと違ってかなり穏やかな感じだったと思います。
怒りのスーパーモードではなく明鏡止水の心で
ハイパーモードになったみたいな感じですかね。
そのあとのタマモクロスと笑いながら走る光景が
本当に美しいんですよ。
アニメのテイオーとマックイーンは
「仲間だけどライバル」って感じがしたんですが、
シンデレラグレイのオグリとタマは
「ライバルだけど友達」って感じがするんですよね。
そんな感じで本当にこれが最終回と言われても
違和感が無いくらいの終わり方をした
第2章「白い稲妻篇」の完結巻でした。次章は
第3章「永世三強篇」ついにイナリワンが参戦。
ここからオグリキャップにとっては辛い展開が続きますね。
おまけ:アプリで追加された新シナリオについて

今回はライブがメインになるという話だったのですが
なんていうか
「敗者側の描写」がやたら多かったですね。
これは現実のアスリートやアイドルにも当てはまる部分でもあり、
競技という体裁を取っている以上どんなものにも存在しますから、
それに対してきちんと向き合ったのは良かったです。
あと、メインとなるウマ娘だけじゃなくて
モブウマ娘の出番が多かったからこそ、
このシナリオは完成されていたと思うんですよね。
シナリオ全体を通して
「なぜライブが必要なのか?」っていう部分にちゃんと説得力を持たせようとしていたあたりはとかは
他のシナリオに無い要素で、一番ファンと向き合うことに
力を入れていたと感じました。
オリキャラのライトハローに関しては本当に
応援したくなる人でした。
しかし、温泉どころか実家に連れ込むとか…
かーっ見んね葵!卑しか女ばい!
そもそもシナリオイベントでもナチュラルにトレーナーから夕飯に誘ってますからね。
でも成人済みでオリジナルキャラだから何か起きても別に問題ないよね!

勝った、第二部完!
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