「全てのフィールドがオープンワールドで描かれる
ポケットモンスター」という
かなり挑戦的な内容だったと思いますが、
ソード、シールド、アルセウスで培ったノウハウを
生かして更なる進化を果たしたと感じました。
なんかもうフィールド歩いてポケモンをゲットしてるだけで楽しいんですよ。
3つのストーリーや壮大なフィールドが用意されているので
ボリュームはかなり大きいように見えますが、
実際のところ寄り道しなければ
そこまで多くはなかったと思います。
ただ本作は
"寄り道を楽しむための物語"だと思うので、
この自由な世界を自由に歩んでいくことをお勧めします。
一方でバグが結構多かったり、
前作であった要素が削られていたりと
それなりに問題もあったのも事実ですね。
自分もプレイ中3回ぐらいフリーズしました。
…オートセーブ機能オンにしていて助かりました。
以下、ストーリーとキャラについての感想
■チャンピオンロードジムバッチを入手してポケモンリーグに挑み
チャンピオンを目指すという
従来のポケモンのストーリーを継承した内容。
一番好きなジムリーダーはナンジャモで
一番印象に残ったジムリーダーはアキオさんでした。
このシナリオでメインとなるキャラはネモ。
本作のライバル枠なのですが、
作中開始時点で既にチャンピオンになっているという
これまでになかった設定のライバルでした。
やたらポケモンバトルを望むバトルジャンキー的な部分もあって、
主人公が強くなるたびにワクワクしたりする点は
ハンターハンターのヒソカぽかったです。
■スターダスト★ストリート学園の不良軍団「スター団」を倒していく内容で
こちらはシリーズ伝統の「〇〇団」と対峙する
ストーリーが元になっていると思います。
しかし、今回は悪の組織でもなければ
厄介ファンでもない、ただの不良生徒で
しかも元はいじめられっ子が蜂起して
作られた背景が明かされるので、
歴代でも一番健全な団だったと思います。
なんていうか、今回のポケモンは
極端に悪い存在がいなかったように感じますね。
とりあえずクラベル校長にはごめんなさいしないと。
このシナリオでメインとなるキャラは「ボタン」
彼女がカシオペアだってことはかなり
早い段階で気付いていましたし、
スター団の真のボスだということも
わかりやすかったと思います。
ただ
ブイズパ使ってきたのが一番驚きましたね。
■レジャンドルートスパイスを求めてぬしポケモンを倒していくお話。
特定の巨大化してる個体と戦うというのは
アルセウスっぽさを感じる内容でした。
ただ、3つのシナリオの中で一番重い話だったのも事実で
「ジムとか行ってる場合じゃねぇだろ!」ってなるのは誰もが通る道です。
真ルートの内容にも触れるので
実は一番本筋に近いルートだったと思います。
このシナリオでメインとなるキャラは「ペパー」
初対面の相手に対して当たりがキツイこと以外は
完璧な本作屈指の良キャラ。
むしろあんな家庭環境でよくああもいい奴に育ったよなと思います。
しかし「ポケモン勝負は苦手」とか言ってたのに
実際戦ってみると滅茶苦茶強かったです。
本作で一番苦戦したのはペパー戦でしたね。
■ザ・ホームウェイ3つのルートをクリアすると解禁される真ルート。
パルデアの大穴の謎に挑むというもので
3ルートで大きく関わった3人と共に
最後の冒険に挑むという内容。
ギャルゲーで言うと
全ヒロイン攻略完了後に
解禁されるトゥルーシナリオみたいなものですね。
今回は伝説のポケモンが最初から最後まで相棒的な存在だっただけに
ラスボス戦の演出は過去最高ものだったと思います。
良いよね…最後の最後で相棒に
「キミに決めた」する展開。
かつて負けた相手と対峙して劣勢から逆転して勝利する点や
トレーナーが一緒にいたから勝てた点、
そして仲間が全員応援してくれる点が
すごくアニメの最終決戦っぽさを感じましたね。
あと全て終わったあとに仲間と一緒に
「寄り道してから帰る」ってところが凄く良かった。
エリアゼロでの戦いは終わったけど
この4人と1匹にとって冒険はまだまだ続くんだ
っていうのが感じられて最高でした。

手持ちはこんな感じになりました。
・ウェーニバル(水/格闘)最初に貰った御三家のクワッスの最終進化系。
飛行タイプ付与かなと予想してたけど、
格闘タイプ付与のバシャーモ的な進化でした。
飛行タイプの技も使えるので対応できる範囲がかなり広い。
うっかりやで食べるのが大好き。
・タイカイデン(電気/飛行)ジェネリックサンダー的なタイプのポケモン。
このパーティーでは唯一の特殊アタッカーで
スピードもパーティ最速なので、とりあえず
初見の敵に対して使ってボルトチェンジする切り込み隊長。
いじっぱりで好奇心が強い。
・ソウブレイズ(炎/ゴースト)ロックマンに出て来そうな感じの見た目のポケモン。
カッコいいビジュアルにカッコイイ専用技を貰えた
通しやすい炎・ゴーストタイプの物理アタッカー
むじゃきで暴れることが好き。
・ドオー(毒/地面)リージョンフォームしたウパーから進化した新種のポケモン。
「ちょすい」のおかげで水タイプが利かないので
御三家相手にはめっぽう強い。
ヌオーとは違った魅力があると思う。
メガホーン覚えたのは驚きました。
れいせいで昼寝をよくする。
・デカヌチャン(フェアリー/鋼)小さい子がでかい武器を持って戦う姿に
ときめくオタクの性を現したかのようなポケモン。
眠るときにハンマーをベッド替わりにしてるのがめっちゃ可愛い。
まじめで体が丈夫。
・セグレイブ(ドラゴン/氷)ウルトラ怪獣みたいな見た目の本作の600族担当。
物理攻撃種族値145から繰り出される
威力120の専用ドラゴン技はかなり強力。
(デメリットはあるけど)
猪突猛進的な技を繰り出すが
しんちょうでのんびりするのが好き。
とりあえず1周目は新ポケ使ってパーティー内のタイプが被らないようにしました。
まとめ:
好きに歩めばよい。
寄り道しても良い。
速足で進んでも良い。
けどこの冒険はきっとあなたにとっての「宝物」になる。そんな作品でした。
フリーシナリオにしたのもそういう
自分の足で歩いて選択することを
プレイヤーに選ばせたかったんじゃないかなと感じます。

冒険はまだまだ続く
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ネモ、チャンピオン枠が複数いるパルデアの象徴とも言えるキャラですね。
今作のチャンピオンはその地方の王者的な意味じゃなく、
最高ランクのトレーナーという意味なので、
オモダカ以外にもチャンピオンがいても不思議じゃありませんし、
最初からチャンピオンランクにいても違和感ないから納得しました。
パルデア地方がアニポケに追加された際にサトシの新ライバルになってほしいキャラです。
性格が女版サトシって感じがしますし、ネモの基本的な性格考えると、
最強のトレーナーのサトシに積極的にバトル挑もうとしても違和感がありませんから。
スターダスト★ストリート
3つのルートで一番最後にクリアしました。
メロコは倒さないと次に進めないので途中で倒しましたけど、
残りのスター団アジトはスルーして後からやれるのが大きいです。
ピーニャのアジトなんて一件、通路妨害してるように見えましたが、
崖から落ちて下の砂漠から通れば、ピーニャ無視してカラフシティに行けますしね。
アニポケでコハルが続投するのならボタンと絡んでほしいですね。
同じイーブイ系のキャラですし、正体知らずに交流を深めていく感じで。
レジャンドルート
「ジムとか行ってる場合じゃねぇだろ!」
ポケモンの言う事聞かせられる上限の為に、
基本的にジム優先でクリアしていたので、
ミライドンの移動手段で行き詰まらない限りは、
スター団共々、放置してました。
ペパーで思った事は、これアニポケで出る場合、
リーリエ一家レベルの改変がないとキッズアニメで流せないなと思いました。
博士の生死とか絶対にゲーム通りに出来ない、
良くて研究中の事故で行方不明(生死については全く触れない)が限界だと思います。
僕はバランス良く高レベルに育てて回復道具も十分過ぎるほど用意して挑むタイプなので、
割と手こずらなかった印象ですね。
マスカーニャ、ガブリアス、イルカマン、オーロンゲ、カエンジシ、ルガルガンの6匹で、
6匹とも、レベル70〜80くらいで最後の戦いに臨みました。
大体の人がやる経験値稼ぎがオープンワールドとピクニックの特質を上手く利用した方法になるのは多分スタッフも狙ったとは思いましたが、まさかチェンソーマンの歌詞が被るとは想定外だった筈。
何故か全てをクリアすると男キャラに魅力的なキャラが多くなる作品でした。まさか実質リーリエ枠がペパー先輩になると誰が思ったか。アニポケのニャビーの話を見た後では、「老犬」て時点で不吉な予感がしてましたが、無事に復活して良かった。
先生もヤンクミのノリのキハダ先生、金八先生ぽさがあるハッサク先生と個性的で良かったです。ラビリスタ系の沢城みゆきキャラ感のあるレホール先生や、ミモザ先生が初見だと好きでしたが、最終的にクラベル校長、四天王最後の壁ハッサク先生が好きな人が結構いるという絶妙なバランスだったと思います。
スター団も歴代で一番優しい悪の組織(?)だったと思います。ボタンが「佐倉双葉に雰囲気が似てる」と言われていたのが、ブイズパなのは驚いた。悠木碧さんもブイズ大好きって言ってたような…?
ザ・ホームウェイは「メイドインアビス」「倫理観が少し残ったボ卿」「バイオレットだとペパー先輩が実質リコ」「テツノハカセ」とネタにされたのは笑えないけど理解るのが…。
まさかの「7匹目」という展開は驚きました。インディーズゲームではよくあるシステムを利用した演出をまさかポケモンでやるとは感動した。アルセウスでは「絶望の7匹目」だったのが「希望の7匹目」になったのも印象的でした。
そして最後の最後に「元祖ポケモンでテレビに映っていた内容」を持ってくるのは泣きました。
本当にシナリオが良い作品でした…が、バグは本当に多かった。まあダイパリメイクよりはまだマシなバグが多かったのが幸い。
服も乗車中は技術的に無理だとしてもせめて町中では上着やジーンズ類の着せ替えが出来るようにしてほしかったとは思ったりはしました。
コメントどーも
> 僕は良個体だったのかバグによるフリーズはなかったですねパッケージ版。
ダウンロード版だったので、フリーズしたのかもしれません。
> ネモ、チャンピオン枠が複数いるパルデアの象徴とも言えるキャラですね。
> 今作のチャンピオンはその地方の王者的な意味じゃなく、
> 最高ランクのトレーナーという意味なので、
> オモダカ以外にもチャンピオンがいても不思議じゃありませんし、
> 最初からチャンピオンランクにいても違和感ないから納得しました。
チャンピオンは一人ではなく複数いていいというのは
今までのシリーズに無かった要素ですね。
> スターダスト★ストリート
> 3つのルートで一番最後にクリアしました。
クリアした時の恩恵がLPとわざマシンの追加だけだったので
あまりうま味は少ないなと思って後回しにしてましたね。
> レジャンドルート
> 「ジムとか行ってる場合じゃねぇだろ!」
> ポケモンの言う事聞かせられる上限の為に、
> 基本的にジム優先でクリアしていたので、
> ミライドンの移動手段で行き詰まらない限りは、
> スター団共々、放置してました。
移動手段が増えるっていう恩恵がこの作品では大きすぎる
> ペパーで思った事は、これアニポケで出る場合、
> リーリエ一家レベルの改変がないとキッズアニメで流せないなと思いました。
> 博士の生死とか絶対にゲーム通りに出来ない、
> 良くて研究中の事故で行方不明(生死については全く触れない)が限界だと思います。
リーリエ一家はかなりマイルドにしたけどそれでも原作に近い形で
アニメ化したのは本当に凄かったですね。
> 大体の人がやる経験値稼ぎがオープンワールドとピクニックの特質を上手く利用した方法になるのは多分スタッフも狙ったとは思いましたが、まさかチェンソーマンの歌詞が被るとは想定外だった筈。
あまりのラッキー過労死っぷりに
ラッキーがパラドックスポケモンになっておもおかしくない。
> 何故か全てをクリアすると男キャラに魅力的なキャラが多くなる作品でした。まさか実質リーリエ枠がペパー先輩になると誰が思ったか。アニポケのニャビーの話を見た後では、「老犬」て時点で不吉な予感がしてましたが、無事に復活して良かった。
「ムーランドはどこロト?」「聞くな」
> 先生もヤンクミのノリのキハダ先生、金八先生ぽさがあるハッサク先生と個性的で良かったです。ラビリスタ系の沢城みゆきキャラ感のあるレホール先生や、ミモザ先生が初見だと好きでしたが、最終的にクラベル校長、四天王最後の壁ハッサク先生が好きな人が結構いるという絶妙なバランスだったと思います。
正直授業を全く受けずに旅だったので先生たちの印象に関しては
クリアしてからの方が強くなりましたね。
> スター団も歴代で一番優しい悪の組織(?)だったと思います。ボタンが「佐倉双葉に雰囲気が似てる」と言われていたのが、ブイズパなのは驚いた。悠木碧さんもブイズ大好きって言ってたような…?
情報担当に眼鏡の陰キャっぽい女の子ですから…
確かに双葉っぽい要素多いなと思います。
> ザ・ホームウェイは「メイドインアビス」「倫理観が少し残ったボ卿」「バイオレットだとペパー先輩が実質リコ」「テツノハカセ」とネタにされたのは笑えないけど理解るのが…。
> まさかの「7匹目」という展開は驚きました。インディーズゲームではよくあるシステムを利用した演出をまさかポケモンでやるとは感動した。アルセウスでは「絶望の7匹目」だったのが「希望の7匹目」になったのも印象的でした。
モンスターボールが使用不可能になるという展開は今までで一番ピンチを感じましたし
だからこそ「7匹目」の存在に気付いた時は鳥肌立ちました。
そうか…お前は最初からずっと一緒にいたもんな。
> そして最後の最後に「元祖ポケモンでテレビに映っていた内容」を持ってくるのは泣きました。
スタンドバイミー
> 本当にシナリオが良い作品でした…が、バグは本当に多かった。まあダイパリメイクよりはまだマシなバグが多かったのが幸い。
> 服も乗車中は技術的に無理だとしてもせめて町中では上着やジーンズ類の着せ替えが出来るようにしてほしかったとは思ったりはしました。
正直服装に関しては「学生」っていうのを表したかったからなんでしょうけど
おかげで自由度が少なくなったなとは思いました。
そこはサンムーンや剣盾の方が良かったですかね。