せーにんの冒険記 EngageKiss 第９話感想 #engage

EngageKiss 第９話感想 #engage_kiss

「流す涙の意味を知らずに」

三上さんを殺した憎い悪魔の手先を倒せたねシュウくん。

これでかたき討ちができたねシュウくん。

しかも事件の真相に関わる記憶もゲットできたねシュウくん。

シュウくん大勝利ぃ！

…そうだね。そうだな。

彼だけが、その涙の意味を知らない。

自分が殺した相手が育ての親だったということさえも
忘れてしまっているシュウの姿が本当に切なかったです。
「記憶を消費して戦っている」という設定を
本当に上手い事使ってきたなと思いました。

しかも、マイルズを殺した後にマイルズとの過去をお出しするとかさ…
シュウが奪ってしまったものが、
彼にとってどれだけ大事だったかを
視聴者とキサラにだけわからせて曇らせて来るの
最高に人の心が無くてすき。

更に黒幕の正体が実の母親なのも容赦なさ過ぎる。
家族のために自分を切り売りして戦ってきたのに
その家族が自分を裏切っていたとかいう結末とか…
こんなのシュウの心壊れるだろ。
最終的に家族の記憶も失って憎い悪魔として母親も処理するんでしょうね。地獄かな？

結局のところマイルズは娘のために悪魔に魂を売ったみたいですけど、
そのために多くの人の命を奪ってきたのも事実で
彼のせいで道を踏み外した人も多いんでしょう。
その部分に関しては決して許されてはいけない点ですね。
だからまぁ自分が撃たれることも覚悟していたんだと思います。
その相手がシュウなのは何とも皮肉ですよね。
記憶を失ったことが彼にとって唯一の救いで幸福だった