■犯人は…
キクさんでした。
元々は仮面ライダーW本編以前よりミュージアムとも
関係を持っていた人物で、自らを実験体として差し出し
その力を裏家業に生かすことで巨万の富を得ていた。
自らの私利私欲のために犯罪を犯すドーパントが多い中
犯行の動機は完全に
「孫のため」という家族愛に
溢れるものだったあたり、完全に悪人として糾弾できない
本作では珍しいタイプの犯人でした。
まぁ子や孫のためとはいえ多くの人を手にかけてきたのも
事実なんでしょうし、どう取り繕うと犯罪者に変わりはないですが。
"家族を想う愛は時として人を怪人にさせる"という一例ですね。
■サイクロンジョーカーエクストリーム
翔太郎とフィリップが心身共に一つとなった
究極のW。その最大の力は
「解析力」というなんとも探偵ぽい能力で、
地球の本棚に直接アクセスして様々な情報を自由自在に
引き出すことができる。
今回はメモリ使用者の事を考慮してダメージが残らないメモリブレイクをするなど
翔太郎のお人好しやハーフボイルドさが現れてて良いなと思いました。
「相手の弱点を解析し、その弱点を突いて倒す」という
極めてシンプルだけど強力な戦い方が出来る。
専用武器のプリズムビッカーはWでは唯一の「剣」の武器で
そして盾持ちのライダーは結構レアですね。
■ハイドープ
ガイアメモリを長年使用し続けてきた結果、
一種の超能力に目覚めたメモリ使用者。メモリの力を限界以上に引き出せるようになるではなく
メモリを使用しなくても超能力が使用できる。
ハイドープの設定は風都探偵が初出になるのですが、、
W本編にもそれに近いメモリの使い手がいました。
テラー・ドーパント(園咲琉兵衛)なんかが一番それっぽかったです。
「恐怖」の名にふさわしく相手に恐怖心を抱かせるメモリなのですが、
彼は変身してもいなくてもその能力が使えてました。
さすがミュージアムのトップにしてラスボスその1

という事で謎めいた洋館での連続殺人事件は解決し、
裏風都の幹部たちと初対面することとなりました。
しかし、
事件現場が燃えてなくなるのも探偵ものではよくあることですね。
某名探偵の劇場版だったら派手な爆発と共に跡形もなく屋敷が吹っ飛んでたでしょうね。

来週から変身したあと卍解するのか
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この辺は予想の範囲内でしたけど、執事もグルだった事と、
本当に花嫁選びだったって言う事は想定外でした。
どんな理由であれ、裏で命を奪い続けてたので彼女もまた風都の女、
もとい風都の老婆であった事が伺えますけど、
愛故に悪の道を進む敵も少なからずいましたからね。
例えば風都の女代表格の園咲冴子、正真正銘の風都の女筆頭で、
彼女と結婚した男は皆死亡したり、敵に容赦なかったり冷酷さが目立ちますが、
井坂に惹かれてからは悪女であるが、愛も持ち合わせている風都の女にもなったので、
愛と風都の女は相入れないものというわけでもないんです。
サイクロンジョーカエクストリーム、常に地球の本棚とアクセスし続ける状態で、
即座に相手の能力対処や最適の戦い方がわかるなど、最強フォームではあるものの
1番の武器は単体の強さではなく、分析能力特化というのが強みなんですよね。
地球の本棚とリンクして即座に最適な戦い方ができる事が、
サイクロンジョーカーエクストリームの最大の強みと言って良いです。
ちなみに余談ですが、ドーパントの強化形態でXが入れられた怪人はいますが、
シンプルにXのガイアメモリで変身したドーパントってW本編でもその後の敵にもいないんですよね。
クレイドールドーパント エクストリームはメモリではなく、
ガイアプログレッサーと呼ばれる固体を取り込む事で進化した姿なので、
純粋なXのメモリで誕生したドーパントって1人もいないんですよね。
生き残った2人を見ていると、ガイアメモリにかかった思念さえなければ、
死んだ2人も喧嘩友達くらいの仲には収まってたんじゃないかと思えてきます。
彼女達もまた自分の意思ではなく、キクと執事の手によって寝てる間にコネクタを付けられたので、
元から悪女の要素を持っていたとしても、人の命を奪おうとしたり、
死体を破損させる程の正真正銘の悪女になる事はなかったと思いますから。
実際、難波くるみは事件終了後は久保倉環奈と仲良くなってましたし、
事が済んで生存していたら、意外に気があったり、喧嘩友達程度に収まってたとも思えるんです。
コメントどーも
> キク、万灯と繋がりがある時点で怪しいと思っていたので、
> この辺は予想の範囲内でしたけど、執事もグルだった事と、
> 本当に花嫁選びだったって言う事は想定外でした。
> どんな理由であれ、裏で命を奪い続けてたので彼女もまた風都の女、
> もとい風都の老婆であった事が伺えますけど、
> 愛故に悪の道を進む敵も少なからずいましたからね。
感想でも触れましたが「どう取り繕うと犯罪者」なんですよね。
間違いなく悪側の人間。だが悪には悪の事情があったという奴
> サイクロンジョーカエクストリーム、常に地球の本棚とアクセスし続ける状態で、
> 即座に相手の能力対処や最適の戦い方がわかるなど、最強フォームではあるものの
> 1番の武器は単体の強さではなく、分析能力特化というのが強みなんですよね。
その分、純粋な力で押してくる相手や
翔太郎が精神感応系に弱い弱点もある。
> 生き残った2人を見ていると、ガイアメモリにかかった思念さえなければ、
> 死んだ2人も喧嘩友達くらいの仲には収まってたんじゃないかと思えてきます。
> 彼女達もまた自分の意思ではなく、キクと執事の手によって寝てる間にコネクタを付けられたので、
> 元から悪女の要素を持っていたとしても、人の命を奪おうとしたり、
> 死体を破損させる程の正真正銘の悪女になる事はなかったと思いますから。
> 実際、難波くるみは事件終了後は久保倉環奈と仲良くなってましたし、
> 事が済んで生存していたら、意外に気があったり、喧嘩友達程度に収まってたとも思えるんです。
今回は「ガイアメモリと言う存在が人を魔物に変える」というケースでしたね。
コメントどーも
> ガイアメモリが起こした悲劇なのが、本当にやりきれない事件だな・・・・・。アクセルと戦ってる最中に、スマホで写真撮ろうとするスクリームには笑えたけど。改めてガイアメモリが害悪な道具であるのが分かる回だった。それを売りさばく連中も。
使う人が悪いのか、それとも道具そのものが悪いのか。
現実だと前者になりますが、ガイアメモリに関しては明らかに人を変貌させる魔力がありますからね。
鏡野家の風習そのものは代々続いていたようなので
恐らくキクさんも花嫁候補たちとの蠱毒を生き抜いているはず
だからこそ、ただ一人の孫にそんな汚れた裏側を見せたくなくて
自分の後継者という意味での「汚れ役」を求めたんだなあと
ただおまけアニメによればあの4人の中にアルコールメモリと適合できる者は居なかったらしく
もしも翔太郎とフィリップが来なかったら、花嫁候補全滅からの「補充」もあったかも、と考えるとゾッとしない話
悪趣味な金の亡者という仮面を剥ぎ取れば、その下にはすれ違いながらもお互いを想うオババと孫の家族愛があった(後、執事さんの忠義)
……無一文で風都を生き抜かないといけないお孫さん頑張れ、マジで頑張れ
初恋のOLさんが夜の女に転身する前に……!
コメントどーも
> アルコールメモリ自体は20年未満の付き合いだとしても
> 鏡野家の風習そのものは代々続いていたようなので
> 恐らくキクさんも花嫁候補たちとの蠱毒を生き抜いているはず
> だからこそ、ただ一人の孫にそんな汚れた裏側を見せたくなくて
> 自分の後継者という意味での「汚れ役」を求めたんだなあと
そうか、ガイアメモリ生産よりも昔に嫁いでるわけですから
そもそもガイアメモリを手にする前からそういうことしてたんですね。
> ただおまけアニメによればあの4人の中にアルコールメモリと適合できる者は居なかったらしく
> もしも翔太郎とフィリップが来なかったら、花嫁候補全滅からの「補充」もあったかも、と考えるとゾッとしない話
偶然居合わせた探偵が被害者を少なくさせたと考えると
フィリップの悪癖が幸運を呼んだとも言えます。
> 悪趣味な金の亡者という仮面を剥ぎ取れば、その下にはすれ違いながらもお互いを想うオババと孫の家族愛があった(後、執事さんの忠義)
> ……無一文で風都を生き抜かないといけないお孫さん頑張れ、マジで頑張れ
> 初恋のOLさんが夜の女に転身する前に……!
空也さんは「一見怪しそうに見えるけど完全に無害」というミスリードを誘う役割だったんだなと思います。
まさか本当に嫁選びだったとは。
このばあさん、ドライバー無しで長年メモリを使っているのに正気を失っていない。もしかして井坂並みの怪物だったかもしれない。もしくは鏡野家に嫁ぐぐらいの悪女だったから、元々常人ではないかもしれない。
変貌前の園咲家と付き合いがある人物は珍しいので、できればそこんとこもっと掘り下げてほしかったな。
コメントどーも
> 純粋悪ではない動機、物語の舞台の爆発、終幕までもきれいな探偵物の流れだった。
> まさか本当に嫁選びだったとは。
探偵ものとしてまだやってないネタをぶっこんだ形のエピソードでしたね。
> このばあさん、ドライバー無しで長年メモリを使っているのに正気を失っていない。もしかして井坂並みの怪物だったかもしれない。もしくは鏡野家に嫁ぐぐらいの悪女だったから、元々常人ではないかもしれない。
本編に出てていても井坂レベルの強敵になり得た存在だと思います。